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講演会資料:「ラテンアメリカなるほどトーク」2024年度第5回「チリの歴史 その2」ピーター藤尾(連載「チリの風」執筆者)

【演題】チリの歴史 その2
【講師】ピーター藤尾(連載「チリの風」執筆者)
【日時】2025年3月7日(金)21:00~22:00(日本時間)
【場所】リモート
【参加者】34名

昨年12月の「その1」に続き、チリ在住46年のピーター藤尾さんに、独立戦争、太平洋戦争を中心としたチリ国家の確立を臨場感たっぷりに語っていただいた。

1810年に自治政府が成立したが、独立への道のりは複雑だった。スペイン王党派との戦いが続き、1814年のランカグアの戦いで敗北した独立派はアルゼンチンへ逃亡。1817年、独立派はアンデス山脈を越えて侵攻し、チャカブコの戦いで勝利。1818年に正式に独立を宣言したが、スペイン側との戦闘は続き、最終的に1824年のアヤクチョの戦いでペルーが独立し、チリの独立も確定した。

独立後、チリは比較的安定し、1833年に憲法を制定。1842年にチリ大学が設立され、1851年には鉄道が開通するなど近代化が進んだ。一方で領土拡大を目指し、南部の植民地化を進めた。

1879年、鉱山資源をめぐる対立からチリとボリビア・ペルーとの間で戦争(太平洋戦争)が勃発。最終的にチリが勝利し現在の北部領土を獲得した。

講演の最後、ピーター藤尾さんは、その後も困難な時期は何度もあり、今から50年前にも軍事革命が起きている。これから先は新しい風に変わって殺し合いの戦争が消えてほしいものだ、と締めくくられた。

ファイル名(File Name) 講演会資料_20250307.pdf
ファイル容量(File Capacity) 96 KB
バージョン(Version) 1
作成日(Published) 2025年3月11日
ダウンロード回数(Downloaded Numbers) 8 回
カテゴリ(Category) 講演会配布資料
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