連載エッセイ575:ピーター藤尾「チリの風」その45 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

連載エッセイ575:ピーター藤尾「チリの風」その45


連載エッセイ575

「チリの風」その46

執筆者:ピーター藤尾(在チリ、サンティアゴ)

「2026年1月26日ー2月1日」
「政治」
1)ボリッチ動向

今週も忙しくしています。先ず南部の火事の地区に行って復旧工事のチェックをした後、北のアントファガスタに飛んで鉱山・文化関係の行事に参加しました。彼はコメントしていませんが、財政の悪化は予想よりひどいようです。2025年はGDPの2.8%の赤字になるとか。それはカストに引き渡されるのですね。

山火事関連ですが、被害者に最高150万ペソほどの援助金が出そうです。簡易住宅の建設が進んでいます。

バチェレット問題に関しては、彼女を国連事務総長に推薦するとしました。同じことをもう何度も言っていますが、どうして正式に国連にチリ政府の名前で登録しないのかな?

似たようなことですが、社会党の党首に左翼連合の復活を依頼したようですが、軽く断られました。彼に説得力はありません。

2)カスト動向

中米・カリブ訪問中のカストはパナマでブラジル大統領のルラと面談。左右の違いがありますが、カストはルラと活発に会話をしたらしい。最後にエル・サルバドールを訪問し、同国大統領と面談した後に世界的に有名な刑務所を訪問しました。同大統領は「世界の人権委員会がその刑務所を批判する。囚人に人権は無いのかと。

しかし彼らは殺人・暴行をしてきた犯罪人で、その人権を表に出すなら、彼らに殺された人々の人権は無いのか?この国は貧しくて囚人に立派な食事を提供できないが、国民の多くがその食事よりひどいものを食べているのは事実だ。こう言う事実を無視して囚人の人権を訴える人々の考えは素晴らしいとは言えないだろう」としました。

ラテンアメリカ諸国が左傾化していましたが、それが最近、右に方向転換しています。その右の一人カストがこうして右翼の団結を図ろうとしているわけです。

私は大昔にそれらの中米諸国を全部歩きましたが、その中でただ一国コスタ・リカだけ発展している国だったのが不思議でした。そこの美術館でゴッホの絵を見ました。

「経済」
1)銅価格と為替

銅価格は1ポンド6.06ドルで終えましたが、一時6.28まで上がって新記録になりました。為替は1ドル858ペソまで下がり2023年以降の最高のペソ高です。

株式市場は11420で終わりましたが、一時11666ポイントまで上がり新記録でした。

さて金価格が新記録ですね。2025年は64%アップしたが、今週また新記録です。金・銀・銅と金属価格が絶好調。ドルを持つより金・銀・銅が安全だと思われるのでしょうか。

2)公定歩合

中銀の発表で4.5%が継続されました。

3)失業率

昨年第3四半期の失業率は少し良くなって8.2%でした。ただ正規雇用でない就業が約25%と増えています。仕事がないよりマシというわけでしょう。しかしそれではいつ解雇されるか分かりませんからね。

4)不動産

2025年の首都圏の不動産販売は28%アップしました。銀行の応援があるわけですね。

ラ・システルナ区の地下鉄ロ・オバジェ駅の近くに沢山のマンションが建てられ、その個数は1000を超えるそうですが、その多くが空室のままになっています。中国の不動産危機の感じがしますね。

つまりサンティアゴでも不動産が売れる地区と売れない地区では大きな差があると言うことです。

「一般」
1)犯罪

a)前最高裁判所裁判官の裁判開始

前裁判官ビバンコが汚職で逮捕され、裁判が終わるまで刑務所に仮収容されています。自分の職を利用して不正をしていたのですね。しかし裁判官が裁判所の中で全く逆の席に座ると言うのはどんな気がするのでしょうか?

新左翼の不正事件はすでに裁判になっていますが、今週、また新しい事件が発覚し裁判になります。まだまだ続くでしょうね。

b)都内での犯罪グループ対決

地下鉄サンタ・アナ駅を出たところで2グループが対決し、死者1名負傷3名になりました。その近くから麻薬が見つかりました。その駅は私が大学病院で血液検査をするときに通過する駅です。その外を歩いたこともありますが、運が悪いと麻薬グループにやられる可能性があるのですね。

c)外人犯罪者追放

83人を空軍機で強制送還しました。52人がコロンビア人、その他はボリビア人でした。

d)公共運送(バス・地下鉄)のタダ乗り

35%が未払いとか。3人に一人ですね。それでも以前よりは少し良くなっているらしい。2023年には46%でしたから、大きく下がっています。

今週、バスに乗ろうとした時、停留所が客であふれていました。普通5分か10分おきにバスが来るのにその時は半時間も来なかったのです。バスが着くと、普通は前の入り口で運賃を払ってから中に入ります。そして中央部の出口から下りるのですが、その時、運転手がわざと前のドアを開けないで中央部のドアを開けました。すると30人ほどの客は全員が運賃を払わずバスの中に入りました。私もその一人でした。ただ乗りをしようとしたのではないのですが・・・

