メキシコ征服の歴史はまだ終わっていない。メキシコのアイデンティーの根幹であるコルテスとモクテスマ(あるいはクアウテモク)、征服者と被征服者、異なる二つの世界の人間がメキシコ人のなかで和解したり、闘ったりしている。スペイン人征服者たちは必ずしも「黒い伝説」が描くような破壊と略奪の権化でもなく、「白い伝説」が謳うようなキリストの教えを広める聖人と騎士の集団でもなかった。しかしコルテスのメキシコ征服はヨーロッパと「新世界」の真の意味での最初の文化的衝突であった。そのいきさつを史料に基づいて辿ってみたい。
【日時】5月20日(金) 18:00開場 18:30開始
【場所】Café y Libros tel:03-6228-0234 (要予約)
【講師】 伊藤昌輝
『コルテス報告書簡( 法政大学出版局刊)』 翻訳者
【参加費】2000円(ドリンク付き)
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