講演会のご報告 「内戦からの復興と民主主義の構築:エルサルバドルの経験」 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

講演会のご報告 「内戦からの復興と民主主義の構築:エルサルバドルの経験」


 7月8日午後、青山学院大学青山キャンパス総合研究所ビルを会場に、「内戦からの復興と民主主義の構築:エルサルバドルの経験」と題する講演会を実施しました。青山学院大学国際交流センター・WTO研究センターと本協会の共催事業です。

 今回は3部構成からなり、第1部はマルタ・セラヤンディア駐日エルサルバドル大使による表題の基調講演、第2部は細野昭雄JICA研究所シニア・リサーチ・アドバイザー(元駐エルサルバドル大使)による「エルサルバドルと日本」、第3部は徳田ひとみ日本経営者同友会代表理事および原周平フルタイムシステム代表取締役副社長による「民間企業からみたエルサルバドルの今」と題する講演でした。

 セラヤンディア大使は、内戦を終わらせた1992年の和平協定が「民主化のモデルケース」として世界で高い評価を得ていること、2012年3月には刑務所に民間人を派遣し、国内の治安悪化をもたらしていた組織犯罪集団を和解させ抗争終結宣言に至り治安が飛躍的に向上したことなどについて、流暢な日本語で話されました。細野氏は、両国が歴史的に強いきずなで結ばれていること、日本はエルサルバドルに対し「人間の安全保障」分野での協力に力を入れており、保健、教育、防災などで成果を挙げつつあることなどを、資料を示しながら話されました。徳田氏と原氏は5月に初めて訪問したエルサルバドルの印象についてエピソードを交えて話なされ、同国の勤勉な国民性に強い印象を受けたことを強調されました

 講演後、青山学院大学の学生を含む140人を超える参加者と講演者との間で活発な質疑応答がありました。

(2013-7-8)