7月9日午後、米州開発銀行(IDB)アジア事務所にて、「ペルーを中心とした中南米の最新IT事情」と題する講演会を、IDBの後援を受け日本ペルー協会との共催で開催いたしました。講師は、NECの研究機関である(株)国際社会経済研究所の原田泉主幹研究員と小泉雄介主任研究員のお二方で、本年3月のブラジル、アルゼンチン、ペルーへの出張の成果を踏まえご報告頂きました。ペルーに加えラテンアメリカ諸国のIDカード・システムについて、欧米、アジアとの比較も交え専門家の見解をお聞きできる機会となりました。ラテンアメリカにおけるIDカードの普及はペルーが90%と、東アジア途上国よりも全般に進んでいるとの指摘もあり、2016年に具体化される予定の日本のマイナンバー制度についても参考となる有意義な講演でした。
(2013-7-9)