著者が若い頃からコンサート等で会った中南米の音楽家たち、その国では誰もが知っている、国際的にも名が通った音楽家たちとの出会いの数々を、アルゼンチンのフォルクローレグループやタンゴ奏者、パラグアイの女性ギタリスト、ペルーのギタリストや歌手、ケーナ奏者、コロンビア・ベネズエラの歌手、メキシコのマリンバ楽団やアルパ奏者等々、実に多彩な顔ぶれとの思い出を、共に撮った写真や代表作のジャケット写真、歌詞の訳とともに集大成した、著者の中南米音楽への思い入れが伝わってくる回顧録的な解説書。
著者は上智大学イスパニア語学科卒、日立製作所でパナマ駐在など長く中南米業務に従事し、退職後はスペイン語通訳・翻訳、音楽解説を執筆、『メキシコの伝統音楽 ~ソンとアルパの歌~』、『メキシコ・ユカタン地方の音楽 ~カンシオン・ユカテカ~』(本誌2019年秋号で紹介 https://latin-america.jp/archives/40691 )等5冊の既刊書がある。
〔桜井 敏浩〕
(知玄舎(POD書籍) 2020年4月 188頁 2,000円+税 ISBN978-4-910056-10-4
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〔『ラテンアメリカ時報』 2020年夏号(No.1431)より〕