本年3月のルーラ大統領の訪日により、気候変動分野における日伯関係について関心が高まっていますが、リオデジャネイロ州立大学のカルロス・ミラーニ教授をお招きし、気候変動政策の研究者および学生たちとともに、南南協力、気候変動交渉、日伯関係などを軸に議論します。(事前登録制)
【開催趣旨】
ブラジルは、グローバル・サウスと気候変動に関するあらゆる議論において重要な役割を担う。ブラジルに位置するアマゾンの熱帯雨林やその他の生物群系は、地域および地球規模の気候対策にとって重要な要素である。ブラジルは過去20年にわたり、外交政策の議題として南南関係を推進し、発展途上国としての社会基準を向上させてきたが、特にボルソナーロ政権下では、国内政治や国内の分配をめぐる対立により、気候変動への取り組みにおいて重大な違反行為が見られるようになった。ルーラ大統領の再登板とともに、ブラジルが多国間交渉に復帰する中で、ルーラの訪日はブラジルが気候変動アジェンダと国際協力に再び関与する影響を理解するうえでも、時宜を得たものとなった。本セミナーではこうしたルーラ大統領の訪日を踏まえ、ブラジルが気候変動と国際協力の分野で果たす役割を読み解きながら、ブラジルのベレンで開催予定のCOP30に向けた取り組みを議論する。
【講演者
カルロス・ミラーニ(リオデジャネイロ州立大学教授)ブラジルにおける国際関係論研究の第一人者として、新興ドナーや気候変動に関する国際協力の研究に取り組んでいる。
プロフィール:https://carlosmilani.com.br/
【討論者】
鄭 方婷(チェン ファンティン)(ジェトロ・アジア経済研究所)
【学生質問】
慶應義塾大学法学部 舛方 周一郎研究会
【開催概要】
日時:2025年5月20日(火)16:30‐18:30(受付開始:16:00)
会場:慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-Lab
(東京都港区三田1丁目15−45)https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html
共催:慶應義塾大学法学部
形式:対面のみ
言語:英語
※本セミナーは、慶應義塾大学小泉基金、科研費(25K04976/24K04754)からの助成により実施されます。
【プログラム詳細】
以下チラシをご参照ください。
https://drive.google.com/file/d/1ujBFqGfsQY4vUgwOx1eTA8cav1xAtrFs/view
【参加申し込み】
以下の申込フォームへ必要事項をご記入の上、5月18日(日)17時までにお申し込みください(上記チラシ上のQRコードからもお申し込み可能です)。
https://docs.google.com/forms/d/1mta7aok-DnN6Kyim6335RHEQho5aTIe09eswKGQInNA/viewform?edit_requested=true
※参加費無料、事前登録制(定員60名)
[お問い合わせ】
慶應義塾大学 舛方周一郎研究室(s-masukata[a]keio.jp)
※メールを送る場合は【a】を@に変えてお送りください。