2)山火事

まだ完全に火が消えたのではないですが、一応落ち着いてきたようです。21の焼死者、20000人の被災者、800軒の家屋が燃えたとか。これからその被災者を助ける作業が重要になります。

3)夏休み

昔はほとんどの家族が夏休みを楽しむ習慣のあったチリですが、時代が変わり、今年はバケーションを取らないとするのが30%とか。その休みは海辺に行くのが普通ですが、それがなんと問題になっています。今の海岸はゴミの山と騒音だらけとか。遊びに行った人がゴミをすて、持って行った機械で音楽をガンガン鳴らすのですね。新しいチリの習慣でしょうか。

4)人口

現在は少しづつ人口が増加しています。今年のチリの人口は2000万人とされています。それが2070年には1700万人に減少するとか。高齢化していくのは世界の他の国も同じですね。

「2026年2月2日ー2月8日」
「政治」
1)ボリッチ動向

南部新道路の建設開始を祝うためアイセン州を訪問しました。最後の三日目はさらに南のマゼラン州のプンタアレナス訪問の予定でしたが、個人的な理由でサンティアゴに戻りました。不思議ですね。そこは彼の故郷で、実家があるため、仕事がなくてもそこへ遊びに行くのですが???

バチェレット推薦

政府として彼女を国連総長職に推薦しました。ブラジル・メキシコが応援しているらしい。彼女はボリッチより34歳年長ですが、大統領の先輩としていろいろ援助をしていたらしい。ただカストはその案に賛成しないようです。政府内から、これはチリ国としてチリ人を大事にする考えを実行しようではないかと訴えています。

政府の支援がなければ、同職に就けない理由が良く分かりませんが、3月にカストがそれを拒否すれば、左翼デモ隊がモネダ宮殿に押し掛けカストに抗議するでしょう。石でも投げ始めたら警官との争いになって・・・反カストの第1闘争になりそうです。

イースター島問題

先日、在ニュージーランドのチリ大使パカラチがラパヌイ人に島の運営権を与えようとするコメントをして問題になりました。左翼の議員がその大使を辞任させようとしました。チリが持つ権利を失わせようとすると考えたからです。先住民を保護する・援護するとは全く違った考えですね。勝てば官軍の悲しい例になります。

その大使は1月末に外務省の指示で大使の職を失いました。

ところが今月2月に島で投票が行われました。島民にもっと自治権を与えるかどうかです。89%対11%で否決されました。人数で言うと955人対114人です。島民の中から、こんな投票をさせるなんてボリッチ大統領はおかしいのではと批判する声が出ています。

私は全く逆にボリッチは賢いと思う。この投票の結果は事前に予想できました。先住民の子孫以外は自治権を得ることに賛成するはずがないからです。

ボリッチとすれば「先住民の権利を大事にしようと考えそれを実施しようとした。その結果が私の考えとは違ったのは認めるが、世界の首脳は先住民を大事にすると言う基本理論を護ってほしい」と、例えば世界人権委員会でコメントするのでは。

2)カスト動向
ヨーロッパ訪問

カリブ・中米訪問から帰って、一休みもしないでまた欧州に出ました。

最後にイタリアを訪問しました。そのメローニ首相を3月の就任式に招待したい由。しかし首相の問題でチリに来るのは難しいようです。何とカストは彼女と2019年からの知り合いとか。彼女は先月、日本を訪問し高市と面談しましたね。その3人とも普通の右翼と言うより極右です。

3月のカスト就任式にはアメリカ政府も高官を送ってくるでしょうね。ボリッチとカストではトランプの見解が正反対になりますから。

さて3月の就任式を前にして新旧大臣の面談が始まっています。もちろん左右の違いから友情をもって情報提供するのは難しいでしょうが、女性省の場合何と3時間も話し合った由。そしてその大臣の下の各省の補佐官などの幹部職の発表が今週されました。準備万端ですね。この後、彼は夏休みを取ってチリ南部の湖州に行くそうです。

