「世界古代文明の謎を探る」(6)マヤの蛇神ククルカン - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

「世界古代文明の謎を探る」(6)マヤの蛇神ククルカン


日時:
2017年3月18日 – 2017年3月17日 終日 Asia/Tokyo タイムゾーン
2017-03-18T00:00:00+09:00
2017-03-18T00:00:00+09:00
場所:
千早地域文化創造館第3会議室(地下鉄千川駅3番出口)

【主催】アストライアの会  協 力 日本セカンドライフ協会  
【ゲスト】横山玲子さん 東海大学教授 著書「マヤの時間」他
【日時】平成29年3月18日(土)14:00~17:00
【会場】千早地域文化創造館第3会議室(地下鉄千川駅3番出口)
【費用】お茶代込み参加費 2000円
【備考】画像を見ながらお話し。後半はゲストを交えたお茶会です。
【連絡先】TEL:049(258)3218 松原まで

 伝説によれば12~13世紀頃、マヤ人の中に一人の外国人が現れたらしい。この人物をマヤ人は「ククルカン」と呼んだ。「羽の生えたヘビ」という意味である。
 ククルカンはマヤの都チチェン・イッツァの支配者となり、中米のユカタン半島で一番勢力のある酋長となった。誰もがこの人物を神として崇め、神殿はククルカンに捧げられ、羽のあるヘビが石に彫られた。ヘビの体はガラガラヘビに型どられ、うろこの代わりに聖なる鳥「ケツァール」の羽が付けられた。しかし彼は権力の絶頂にありながら、現れた時と同様にふいにまた姿を消してしまったという。

 チチェン・イッツァの代表的建築物であるエル・カスティーヨ、一年に二度春分と秋分の日に太陽が西に傾くと、このピラミッドの影がヘビの胴体となって浮かび上がり、石の頭像と合体し、巨大なヘビが姿を現す。降臨したククルカンは更にその先にある聖なる泉セノーテの水を飲むとも言われている。
 マヤ文明は実に謎と驚異に満ちている。白人渡来伝説しかり、アトランティス大陸説、驚くべき正確のマヤ暦、石に彫られた4万種のマヤ文字は果たして何を語るのか。
 この超絶した文明の一端を、世界的研究の現在進行形として改めて把握して行きたい。