執筆者:ピーター藤尾(在サンテイアゴ)
「2025年12月1日~7日」
「政治」
1)ボリッチ動向
警察軍の警察学校で行われた警官の就任・退任式に出席して警察官にお祝の言葉を述べました。首都圏で新幼稚園の開園式に参加して、小さな子供を育てるのが親・社会の責任ですとしました。
そしてチリの経団連の催事に参加して「私はこの4年間、チリの政治・経済の発展に力を入れ、進歩があったのを見守りました」とコメントしました。もちろん評論家からそれと全く違ってチリの進歩はこの4年間見られないとする厳しい意見が出ました。
2)大統領選挙
あと1週間とは思えません。全く盛り上がりません。来週選挙があるように見えません。テレビのニュースでも選挙・選挙と言う感じは無いです。もっとも新聞の週末版は選挙特集が多いですが。さてハラとカストの討論会がありました。ハラがカストに質問すると、「そのうちそのうち」と回答がありました。ハラはAかBのどちらか質問しているのに、そのうちそのうちでは回答になっていませんとすると会場から拍手が出ました。討論が終わってから、どちらが勝ったと思いますかと質問が出ると、ハラ41%カスト40%でした。引き分けが19%です。もっともそれはどちらに投票するかではありません。次の火曜日にテレビで両者の最終討論会があります。ハラは宣伝活動をしても自分の評価が上がらないが、この討論会でバッチリたたけば少しは差が縮まるのではと考えるでしょうね。
もっとも来週の投票でカストが勝つのは間違いないでしょうが。
駐チリのアメリカ大使がカストと面談し、チリとアメリカの友好を確認しました。
元中銀総裁が「最近の3政権(バチェレット、ピニェラそしてボリッチ)の動きを見れば、左右の政権でもチリ経済が大きく変わることは無いと言うことが確認できる。
今回の選挙で私は白紙かカストに投票したい」としました。カストが抜群だと言うのではないが共産党のハラには入れられないと言うことですね。
「経済」
1)銅価格と為替
銅価格・株式市場価格で今週も新記録が出ました。そんな毎週新記録なんてどこから来るのでしょう。銅価格はロンドン市場で1ポンド5.28ドルを出しました。為替は1ドル918ペソとペソ高が続いています。株式市場IPSAは10243ポイントまで上がりました。今年に入って市場は52%上昇しましたが、それは1993年以来の高い数字です。この傾向を見てそうか株に投資をすべきなのかと思う人がドンドンでるのですね。私は株は持っていませんが・・・。いつまで好調が続くかな?
2)GDP
10月は2.2%の上昇になりました。そして今年度は2.3%のアップになりそうとか。何とか生き延びていますね。さてTVNが経営は少し良くなったが赤字継続です。TVNは日本ではNHKです。国が運営しますが、TVNは民間と同じように番組のスペースを販売して各社の宣伝を流します。その他の民間テレビは黒字ですから、経営の仕方に問題があるわけですね。
それから家屋の販売が停滞しているので新築家屋の販売数が過去最大になったとか。作っても売れないのですね。まだまだ増えるかな?