前大統領ピニェラの2回目の追悼式が行われました。彼が事故死していなかったらもしかすると次の大統領になっていたかもしれません。

「経済」
1)銅価格と為替

銅価格は1ポンド5.82ドルと少し下がりました。為替は1ドル866ペソです。

銅はともかく先週まで好調だった金・銀市場が落ち込んでいますね。もう利益が出たから今のうちに売りに出して利益を手にしようとしているのでしょうか。

2)GDP

12月の数字は1.7%の上昇で、年間では1.9%。これは民主化してから下から2番目の悪い数字でした。各大統領の数字が出ましたが、民主化した初代大統領エイルウィンは7.4%でトップ、2代目のフレイは5.5%、最下位はバチェレットで1.8%です。

3)株式市場IPSA

株式市場IPSAは11200ポイントと4%ほど新記録から下がりましたが、水曜日は11663ポイントでした。チリだけでなくニューヨークもブラジルも新記録が出たとか。

さてラタム航空が好調2025年は年間2300万人の乗客があり、14億ドルの利益が出た由。旅行業界はニコニコですね。

新車販売

今年1月の数字は前年対比で減少したらしい。

「一般」
犯罪
メイグ地区

同地区の不法に置かれた屋台店を撤去する作業が進んでいます。それに反抗するグループが妨害し10数名が逮捕されました。もっとも今までも何回かそれがされましたが、その後放置されるとまたテント店が戻ってくるわけです。今回はどうかな?

そこにある中国人の店に薬品が売られています。中国製の風邪薬や頭痛剤です。それが全部、警察に没収されました。チリでは薬はすべて関係局の許可がなければ販売できませんが、中国屋は全くそれを無視して販売していたわけです。

その地区に中国の組織暴力団があります。チリの私服警察PDIの警官の中に二人中国語が分かる警官がいるとかで、逮捕した中国人の取り調べも出来るとか。

刑務所内殺人事件

ラ・セレナ刑務所に収容されていた囚人が一人殺されました。同所に収容されている仲間?に殺されたのですが、刑務所内で殺されるなんて。

2)山火事

今回の山火事は一応、おさまったようです。しかしまた高温がぶり返しているので、再度山火事が起きそうとする警戒警報がでています。今回の山火事はほとんど人災だったとされています。悲しい現実です。それから復旧作業はあまり進んでいないらしい。ボリッチもその反省のコメントをしています。

「2026年2月9日ー2月15日」
「政治」
1)ボリッチ動向

新大使の認証式が行われました。今週、新大使がモネダ宮殿に行ったのはエジプト、スイス、コンゴなどです。

さて彼の政権の最後の年2025年は記録的な赤字で終わります。推定された数字より悪くGDPの3.6%になるようです。3年連続の赤字で最悪の状態でカストに継ぐわけです。

来月にモネダ宮殿を出ますが、その先に働く事務所を用意しているとか。次の選挙でまた大統領を目指すのかな?誰も投票しないと思うけど。

リチウム鉱山マリクンガ

マリクンガはアタカマに継ぐチリで2番目のリチウム鉱山ですが、その運営を政府が認めることになり、その承認式がモネダ宮殿で行われました。以前、注目されたリチウムが最近 あまり人気が無いのは不思議ですが、これからどうなるのでしょうか?

キューバ援助

トランプの作戦でキューバが社会危機になっていますが、そこを同志として応援したいチリ共産党がボリッチをつつき、チリ政府はキューバ援助をすることになりました。100万ドルの寄付が言われています。もちろん、右翼は賛成していませんが。新聞の投票欄に、「チリからキューバに援助をしても、それは国民に渡らず、同国の共産党の手に入るだけだろう」と書かれました。

先月のベネスエラの件も同じですが、トランプの好みでどこにでも攻撃をかけ、その国を壊すようなことが許されるのが不可解です。キューバは石油が無くなり、航空機が飛べないとか、街から電気が消えたと言われますが,それは許されるのでしょうか?私はベネスエラやキューバを応援したいと言っているのではないですが。

汚職状況

汚職度のないのを100ポイントとして、世界の平均は42点。南米ではウルグアイが73点でトップ、チリはそれに続いて63点。アメリカとほぼ同じでした。

アルゼンチンはずっと下の36ポイント。南米の中の動きは長い間、同じような傾向ですね。民政度にしてもチリとウルグアイが上位です。

政党の存在問題

選挙管理委員会は現在存在する13の政党がこのまま継続できるか、廃党になるか決められたルールを基に検討を始めました。幾つかは政党として認められず、次の選挙に参加できる資格を失いそうとか。

