日本コロンビア友好協会(AACJ)ではこの機会に幡谷則子上智大学教授をお招きして、“「和平合意後」のコロンビア社会の課題”と題してセミナーを開催いたします。コロンビアの平和を願い、ビジネスや観光、文化・学術の交流拡大を期待する皆さまにとって大変示唆に富むセミナーとなりますので、奮ってご参加いただきたくご案内申し上げます。
参加ご希望の方は、AACJ事務局アドレス amistad.colombia.japon@gmail.com 宛てに、氏名・所属・電話番号記載の上メール申込み方ご案内頂ければ幸いです。
【日時】 2016年2月25日(木)18:30~20:00
【会場】 米州開発銀行アジア事務所 会議室
東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル16階
【電話】03-3591-0461
【交通】地下鉄三田線「内幸町駅」A6出口徒歩1分
【講師】 幡谷則子上智大学教授
【講演概要】
60年以上の長きにわたり、第一の政治課題であったコロンビアの国内紛争は、サントス第二期政権においてFARCとの和平交渉のテーブルが改めて開設されたのち、和平合意調印という形でようやくひとつの区切りを迎えようとしている。治安改善という課題のため、これまで日本のパートナーとしての評価が他のラテンアメリカ諸国と比較して必ずしも高くなかった同国に対する今日の期待の高まりは、経済界に限らず、文化、学術交流促進を願ってきた各界でもみられている。
しかしながら、和平調印までの道のりは決して順風満帆の状況にあるとはいえない。また「和平合意後」(pos conflicto)の社会には、社会的排除によって生まれた地域間格差が根深く、和平構築プロセスに対する国民の理解も一様ではないようである。すなわち、国際社会が期待するような、治安改善と開発促進、そしてそれらが導く市場拡大と格差解消という図式は、コロンビア社会で果たして等しく共有されているのであろうか。コロンビアは紛れもなく有数の資源・人材・国土を誇る豊かな国である。しかし、和平合意後社会に対する展望は、国内外の地域、立場によってまったく異なるのではないか。本報告では、サントス政権における和平交渉戦略の特徴を振り返りつつ、国内の異なる地方における生活圏に立って和平合意後のコロンビア社会とその課題について考えてみたい。
【言語】 日本語(スペイン語通訳はなし)
【参加費】 会員無料、非会員1000円
【備考】
①申込み受付:先着順40名まで
②申込み締切:2月12日(金)
③後援:在日コロンビア大使館、米州開発銀行アジア事務所
【お問合せ先】 日本コロンビア友好協会事務局
【担当】内田、パオラ永松
【Tel】 080-6688-9879
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日本コロンビア友好協会
事務局
Asociación de Amistad Colombia Japón
Secretaría General
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