3)物価上昇率IPC
11月の数字は0.3% そして今年の合計は3.7%でした。大きな動きは無いですね。
「一般」
1)犯罪
私服警察PDIの元総督エスピノサが5年の有罪判決を受けました。1.5億ペソの罰金も課せられました。警察のトップがこの刑です。元ビタクラ区長ララインは不法行為をしたと5年の懲役と4800万ペソの罰金刑を受けました。ビタクラは首都圏の有名な区の一つです。
中国人マフィアがメイグ地区を抑え、麻薬の販売も含め大きな利益を上げているとか。そのグループのトップが逮捕され裁判になりました。その関連で合計18名が逮捕されました。その内16人とほとんど全部が中国人です。メイグ地区は不法の屋台の店の営業が問題になっているところです。
マイプのモールで襲撃事件が起きました。 7人組が首都圏のマイプ地区のモールに銃を持って入り商店の物品を奪いました。死傷者は出ませんでしたが。
高校で学生の暴力事件が頻発ですが、なんでも今年に入ってから25件の事件が幾つかの高校で起きたとか。学校も首都圏知事も、警察も政府もじっと見守るだけで事件を抑える・終焉させる力が無いようです。先生が学生に脅されながら授業をしているとか???学校の敷地は小さいですよね。その中に閉じこもるのは簡単ですが、自由に出入りは出来ませんね。そうしたらどうしてその犯人グループを拘束できないのでしょう。素人の私には不可解です。
国境問題
ペルーは今年に入って犯罪が増え、それが移民に関連しているとし、特にベネスエラ人ですが、移民の入国を厳しく管理するとしました。その不法移民がチリから入ってくるとして、今回の国境問題が起きました。移民出国をちゃんと管理していないとチリを批判しています。ペルーは過去8年で7名の大統領が就任していますから、政権が落ち着いていないのは明白ですね。カストは自分が大統領になればこの問題は即時に解決するとしています。部下をアリカの現場に送って調べさせたとか。
ちょっと前までペルーやボリビアの国境からチリに不法移民が入国していたのですが、大きな変化ですね。
2)不法建設の排除
都内のバルネチア区で不法に建築された30軒の木造家屋が重機で壊されました。私たち家族が住む家を壊すなんてと涙ぐむ人がニュースに出ました。その区長は「まだあと100軒ほど不法建築が残っている。来年は年初からそれに取り組みたい」とコメントしています。そして隣州にあるサン・アントニオのチリ最大規模の不法建設を削除する期限が来ました。裁判所はその削除を認めましたが、政府がその日時を決定することになります。110ヘクタールの広さで11000人が住んでいます。家屋省関係者が前のピニェラ政権も何もしなかったとコメントしていますが、それは自分たちが4年間問題を放置したことの言い訳にはなりませんね。他人の土地に家を建て、そのうち電線も自分たちで引いて通常生活が送れるようにしたわけですが、政府がそれを見過ごしていた・見逃していたわけです。ボリッチ政権の最後にすっきりさせるかな?それともまた言い訳をして次の政権に任せるか。
3)3連休
明日の月曜日がカトリックの祝日なので3連休になり、42万台の車が首都圏から郊外に出て行ったらしい。そして3連休の最初の日の土曜日に22件の事故が出たとか。今の所、死者はないようです。 以 上
「2025年12月8日~14日」
「政治」
1)ボリッチ動向
チリの詩人ガブリエラ・ミストラルがノーベル賞を受領して80年になりました。その記念式に彼は参加してチリの誇りだと彼女を讃えました。
チリ人権委員会がありました。ボリッチは市民の権利を大事にするのは社会の責任だと発言しました。
週末、パタゴニアに行きました。仕事ではありません、選挙の投票です。部下が彼に「ボリッチさん。あなたの現在の住居の近くの学校が投票所になっていますから、そこなら投票所まで歩いて5分の距離ですよ。プンタ・アレナスまで投票に行くのは政府にとって大変な時間・経費の無駄遣いになります」と言えば、ボリッチはその人を解雇するかな?
朝一番で投票を済ませたボリッチはサンティアゴに戻ると夕方に奥さんに付き合って都内の学校の投票所に。もちろんその後、モネダ宮殿に行き、選挙の結果の検討を夜中まで続けることになっています。
週日に誰が選挙に勝っても、その人を月曜日にモネダ宮殿に招待すると彼はコメントしていますから、明日、カストと1対1で話し合うことになります。4年前と全く違う状況ですね。
2)大統領選挙
選挙前の予想通り58対42とカストの圧勝でした。投票の義務制がなければ、多くの人が投票しなかったと思います。投票しないと10万ペソほどの罰金が来ます。
それほど今回は面白くない選挙でした。前回のボリッチ対カストよりひどかったです。
とは言え、まだ8時ころの明るい夜ですが、たくさんの車がクラクションを鳴らし国旗を振って走っています。
1988年の軍事政権継続可否の投票は私の人生で最大の緊張・興奮をもたらしました。その翌年に第1回民主化以降の大統領選挙がありました。
その時期は政治が社会を変えると国民が信じていましたが、今回は全く変わり、かってにやってくれと考えています。誰が大統領になっても同じように進むのでしょうか?カストの政権が始まると、暫くして左翼が、共産党や新左翼が以前のような社会騒乱を起こすと思います。
さてもうカストの政権で誰を大臣に起用するか話題になっています。
彼の政権が始まって最初の90日でボリッチとは違うことを証明するでしょね。国境の警備(出入国の管理)、そして犯罪を少なくする。例えば毎週のように問題になる
メイグ地区はクリスマスが近づくとそこにプレゼントを買いに行く客が増えるので衝突が日常化します。カストは警官の他に軍隊を置いて力で抑えるでしょうね。
IMFの推定では来年のチリのGDPは伸び悩むとなっています。ボリッチの置き土産ですね。それをどうするか、どうしてその数字を少しでも上げることができるか、誰を大臣にするかになりますね。
左翼内でも共産党がリーダーシップを握るのか、以前のように中道左派が中心になるのか揉めそうです。
過去20年間、毎回、左右の政権交代がありました。それが今回も継続したわけです。
サンティアゴの地下鉄は今日は全線、無料で乗ることが出来ました。投票者の移動の援助ですね。
3)国会
火曜日の議事に103人議員が多数登院せず中止になりました。出席したのは48議員。正式に不参加の許可を得ていた人もいますが多数は理由なしに欠席です。罰金16万ペソを払わされます。10月にも同じ状況があったとか。2回連続で不参加の議員の名前を発表すれば、大惨事?になるはずです。そんな議員に投票するなとなるでしょう。
4)外交
第3次世界大戦が起きそうだと言われますが、その時、南米の国の中で戦争の結果に関わらず何とか現状を維持できそうな国が2つあるとされています。
それはウルグアイとチリです。その推定は当たるかな?
