1991年からメソアメリカの遺跡巡りを続け、これまで4冊の紀行記を出したライターの、いわば総括的紀行記。
ユカタン半島のウシュマル、チチェンイッツァやメキシコ国立人類学博物館、チョルーラ遺跡。グアテマラのエル・ミラドールへの困難な旅、ティカルはじめ低地のマヤ遺跡群、メキシコ南部オアハカのモンテ・アルバン等の訪問、南のチアパスのマヤとオルメカ、メキシコ南部とグアテマラ太平洋岸からホンジュラスへの縦断旅行など、2008年から12年にかけて多くの遺跡を訪れた記録。
〔桜井 敏浩〕
〔『ラテンアメリカ時報』2014年夏号(No.1407)より〕
(土方 美雄 社会評論社 2014年2月 336頁 2,600円+税)