【開催目的・趣旨】
「2016エクアドル地震」により、エクアドル海岸部の博物館・所蔵する文化財/文化遺産が被災しました。防災も含めた今後の対策に関しては、議論はなされてはいるものの、有効な方法が見いだせていない状況にあります。
そこで、このシンポジウムでは、日本で蓄積された文化財防災の取り組み、被災文化財の保存・修復・活用の実例、博物館復興の実例等を示した上で、エクアドルで直面している問題を共有し、今後向かうべき道筋を共に模索する議論をおこないます。
【主催・共催・協力】
主催:東海大学、文化庁
共催:在日エクアドル大使館、国立民族学博物館、文化遺産国際協力コンソーシアム、日本ラテンアメリカ学会、古代アメリカ学会
【日時】 平成30年11月11日(日)11:00~16:50
【開催場所】東京国立博物館 平成館 大講堂
https://www.enjoytokyo.jp/museum/spot/l_00000678/map.html
【定員】 200名(申込不要、先着順)
【参加費】 無料
【プログラム】
11:00-11:05
「開会挨拶1」 豊城浩行(文化庁文化財鑑査官)
11:05-11:10
「開会挨拶2」 ハイメ・バルベリス(在日エクアドル全権特命大使閣下)
11:10-11:40
特別講演「『エクアドル地震2016』による文化財被害と日本の取り組み」
大平秀一(東海大学)
11:40-12:05
コメント 関雄二(国立民族学博物館)、日高真吾(国立民族学博物館)、
高妻洋成(奈良文化財研究所)、小谷竜介(東北歴史博物館)、和?智美(文化創造巧芸)
12:05-13:30
休憩(昼食)
13:30-14:00
「『2016エクアドル地震』以後の考古文化遺産の復興:その問題と課題」
マルコス・ラブラーダ(セロス・オハス・ハボンシーリョ遺跡公園・考古博物館)
14:00-14:30
「『2016エクアドル地震』による被災博物館復興の課題と問題:マナビ県の事例」
ヤケリーネ・アルバレス(国立ポルトビエホ博物館・文書館)
14:30-15:00
「中越地震で被災した文化財の修復と博物館の復興:考古資料を中心に」
小熊博史(長岡市立科学博物館)
15:00-15:30
「東日本大震災と合戦原遺跡の保存と活用」 山田隆博(山元町教育委員会)
15:30-15:45
休憩
15:45-16:45
パネルディスカッション 「2016エクアドル地震」による被災文化財の支援を考える
コーディネーター:関雄二(国立民族学博物館)
パネラー:ヤケリーネ・アルバレル(国立ポルトビエホ博物館・文書館)、
マルコス・ラブラーダ(セロス・オハス・ハボンシーリョ遺跡公園・考古博物館)、大平秀一(東海大学)、小熊博史(長岡市立科学博物館)、山田隆博(山元町教育委員会)
16:45-16:50
閉会挨拶
【使用言語】日本語・スペイン語(同時通訳あり)