アメリカの関税でラテンアメリカ諸国の中で従来は一番低い数字の国がチリでしたが、それが代わり4番目になってしまいました。アルゼンチンより高くなりました、トランプの個人の好みで数字を入れ替えるのですね。その数字が一番ひどいのはブラジルです。
そのトランプはベネスエラとの戦争を考えているようですが、チリ在住のベネスエラ人に彼らの考えを聞いた特集が新聞に掲載されました。それによるとトランプがマドゥロ政権を潰せばベネスエラは良くなると考える人が多いようです。自分が母国を逃げ出した理由があるからでしょうね。
「経済」
1)銅価格と為替
また新記録が続出です。銅の価格は1ポンド5.36ドルまで上がりました。新記録です。このため為替は1ドル917ペソと今年一番のペソ高値です。株式市場は19400ポイントまで上がりました。今、株を買わなければ損ですよとする声が溢れているようです。いつまで続くかその風潮。
アメリカ連銀が米国債を買う作業をまた始めましたが、金融バブルが直ぐ先に見えるようです。それで金相場が上昇していますが、それが銅にも影響でしょうか?
今週、ガソリン価格が少し下がりました。原油価格との関連が良く分かりませんが、政治的な動きでしょうね。
「一般」
1)犯罪
首都圏ニュニョア区で非合法のカジノに区の手が入り差し押さえられました。オーナーは中国人でした。毎週こうして中国人の名が出ます。この他にアラウカニア州のラウタロで不正カジノに手が入り、205台の機械が没収されました。そこも中国人のオーナーでした。
首都圏で不正ディスコに警察の手が入りました。住民は騒音が治まると大喜びとか。もっと早くからそれをやれば良いと思いますがボリッチも最後に動いているのかな?
医師から自宅療養の指示を受けて仕事を休み、その期間に海外旅行などを楽しんだ不正職員の処罰が問題になっていますが、その自宅療養の指示書の発行が昨年の半分くらいに減っています。もちろんそれを過去に受領した全員が嘘つきではありませんが。この傾向は続きカストが大統領になれば、不正使用は激減するのでは?