2)カスト動向

数日間のバケーションを南のプエルトバラスで取っています。

ただ彼の任命した各省の補佐官の中に犯罪に関連していると噂される人間が出ています。右翼も左翼も似たようなものですね。3月11日まで後少しですから、彼の頭の中では、その日から緊急事態政府として幾つもの項目で特別法を出し、新しいイメージをはっきりさせようとするでしょうね。政治・経済・一般のどの分野か分かりませんが、私は若造のボリッチとは違うと思わせることになると想像します。どうでしょう。

ボリッチはキリスト教(新教・旧教)とそこそこ付き合っていましたが、カストは敬虔なカトリック信者とか。何をするかな?

「経済」
1)銅価格と為替

銅価格は1ポンド5.77ドルとかなり下がりました。為替は1ドル854ペソ。ペソが強いですね。いや、ドルが弱いのか。株式市場IPSAは10893ポイントと少し下がっています。

エスコンがコデルコを超える。

銅の生産量ですが、エスコンディーダ鉱山の生産量が、何と国営銅公社コデルコが持つ7つのすべての鉱山の合計を上回りました。その中の大手部門のエル・テニエンテ鉱山が事故で死傷者を出して問題になったのが、まだ尾を引いているようです。

2025年のチリの銅生産量は542万トンで、昨年対比1.6%のダウン。何とエスコンとコデルコの合計はその49%で、ほとんど半分。そしてエスコンがわずかにコデルコを上回ったわけです。

エスコンディーダは1990年の11月に開山しました。その式典に私は招待されて出席しています。鉱山関連の仕事をしていました。ずいぶん昔の事ですが。

チリの金・銀生産

チリの金の生産量は45トンで世界で22番目と言われます。2025年は前年より27%生産アップでした。銀の方は昨年対比8%アップで1327トンの生産量とか。

「一般」
1)犯罪

検察庁の発表では昨年は犯罪数は前年対比15%アップしたが、殺人事件は減少したらしい。

裁判所が誤って犯人を釈放

それに関連した4人が処分を受けました。しかしこの種の事件がチリは多いですね。間違うのではなくわざとやっているのかな?

メイグ地区 

毎週のようにそこの話題が出ますが、そこの商店街から17億ペソの物品を警察が押収しました。すべて不正に生産されたものです。正式なものに似たようなブランドを付けこっそり作っているわけですね。輸入品がほとんどですが。

プロ・クルツラ(文化だけ)と言う組織が都庁から16億ペソを不正に受け取っていたと4人が裁判になっています。もちろん、そのグループの幹部の他に都知事も検問されることになりそうです。政府から新左翼系議員が不正に資金を入手していたと裁判になっていますが、同じような状況です。

2)地震

M6.1の地震が木曜日の朝、北部のコキンボ州で起きました。遠く離れたサンティアゴで、床が動くのを私は感じました。その内、大地震が起きるでしょう。

山火事はまだ6か所で延焼中ですが、新しい火事が起きないよう注意するべしと政府は警告しました。そう発表されたのは木曜日で、その翌日の金曜日に、隣の州バルパライソ州で大規模な山火事が起き、かなりの地区で避難勧告が出ました。土曜日にマウレ州のビチケンで山火事が起き200へクタールが燃え、3件の家屋が被害に遭った由。まだ火事は続いています。それに首都圏でも山火事が出ています。今日、日曜日の夜のニュースの最初のトピックスはこの山火事でした。来週もこの話題が続きそうですね。  以  上

「2026年2月16日ー2月22日」
「政治」
1)ボリッチ動向

もうあと2週間ちょっとで任期が終わりますが、それを寂しいとか残念だと彼の事を思う人はあまりいないようです。人気がないですね。

イースター島訪問

3日の日程で彼は島に行きました。到着した日に彼を批判するグループが反対デモをしました。まるでサンティアゴみたい。島の村長は「今まですべての大統領は島を訪問し、実情を見て行ったが、ボリッチだけは来なかった。それが任期の終わる直前に来るなんて、何の意味があるんだ」とクレームしたようです。

ボリッチはもちろん何時ものように「私は任期最後の日まで市民の皆さんのために働き続けます」としています。その例ですが、空港の滑走路の手入れ、新幹線道路の建設があります。そして1月末に外された前在ニュージーランド大使パカラチと面談しています。

