イベントカレンダー - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

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00:00 アルゼンチン映画『約束の地』
アルゼンチン映画『約束の地』
6月 22 @ 00:00 – 6月 23 @ 00:00
 近年、良質かつ野心的な映画を次々と生み出し、ヨーロッパなどの国際映画祭を賑わせている南米の大国アルゼンチン。これまで日本では特集上映での紹介のみにとどまってきた同国の鬼才リサンドロ・アロンソの長編第5作『約束の地』は、2014年のカンヌ国際映画祭で多くのジャーナリストを驚嘆させ、国際映画批評家連盟賞を受賞した幻想的なロードムービーです。  本作の舞台となるパタゴニアはアルゼンチンとチリにまたがる南米大陸の南端に位置し、3つの世界遺産と約30の国立公園がある希少な生態系の宝庫。日本人にとってはまさに“この世の果て”というべき荒々しくも神秘的な絶景をバックに、消えた娘を捜し求める父親の壮絶な旅が描かれていきます。 『約束の地』 リサンドロ・アロンソ監督、ヴィゴ・モーテンセン製作・主演 6月13日~渋谷:ユーロスペースほか全国順次公開http://www.jauja-yakusokunochi.com/
13:30 シンポジウム「ポストネオリベラル期のラテンアメリカ政治─現状と課題─」
シンポジウム「ポストネオリベラル期のラテンアメリカ政治─現状と課題─」
6月 22 @ 13:30 – 18:00
【期日】2015年6月22日(月) 13:30~18:00【場所】上智大学中央図書館棟9階921会議室   (アクセスマップ:http://dept.sophia.ac.jp/is/ibero/access/)【同内容チラシ】こちらをクリック【趣旨】 過去30年間、ラテンアメリカ諸国は、国家社会関係のあり方について模索を続けている。1970年代までの約半世紀は、輸入代替工業化を中心とする国家主導の経済開発に代表される「国家中心モデル」が支配的であった。同モデルは1970年代までに破綻し、1980年代からは、グローバル化の進展を背景にネオリベラリズムへの転換が図られ、国家の役割を縮小させる「市場中心モデル」が基調となった。しかし、「市場中心モデル」のもとでは、マクロ経済レベルの安定と発展は可能となったものの、歴史的、構造的にラテンアメリカ諸国が抱えてきた格差や貧困を克服するまでには至らなかった。そのため、1990年代末以降、ネオリベラリズムの見直しを求める勢力が台頭し、多くの国で政権を握る「左傾化」現象が観察されてきた。ネオリベラリズムが支配的であった時期は過ぎたという意味で、現在のラテンアメリカはポストネオリベラリズム期にある。 ポストネオリベラリズム期のラテンアメリカは、現在までのところ、全体として一定の支配的な方向に向かいつつあるというよりは、まだら模様の状態であるということができる。ネオリベラリズムに関しては、ネオリベラリズムを堅持している国が存在する一方、「国家中心モデル」への回帰を志向する場合(「急進左派」)や、市場原理の原則は維持しつつも社会政策などで国家の役割を強める場合(「穏健左派」ないし中道左派)がある。他方、ネオリベラリズム改革からポストネオリベラリズムへの展開過程において、様々な矛盾を抱えつつも政党政治が安定的なあるいは安定化した国もあれば、社会紛争を克服し調和を実現する糸口が見いだせずに不安定な状態にある国もある。 本シンポジウムは、ラテンアメリカにおけるネオリベラル改革後の政治展開において、政党政治が安定的な事例と不安定なケースの相違に焦点を合わせる。それぞれについて、いくつかの代表的な国を取りあげ、近年の政治動向ならびに現状を分析するとともに、今後の展望を描く。安定的ないし安定化した例として、ブラジル、メキシコ、チリ、不安定な国としてコロンビア、ベネズエラ、ペルーをみる。(参考文献:村上勇介編『21世紀ラテンアメリカの挑戦―ネオリベラリズムによる亀裂を超えて─』CIAS叢書〈地域研究フロンティア〉5、京都大学学術出版会、2015年)【プログラム】13:00 登録13:30~13:40 開会の挨拶 上智大学イベロアメリカ研究所長 幡谷則子 京都大学地域研究統合情報センター長 原正一郎13:40~14:00 趣旨説明「今世紀のラテンアメリカ政治─ネオリベラリズム期以降の政党政治を中心に─」                    村上勇介(京都大学地域研究統合情報センター)14:00~15:15 第1部 安定的な政党政治とその課題14:00~14:25 「近年のブラジル政治における二大政党化への収斂と『幸運な自由化』の反転」  舛方周一郎(神田外語大学外国語学部)14:25~14:50 「三大政党制の融解?―近年のメキシコ政治にみるPRDの危機と左派再編の可能性─」          馬場香織(日本貿易振興機構アジア経済研究所)14:50~15:15 「形骸化の進むチリの民主主義―硬直した政党政治と投票率の低下―」          安井伸(慶應義塾大学商学部)15:15~15:30 休憩15:30~16:45 第2部 格差や紛争に直面する民主主義15:30~15:55 「ポストネオリベラリズム期のコロンビアにおける政治の不安定化-国内紛争と和平プロセスの視点から-」 千代勇一(上智大学イベロアメリカ研究所)15:55~16:20 「チャベスなきチャビスモ─権威主義化を強めるベネズエラ・マドゥロ政権─」  坂口安紀(日本貿易振興機構アジア経済研究所)16:20~16:45 「小党分裂化するペルー政治」                    村上勇介16:45~17:00  休憩17:00~18:00 コメント・討論17:00~17:20 コメント       岡本正明(京都大学東南アジア研究所)       幡谷則子17:20~17:55 討論17:55~18:00 閉会の挨拶 村上勇介【主催】上智大学イベロアメリカ研究所、京都大学地域研究統合情報センター【後援】ラテンアメリカ協会【連絡先】上智大学イベアメリカ研究所 ibero@sophia.ac.jp 京都大学地域研究統合情報センター project@cias.kyoto-u.ac.jp