2)地震
日本で大きな地震が起きたようですが、チリに津波は来ませんでした。チリも今週、地震が起きています。
全然関係ありませんがサンティアゴで川下りのラフティングが行われました。サンティアゴを横切るようにマポチョ川が流れています。アンデス山脈の雪が、その川の水源ですが、夏でも水は流れています。そこをボートに乗ったグループがラフティングを楽しみました。首都圏知事もテレビカメラの前でスポーツを楽しみましょうと喜んでいました。
雨が少なくなり、気温が上がると山火事が始まります。今週、南部のコンスティシオンで山火事が起き、25ヘクタールが燃えました。 以 上
「2025年12月15日~21日」
「政治」
1)ボリッチ動向
選挙が終わってすぐにテレビのカメラを前に彼は演説し、公正な選挙が行われ、新大統領が選ばれることにチリ人である誇りを感じるとしました。
月曜日にカストをモネダ宮殿に招待し、あちこち見せました。4年前にピニェラがボリッチを案内したのと同じです。
そして首都圏レンカ区の新しい公園の開園式に参加して、子供と一緒に公園で遊びました。彼の得意の分野ですね。
私服警察PDIの学院卒業式に参加して、卒業生を励ましました。
2)大統領選挙
わずか1週間前の事なのに大統領選挙はずっと前の事のように思います。緊張・興奮のない選挙でしたから。新大統領カストは火曜日に直ちにアルゼンチンに飛び、仲間のミレイ大統領と面談しました。
そしてトランプがカストの当選を祝福しました。これはアルゼンチンだけでなくチリもトランプ・グループに入るシンボルですね。
彼の勝利を受けてベネスエラのマドゥロはベネスエラ人に手を出さないように警告しました。何か起これば私たちはチリと対決すると言うわけです。トランプがカリブで好き勝手なことをしていますが、同じようなことをマドゥロも言うわけですね。チリでもっとも彼を応援してきたのはチリ共産党ですが、それがこの選挙で大敗北をしたため、チリは敵国になってしまったようです。
カストは来年1月15日から新政権の人事を発表するとしています。企業への免税をすると言われますから、財務大臣が最注目されますね。それから選挙運動で市民の安全を取り上げてきましたから安全省の改善は最重要項目になります。その大臣の候補者に今回の選挙の候補者だったカイセルの名があがっています。決選投票に私の応援をすれば君を政府の中枢にすると約束したのでしょうか。
彼が当選してから、彼の日常の動きも入れて政治関連のニュースが増えています。彼がどんな政府を作るか市民に興味があるのです。それをマスコミが取り上げているわけです。日本で石破から高市に首相が変わったとき、マスコミが大きく動いたのと似ていますね。高市政策が日本の将来にプラスになるかどうかは分かりませんが。カストもチリをどう動かすでしょうか。
さて彼が当選して最初の週で、ボリッチと衝突が起きました。それは女性省大臣が、カストの共和党は女性を大事にすると言う考えが見えないとコメントしたからです。カスト側は、「女性だけの権利はない。男性も女性も同じ人間として同じ権利を持つのだ」と反論し、軽くあしらいました。
カストにとっては3回目の大統領選挙でした。彼はピノチェット軍事政権を讃える極右候補です。第2次大戦後、ドイツから移民してきた男性が、彼の父親になったわけですが、ナチがドイツで犯罪を犯したとは考えないようです。
前回の選挙でカストはボリッチと対決しました。私はボリッチが素晴らしいとは思いませんでしたが、カストの極右が嫌いなのでボリッチに投票しました。じゃ今回も同じですかと聞かれると、今回彼と対決した女性候補者ハラは人間的にはカストより信用できると思われましたが、共産党ですから、投票する気にはなりませんでした。
軍事政権継続可否の選挙から、今回の選挙まですべての選挙で私の投票した方が選ばれています。100%です。つまり右でも左でも入れると言う層が、チリには数%あって、それが左右政権交代の理由になるわけです。誰かの推定では次期の大統領選挙はボリッチ対パリシになるそうですが、その時はパリシに入れます。
今週の彼の動きで目立ったのはアルゼンチン訪問と、就任後の住居にモネダ宮殿を使用するとしたこと(これはまだ未決定とも言われます)、そして国連総長にバチェレットを推薦してきたボリッチと違いバチェレットの件はチリにとってどうすればベストか考えたいとしました。
彼は明日の月曜日にエクアドルを訪問しノボア大統領と面談するとか。南米右翼政権連合の動きですね。トランプが喜んでいるでしょう。
与党側の会議で、ハラの敗戦はボリッチにあるとする声が共産党側から出ました。私はボリッチではなく共産党にあると思います。