アメリカにクレーム

彼はまだ島にいましたが、外務大臣が駐チリのアメリカ大使を呼びクレームしました。それはアメリカ政府が交通・通信大臣とその直近2名のビザを取り消すと発表したからです。トランプはチリが中国と進めている南米・アジア間の海底ケーブル計画を嫌っているからとか。ボリッチがモネダ宮殿にいる間に、一つ意地悪してやれと指示を出したのでしょうね。その海底ケーブルの件はカストは認めるのか中止させるのかな?さてその交通・通信大臣は、計画はまだ考慮中で、契約が成立したのではないとしています。

教育大臣のカタルドは政府が左翼から右翼に替わっても教育の根源は同じで変化はないだろう。現在の方針を3月からも継続してほしいとしました。

女性保護団体がボリッチに私たちが要求した事項を全く進めなかったと厳しく批判しています。ボリッチは就任した当時、男女同権はいつも言われるが、それを実施するのが私の責任だとしました。しかし4年間の任期中、それに関し目覚ましい変化は無かったわけです。口だけですか?

2)カスト動向

就任式に多くの国の首脳を招待するようです。もちろんイタリア首相は時間がないとして来れないでしょうが。アメリカからはマルコ・ルビオをリーダーとするグループが来そうです。

しかしトランプはマイアミで諸国首脳を呼んでアメリカ会議を実施します。それにカストが参加します。その日は3月7日でまだカストは大統領に就任していません。

そんなこと出来るの?と言われそうですが、トランプにすればボリッチなど呼ぶつもりはないでしょうね。所でカスト政権の大臣とその直近の人事に関し、少し動きがあるようです。

「経済」
1)銅価格と為替

銅価格は1ポンド5.78ドルとそこそこ。為替は1ドル867ペソとそこそことあまり動きは無いです。株式市場は10847ポイントと最高時から5%ほど落ちています。

ところで昨年の実績が大きな赤字になったことから共和党は現行の財務大臣を憲法裁判にかけると憤っています。このボリッチ時代の赤字継続を、彼の無能と見るのかどうか将来の問題になりそうです。もちろん大統領より財務大臣の責任でしょうが。収入が計画より少なかった、または支出が予定より多かったですね。

「一般」
1)交通事故

ガスを運んでいたトラックが高速道路で横転して衝突事故が起き、そのガスに引火して大規模な火災になりました。なんと消化するまで8時間もかかりました。

そのトラックの運転手を含め4名が死亡、10数名が負傷です。そのほとんどは危篤状態とか。その他に行方不明者も出ています。高速道路を走っていて火の中に入ってしまったのですね。

これらの数字は事故のあった木曜日ですが、今日は死者9名、負傷者12名になっています。死者数はまだ上がりそうです。死亡者の身体は90%以上も火傷しているとか。

近くにあった駐車場にも火が移り、50台以上の車が全焼しました。

ところで今日からバスや地下鉄など都内の交通費用が25ペソ上がりました。この4年間で6回目の値上げです。地下鉄は時間帯によって運賃が違いますが、最も高いのは895ペソです。

2)空の交通

今年1月の国際線の乗客は1.3百万人で過去最大になりました。しかし国内線は7か月連続で乗客数が減少しています。

昨年600万人の外人観光客がチリを訪問しましたが、それは前年対比15%アップでした。確かに旅行はかなり正常化していますね。

3)ビーニャ音楽祭

チリで最大の音楽祭が今週日曜日からビーニャ・デル・マルで始まりました。6日間、大勢の観客を集めて実施されます。今日は超満員の観衆でした。翌朝の2時・3時まで続きますが、多くの人が眠いのを我慢してテレビの前で見ています。昔は私も好きなバンドが来るとそうしましたが、今はそこそこです。

4)山火事

3件の火事が継続中です。今回の火事で(昨年末から今年)3897か所が火事になり70612ヘクタールが燃焼しました。

一番ひどいのが件数ではラ・アラウカニア州で735件、広さでは南部のビオビオ州で31080ヘクタールが燃えました。ただ燃焼面積を前年度と比較すると19%も少ないとか。まだましなのですね。

5)犯罪

文化関係の組織プロ・クルツラに関し検察に問題が出ています。検察の申請が裁判所に認められないようで、犯罪があるのかないのか審査が進んでいません。都知事がそれにどのように関連しているかも問題になっています。

それから最高裁判所の裁判官ビバンコが不正罪で裁判中ですが、もう1か月も刑務所に収容されています。裁判官が刑務所なんて、どんな気持ちかな?

以  上