【演題】「ドミニカ共和国の長期高度安定成長の秘訣とビジネス機会」
【講師】高木 昌弘 駐ドミニカ共和国特命全権大使(前週に帰朝されたばかり)
【日時】2024年10月23日10:00~11:30am(~13:00講演後に立食交流会)
【場所】米州開発銀行アジア事務所会議室(リモートとのハイブリッド開催)
【参加者】54名
講演の前の週に帰国されたばかりの高木大使は、野球以外であまり知られていないドミニカ共和国について、どうして野球が強いのかを含めて、その魅力を分かり易く、熱意を込めて話された。
特にその良好なビジネス環境については、「意外に大きな国」であり、政治的な安定を保ち、最近20年間の平均成長率が5%と高いこと、国内に87カ所ある米国への輸出を前提とした官民フリーゾーンの存在、等を紹介された。
そうしたドミニカ共和国に対する日本企業の進出はまだ少ないが、既進出企業2社は工場数を増やしており、最近になって矢崎総業が進出を決める等、注目を集めつつある。
講演後の質疑応答では、多方面にわたる多くの質問が出されたが、いずれも丁寧にお答えいただいた。
① 医療機器関連の輸出国としてドミニカ共和国の強みは何か、
② 水インフラの現状と財閥系企業の存在について
③ 一人当たりGDPが1万ドルを超えたドミニカ共和国におけるODAの今後
④ 国境を接するハイチとの関係、
⑤ 日本でドミニカ共和国が知られていない理由
⑥ 大学に日本文化、日本語等の講座はあるか
⑦ 輸出拠点としてのメキシコとの比較
⑧ 中国と国交樹立後の中国との関係
⑨ 地下鉄プロジェクトの状況
⑩ エネルギー源とエネルギー政策
⑪ メキシコの自動車産業との関係、等々
<会員限定:資料・録画>
講演会資料:高木 昌弘氏 駐ドミニカ共和国特命全権大使「ドミニカ共和国の長期高度安定成長の秘訣とビジネス機会」