今まで左翼中道として社会党・そこから分かれたPPD党、そしてキリスト教民主党DCの3党が政権を握っていたのですが、彼らが人気を失い、左翼として新左翼・共産党が伸び、そこからボリッチ政権が誕生しました。今回の大敗ですが、左右の対決でこれほどの大差がついたのは初めてです。左翼の落ち込みが確認されましたが、何もしなければ将来もないのは明白です。社会党の女性党首は厳しい自己批判をすべきですが、全くしません。それでカスト政権が始まれば左翼の一部が、新左翼と共産党ですが、数年前の社会騒乱時と同じく暴力デモを起こすだろうと私は想像します。つまりこうした事件が左翼の連携を生み出すからで、とにかく事件を起こそうと考えるでしょう。将来のチリの左翼は新左翼・共産党グループになりそうです。
最高裁のトップに女性のグロリア・チェベシチが選ばれました。最高裁の200年の歴史で初めての事です。しかし先日に裁判官の不祥事が明らかになり、裁判所もあまり信じられないと言う気がします。
「経済」
1)銅価格と為替
銅価格は1ポンド5.37ドルとまた新記録。為替は1ドル915ペソとペソ高です。株式市場は10315ポイントと先週ほどではありませんが、高値安定です。
ガソリン価格ですが、93オクタン1249ペソ、1年前は1261ペソですから。ほとんど同じです。2022年から大きな動きはありません。
2)GDP
中銀の発表で、今年の数字は2.4%、来年度は2-3%が予想されるとか。大きな動きは無いですと言うことですね。
銅の値段が高値安定ならチリ経済にとって最高のプレゼントですが。
さてJPモルガンの発表ではチリ国の危険度は、確実に減少しており、今年度は過去18年間で最低のレベルとされています。安全性が上昇ですね。素晴らしい。
「一般」
1)犯罪
刑務所の職員(刑務官)が47名逮捕されました。彼らは刑務所の中で囚人と商売をしていました。例えば携帯電話を1月40万ペソで貸すとか。電話代は2万ペソくらいですから、ほとんど全部、利益は自分の手に残りますね。しかし47人と言う数は驚きです。誰かが悪いことを始め、それが仲間に広がったわけですが、なんでも9のグループに分かれていたとか、悪事を調べるシステムがないと言うことになります。ボリッチの政権はひどかったと言う一つの証拠ですね。
彼らの裁判が始まりましたが、犯罪グループが刑務官に声をかけ、自分たちのグループの囚人に色々手を貸すよう指示・依頼していたようです。囚人が収容されている牢屋の変換をさせることもあったらしい。
それから一軒家に強盗グループが入り、中にいた老人を殺しました。しかし何十年も頑張って生きてきて最後にそんな死に方をするなんて・・・
2)その他
山火事が拡大しています。毎週このニュースがチリ中を駆け巡ることになりそうです
H3N2新型風邪が世界的に広がっているとか。チリにもそれが侵入しました。チリは来年3月からワクチンを使用します。
学年末休みが始まりました。新学年は来年の3月からです。これでスクールバスとか通学の自家用車は止まりますから、交通渋滞が少なくなって、大気汚染も減少します。
クリスマス
いよいよ来週になりましたが、チリのほとんど家庭でクリスマスプレゼントを買う必要があり、商店街は買い物客であふれています。いつも問題になっているサンティアゴのメイグ地区も同じで道路に露店が乱立し、買い物客が溢れています。
私の住居の前の広場に区役所公認の露店が並び、催事が連日です。クリスマスコンサートも2回ありました。
「2025年12月22日~28日」
「政治」
1)ボリッチ動向
マヌエル・ブストス賞の授与式に参加しました。労働組合運動をしたブストスを讃える運動ですね。それから首都圏のプエンテ・アルトで市民と朝食会を開きそれに参加しました。皆さんの家庭が発展するようこの4年間、努力しましたとコメント。
団結法の提案
ボリッチは現在の政府関係者・公務員が来年3月以降も同じ職場で働けるよう新法案を作り、カストが解雇できないようにする法案を提案しました。右翼は反対していますが。政府高官はともかく普通の公務員は首にならないのが当然でしょうが、カストの嫌う省庁が廃止になると職場がなくなります。
2)大統領選挙
選挙に勝ったカストは今週先ず元大統領のバチェレットと面談しました。いろんな分野で彼女は私より知識を持っているとコメントしました。国連総長の件については来年3月に結論を出すとしました。その後エクアドルを訪問し、同国大統領と面談しました。南米の右翼政権の連盟を訴えたのでしょうね。
