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ドキュメンタリー映画『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』4/29公開
ドキュメンタリー映画『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』4/29公開
4月 29 終日
ドキュメンタリー映画『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』4/29公開 原題:BOTERO 監督ドン・ミラー 2018年/カナダ/英語・スペイン語/82分/ https://www.botero-movie.com/ 4/29(金・祝)よりル・シネマほかでロードショー 世界で最も有名な存命の芸術家、フェルナンド・ボテロ。人間も静物もなぜだかみんなふっくら、ぷっくりと膨らみ、素朴でユーモアあふれる作風が愛される”南米のピカソ”だ。90歳のマエストロは現在も毎朝アトリエに通い、多幸感あふれる独創的な作品を生み出し続けている。本作では、幼い頃に父を失った貧しい少年が、闘牛学校に通いながらスケッチ画を描いていた原点から、対象物をぽってりと誇張する”ボテリズム”に目覚め、《12歳のモナ・リザ》のMoMA展示で一躍注目を浴びアート界の頂点へとたどり着いた軌跡を追いかける。 一方でコロンビア出身という出自で差別され、ポップアートや抽象表現主義全盛期に具象画を描く頑なさを批判されたことも。そして、愛息の死、自身の利き手の一部を失う悲劇など、精神的にも肉体的にも作家生命が危ぶまれた衝撃の過去が明かされる―。
展覧会『ボテロ展 ふくよかな魔法』
展覧会『ボテロ展 ふくよかな魔法』
4月 29 終日
展覧会『ボテロ展 ふくよかな魔法』 会期:2022年4月29日(金・祝)~ 7月3日(日) 会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急百貨店本店横) 他に7月16日~9月25日(名古屋市美術館、予定)、10月8日~12月11日(京都市京セラ美術館 予定) ※状況により、会期・入場方法等が変更となる場合がございます。 https://www.ntv.co.jp/botero2022/ 南米コロンビア出身の美術家、フェルナンド・ボテロ(1932~)。1950年代後半から欧米で高く評価され、今日では現代を代表する美術家のひとりに数えられています。ボテロに注目が集まったのは1963年、ニューヨークのメトロポリタン美術館でレオナルド・ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》が展覧されたとき、モダンアートの殿堂、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のエントランス・ホールにボテロの《12歳のモナ・リザ》(※本展には出展されません)が展示されたことに始まります。 ボテロ作品を特徴づけているのは、あらゆるかたちがふくらんでいるということ。彼のモチーフは、人物も動物もふくよかで、果物は熟れきっているかのように膨らみ、楽器や日用品さえも膨張しています。ボリュームを与えられた対象には、官能、ユーモアやアイロニーなど複雑な意味合いが含まれ、観る人のさまざまな感覚に力強く訴えかけます。それはボテロ独特の「魔法」ともいえるもので、世界中で注目され続ける理由がそこにあるのです。 南米だけではなくヨーロッパや北米、アジアでも大規模展が開催され、世界各地で人気を博しているボテロ展ですが、日本国内では26年ぶりの開催となります。2022年、生誕90年の記念すべき年にボテロ本人の監修のもと、初期から近年までの油彩ならびに水彩・素描作品など全70点で構成される本展は、ボテロとの新たな出会いを生む貴重な機会となることでしょう。
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