メキシコ映画『夏の終わりに願うこと』8/9(金)公開
原題:Tótem
監督・脚本:リラ・アビレス
出演:ナイマ・センティエス、モンセラート・マラニョン、マリソル・ガセ、マテオ・ガルシア・エリソンド、テレシタ・サンチェス
2023年/メキシコ・デンマーク・フランス/95分
後援:メキシコ大使館
8月9日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで公開
https://www.bitters.co.jp/natsuno_owari/
7歳の少女・ソルは、父・トナの誕生日パーティーのため祖父の家を訪ねる。病気で療養中の父と久しぶりに会えることを喜ぶソルだったが、身体を休めているから、となかなか会わせてもらえない。従姉妹たちと無邪気に遊びまわることも、大人たちの話し合いに加わることもできず、いらだちや不安が募るばかり。やがて父との再会を果たしたとき、それまで抱えていた思いがあふれ出し、ソルは“新たな感情”を知ることになる。
よろこび、悲しみ、希望、落胆。波打つ自身の感情の変化に戸惑いながらも、物語のラスト、少女が願ったこととは――?
1日を通して揺れ動く少女の心を瑞々しく描ききったのは、新鋭リラ・アビレス。「メキシコ映画界の新たなパイオニア(IndieWire)」とも評される彼女の最新作は、長編2作目ながらベルリン国際映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞し、東京国際映画祭ほか70以上の映画祭で上映された。