【原題】Hoje eu quero voltar sozinho
【監督・脚本】ダニエル・ヒベイロ
【出演】ジュレルメ・ロボ、ファビオ・アウディ、テス・アモリン、ルシア・ホマノ、エウシー・デ・ソウザ、セウマ・エグレイ
【配給】デジタルSKIPステーション/アーク・フィルムズ 字幕翻訳:増子操 後援:
ブラジル連邦共和国大使館
<2014年/ブラジル/96分>
2018年3月10日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
公式サイト www.mitsumeru-movie.com
目の見えない少年レオは、ちょっと過保護な両親と、優しいおばあちゃん、いつもそばにいてくれる幼なじみのジョヴァンナに囲まれて、はじめてのキスと留学を夢見る、ごく普通の高校生。でも何にでも心配ばかりしてくる両親が最近ちょっと鬱陶しい。ある日、クラスに転校生のガブリエルがやってきた。レオとジョヴァンナは、目が見えないことをからかったり、特別扱いしない彼と自然に親しくなっていく。
大人の入り口に立つティーンエイジャーの揺れ動く感情を、サンパウロの降り注ぐ日差しの中でみずみずしく映し出した青春映画がブラジルからやってきました。
本作の元になったのは、ダニエル・ヒベイロ監督が2010年に手がけた『今日はひとりで帰りたくない』(I Don’t Want to Go Back Alone)。
各国の映画祭に出品されたこの短編映画が熱狂的な人気を博したことで、監督自らの手で同じキャストを起用して長編映画化。
本作は第64回ベルリン国際映画祭でFIPRESCI(国際批評家連盟賞)とテディ賞に輝き、日本ではSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014で脚本賞を受賞。2015年のアカデミー賞外国語映画賞ブラジル代表作品にも選ばれるなど、ブラジルのみならず、2014年の世界の映画シーンを代表する青春映画の1作となった『彼の見つめる先に』が、満を持して日本でも劇場公開になります。