JICA中南米2所長報告会:JICAウルグアイ 山本美香所長/JICAセントルシア 三村一郎所長 2024年11月14日(木)午前10時~11時30分(日本時間) - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

JICA中南米2所長報告会:JICAウルグアイ 山本美香所長/JICAセントルシア 三村一郎所長 2024年11月14日(木)午前10時~11時30分(日本時間)


JICA、国際協力機構は、中南米(ラテンアメリカ・カリブ)地域33か国のうち23か国に拠点を設け、現場のニーズを収集・分析しながら、日系企業を含む多様なパートナーと連携しつつ、技術協力、資金協力、民間連携事業、ボランティア派遣など、さまざまな国際協力を行っています。

中南米において政治や経済が安定している国の一つがウルグアイです。経済成長による所得の増加とともに貧困層の減少や格差の是正も進んでいます。2018年にはOECDの開発援助委員会(DAC)のODAリストからも外れており、今後は国際社会におけるパートナーとして、気候変動分野やインクルーシブ開発などで協働していく国といえます。そして、今年2024年は日本カリブ交流年、日・カリコム事務レベル協議が開始されてから30年目を迎えました。日本、カリブ双方で様々な交流イベントが企画・実施されています。カリブ地域の多くは小島嶼国からなり豊かな自然を楽しむ観光業が盛んです。他方で、ハリケーン等自然災害が多発する地域でもあり、自然災害への脆弱性対策や環境保全など持続的な開発を進めるための課題が多く残されています。

今般、ウルグアイ、セントルシアの現場で陣頭指揮をとられている所長を講師としてお迎えし、報告会を開催致します。それぞれの国で体感された社会、経済等の実態に加え、活動状況、協力の方向性をご報告いただきます。

20241114 JICA2所長 講演会[PDF]

日 時 2024年11月14日(木)午前10時~11時30分(日本時間)、2024年11月13日(水)夕刻から夜(中南米時間)
形式 ZOOMによるウエビナー
講演題
1.ウルグアイの現実と可能性~小さな国の挑戦~
山本美香 JICAウルグアイ所長
南米共同市場(メルコスール)の一員であり、経済的・社会的に安定した民主主義国家であるウルグアイは、エネルギー・農林畜産業などの分野でイノベーションを推進しています。DACのODAリストから卒業した同国は、域内の発展に貢献すべく積極的に取り組んでおり、JICA事業において重要なパートナーです。また、今年はウルグアイも選挙の年であり、政党が変わっても事業は継続されると言われる同国ですが、現段階では野党と連立与党の支持率は拮抗しています。Uruguay Naturalを掲げ、イノベーション・ハブを目指すウルグアイついてご紹介できればと思います。
2.東カリブ諸国から小島嶼国支援を考える
三村一郎 JICAセントルシア所長
小島嶼開発途上国(SIDS : Small Island Developing States)は、小さな島で国土が構成される開発途上国であり、地球温暖化による海面上昇等の被害を受けやすく、島国固有の問題(少人口、遠隔性、自然災害、海面上昇等)による脆弱性のために、持続可能な開発が困難とされています。また、昨今、特にSIDSは気候変動による影響から特に注目をされています。

今回の報告では、10か国のSIDS対象国を所掌していたセントルシア事務所(現支所)での活動を通じて感じた、SIDS特有の狭隘性、脆弱性等を踏まえたSIDS支援について少し考えてみたいと思います。

講師 山本美香 JICAウルグアイ所長
三村一郎 JICAセントルシア所長
主催 一般社団法人 ラテンアメリカ協会
参加費 会員無料、非会員1,000円、大学院・大学生は無料
申込期限 2024年11月11日(月) (日本時間)

お申込み

下記Webサイトより、2024年11月11日(月) (日本時間)までに、お一人ずつご登録ください。お早めにお申込み頂ければ幸いです。
https://latin-america.jp/seminar-entry

お問い合わせ

一般社団法人 ラテンアメリカ協会事務局
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル120A
Tel: 03-3591-3831、E-mail: info@latin-america.jp