JICA所長報告会:坂口幸太 JICAドミニカ共和国所長兼ハイチ支所長 日本時間:2025年9月2日(火)午前10時~11時30分 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

JICA所長報告会:坂口幸太 JICAドミニカ共和国所長兼ハイチ支所長 日本時間:2025年9月2日(火)午前10時~11時30分


JICA、国際協力機構は、中南米(ラテンアメリカ・カリブ)地域33か国のうち23か国に拠点を設け、現場のニーズを収集・分析しながら、日系企業を含む多様なパートナーと連携しつつ、技術協力、資金協力、民間連携事業、ボランティア派遣など、さまざまな国際協力を行っています。

中南米の魅力のひとつが豊富な観光資源にあります。各地に歴史的な文化遺産が点在し、雄大な自然が生み出す多彩な風景、カリブ海などの美しい海岸、音楽などが訪れる人を魅了します。同時に、このような国々においては、気候変動や災害に対する脆弱性や経済的格差、インフラ未整備、環境問題等の課題が存在し、持続的発展や人間の安全保障への障がいとなっています。

カリブ地域は、スペイン語圏のドミニカ共和国、キューバ、フランス語圏のハイチ、英語圏諸国(ジャマイカなどの島嶼国及び南米大陸に位置するガイアナ、スリナム)、米、仏、蘭領の小島がそれぞれの経済・文化を形成し、規模は大きくないながらも多様性に富んだ魅力あふれる社会経済圏を構成しています。

また、ドミニカ共和国との間では「共創」と「革新」を進めるための新規事業「Artist in Project」を実施しました。「映画×コミュニティ開発」、「ファッション×農産業開発」、「音楽×非感染性疾患予防」といったJICAが媒介となるCross Pollination(交雑受粉)によって、エモーションに突き刺さる国際協力の枠・幅を拡げる活動事例が生まれております。

今般、ドミニカ共和国、ハイチ及びカリブ地域諸国を所掌するJICAドミニカ共和国事務所長を講師としてお迎えし、報告会を開催致します。それぞれの国で体感された社会、経済等の実態に加え、活動状況、協力の方向性をご報告いただきます。

日 時 2025年9月2日(火)午前10時~11時30分(日本時間)
2025年9月1日(月)夕刻から夜(中南米時間)
形式 ZOOMによるウエビナー
講演題
ドミニカ共和国及びカリブ共同体加盟国(*1)小島嶼国、多様な開発状況
ドミニカ共和国は、法の秩序を守る民主主義国家として、鉱物資源や観光業を中心に中南米で最も安定的に成長してきた国の一つです。この国は、2023年に外交関係90周年、2024年に国際協力60周年、2025年にボランティア事業40周年、2026年には移住70周年を迎える節目を迎えます。しかし、気候変動による自然災害やそれに伴う二次災害がリスクとなっており、都市環境問題も顕在化しています。さらに、経済基盤インフラである電力や水供給、教育、保健といった社会開発分野においても課題を抱えています。
隣国ハイチは、ドミニカ共和国とは対照的に混沌とした状況から抜け出せずにいます。また、ハイチを除くカリブ共同体加盟国 は所得水準が一定程度高いですが、小島嶼国特有の脆弱性が存在し、開発課題は多岐にわたります。
今回の報告では、当該地域の現状と安定した質の高い成長に向けたJICAの取り組みを紹介します。さらに、共創と革新を目指した新規事業として実施した「Artist in Project」の概要とその成果についても併せてご紹介いたします。

(*1)アンティグア・バーブーダ、バハマ、バルバドス、ベリーズ、ドミニカ、グレナダ、ガイアナ、ハイチ、ジャマイカ、モントセラト、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、スリナム、トリニダード・トバゴ

講師 坂口 幸太 JICAドミニカ共和国所長兼ハイチ支所長
主催 一般社団法人 ラテンアメリカ協会
参加費 会員無料、非会員1,000円、大学院・大学生は無料
申込期限 2025年8月28日(木)(日本時間)

お申込み

下記Webサイトより、2025年8月28日(木)までに、お一人ずつご登録ください。お早めにお申込み頂ければ幸いです。
https://latin-america.jp/seminar-entry

お問い合わせ

一般社団法人 ラテンアメリカ協会事務局
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル120A
Tel: 03-3591-3831、E-mail: info@latin-america.jp