チリ人で政治に詳しい人と話をしましたが、その人は来年3月になってもチリに大きな変化は出ないだろうとコメントしました。それはカストは軍事政権のピノチェットを崇拝しているが、そうした極右思想はあってもそれを確実に実施していく能力は無いとするわけです。つまり彼は口先男になるか、すべての公約を実現していく有能大統領になるのかが3か月後に分かります。世論調査ではこの先チリは良くなると考えるのが61%になり、数年前の社会騒乱以降で最高の数字とか。
負けた共産党は党会議を開き、党員ハラは全力を尽くしたが、ボリッチ政権がパッとしないことが市民の考えに影響しカストに負けてしまったとしました。しかしボリッチ政権を支えているのが共産党でハラは労働大臣だったし、その他にも同党から大臣は出ています。ボリッチを批判するなら自己批判が必要不可欠ですね。私たちの力が足りなかったからボリッチに迷惑をかけたと。共産党は3月からのカスト政権にすべての項目で全面対決しようと左翼グループに呼び掛けていますが、社会党などは自分たちの考えと違えば反対するが、似たようなことには賛成するとしています。
新聞の社説に左翼陣営は市民の考えの変化を良く分析できていないと書かれました。少し前の新憲法設立で否決が大多数だったのはその証拠だとしています。
その頃の話ですが、ピニェラ政権の後期に左翼のデモが始まり、「金持ちのお前たちの好きなようにはさせない」としました。それでチリで予定されていた国際会議が他国に移されました。その100万人デモが左翼に力を与え、大統領選挙でボリッチがカストに勝ったわけです。しかしボリッチ政権がパッとしなかったことから市民の左翼離れが起きたと言うわけです。
「経済」
1)銅価格と為替
銅価格は1ポンド5.85ドルと新記録。同じように上昇している銀市場がかなり荒れてきましたから、銅もこの先どう出るかな?需要・供給から市場が動くのではなく投資として売買されているのですね。この状況でチリの銅山で13の新鉱山計画があり来年度に148億ドルの投資になりそうとか。
同じようにリチウムですが、今年の6月にトン当たり8342ドルまで下がりましたが、年末になって15920ドルまで上がっています。年平均価格は10438ドルですが、これは過去10年で最低とか。今週、コデルコ銅公社とソキミチ社の間で合意に達し、2060年までアタカマ砂漠に両社共同経営のリチウム鉱山がオープンします。
為替は1ドル906ペソとこの1年で最高のペソ高になりました。株式市場IPSAも10449ポイントと新記録。ボリッチが素晴らしいお土産をカストに残しますね。
2)物価上昇率IPC
12月のIPCは0%とマイナス0.2%の間が予想され、今年1年では3.5-3.6%が見込まれています。予想された数字でした。
「一般」
1)犯罪首都圏
ペニャロレン区で予算の不正使用が行われたと前区長レイタロが16百万ペソの不正使用で調べられています。彼女は現在は政府の安全省の幹部です。
先日、右翼のビタクラ元区長が有罪になりましたが、右も左も怪しいのが多いのは現実ですね。
モンサルべに14年の求刑が出そうです。ボリッチ側近の政府高官だった彼が性犯罪で裁判になっていますが、有罪判決が出そうです。もちろん犯人がどんな仕事をしていたかではなく有罪になれば刑務所に入るのは当然ですね。
裁判官3名が過去2年間で追放処分になっていますが、検察官・裁判官は全く怪しいことは無いと言うイメージは消えましたね。
刑務官47名と一般市民24名が刑務所内での犯罪行為で裁判になっていますが、それをこの先どうやって防ぐか政府の対応が注目されます。
それからいつも話題になるメイグ地区で、一人の日本人が襲われパスポートや財布を奪われたとか。これは日本大使館から来た知らせです。
2)山火事
もうこれから毎週、このニュースが出そうです。南部のニュブレ州で1200ヘクタールの山が燃えました。首都圏でも火事が出ています。
そしてそれに関連して一人が逮捕されました。放火ですね。なんでも最近の山火事の99%は放火・失火だとされています。この数字が正しいかどうかわかりませんが自然発火が起きにくいところに火事が起きているのですね。逮捕されたのは自分の土地でゴミを燃やし始め、それが火事になったとか。
来週の最高気温は首都圏は毎日35度ほどと予想されています。その南部も似たようなもの。つまり山火事の発生の可能性はまだまだ上がりそうです。
消防車に攻撃が掛けられた事件が起きました。消火せずにもっと燃えさせろとするのでしょうか?
3)天文関係
ナサと言うとアメリカの天文関係の有名な組織ですが、そのチリ版(ナサチリ)を用意する動きが出ています。チリも天文関係で世界のレベルになれるでしょうか?
以 上