アニメ映画『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』4/11(金)公開
原題:Dispararon al pianista
監督:フェルナンド・トルエバ、ハビエル・マリスカル
語り:ジェフ・ゴールドブラム
103分/スペイン・フランス・オランダ・ポルトガル合作
2025年4月11日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開
https://bossanova.2-meter.net/home
ニューヨークの音楽ジャーナリスト、ジェフ・ハリスは、ブラジル音楽のムーブメントについて調べるため訪れたリオデジャネイロで、ボサノヴァの爆発的なヒットで重要な役割を果たした一人のピアニスト、テノーリオ・ジュニオルの存在を知る。その足跡を辿ると、繊細なタッチで聴衆を魅了した天才はブエノスアイレスでのツアー中に謎の失踪を遂げていた。創造的な自由が失われ、全体主義体制に飲み込まれる直前のラテンアメリカ、彼の地でジャーナリストが見た真実とは――
。
『チコとリタ』(09)から13年。キューバ革命前後のニューヨークを舞台にシンガーとピアニストの悲恋を描いた同作で第84回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされたフェルナンド・トルエバとハビエル・マリスカル。稀代のジャズ通でグラミー賞受賞歴もある映像の魔術師と、現代スペインアートを代表する巨匠が映画の舞台をリオデジャネイロに移し、再びタッグを組んだ。
1964年に唯一のリーダーアルバム『Embalo(原題)』を残して失踪した天才ピアニストを巡る、スリリングで重厚な、ラテンアメリカ光と影の旅に観るものを誘っていく。
トルエバ監督の盟友であり、ハリウッドの名優ジェフ・ゴールドブラムを語り部のジャーナリスト役に、ヴィニシウス・ヂ・モライス、アントニオ・カルロス・ジョビン、ジョアン・ジルベルトら、テノーリオと同時代を生きたブラジル音楽の伝説がビッグスクリーンに蘇る。
ジャーナリストの旅を通して次第に明らかにされるラテンアメリカの不都合な真実。奇しくも2025年は日本とブラジルの修好130周年の節目の年を迎えるが、世界で最もボサノヴァ愛好家が多いと言われる、この国で、邦題『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』として、待望の劇場公開となる。
【松井章写真展「レンソイス -水と風の星へ-」/後援:駐日ブラジル大使館】
ブラジル大西洋岸にあるレンソイス砂漠は、石英でできた白い砂漠です。
ここでは年に2ヵ月だけ約2万個もの湖が地中から湧き出し、砂漠を水で満たします。
地平線まで連なる白い砂丘と無数のエメラルド色の湖が織りなす途方もない風景です。
この異世界のような砂漠には、数百年前から自給自足で暮らす人々の営みもあります。彼らの目にレンソイスがどのように映っているのでしょうか。
同じ地球上とは思えない異世界の風景から、私たちを育む地球の姿をご覧ください。
・日付:4月18日(金)~24日(木)
・時間:(平日)10:30~19:00、(土日)11:00~17:00 (*最終日の木曜日は14:00まで)
・会場:富士フォトギャラリー銀座
(〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目2-4F)
・ホームページ→ https://www.andina-travel.com/blog/lencois250418/
・松井氏在廊日:全日
※「作品解説」として、19日(土)・20日(日)・23日(水)の午後2時から各作品を約30分ほどでご案内しますので、ご都合がよければご参加ください。
アルゼンチンのラウラ・シタレラ監督特集 響きあう秘密(4/26公開)
日時:4月26日(土)~
会場:ユーロスペース、下高井戸シネマほか
http://trenquelauquen.eurospace.co.jp/laura-citarellas-retro/
『トレンケ・ラウケン』公開を記念してラウラ・シタレラ監督の全長編作品が特集上映されます。協働的かつインディペンデントな映画制作を20年以上続けてきたアルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」の常連役者やスタッフとシタレラ監督が作り上げたこのサーガでは、個々の作品の謎めいた魅力がきらめきつつ、すべての物語が奇跡的に連動していきます。
監督:ラウラ・シタレラ Laura Citarella
1981 年、ブエノスアイレス州ラプラタに生まれる。ブエノスアイレス映画大学の監督コースを卒業。2005
年より、マリアノ・ジナス、アレホ・モギシャンスキー、アグスティン・メンディラルスとともに映画製作会社エル・パンペロ・シネの一員となる。監督作として『オステンデ』(2011)、『ドッグ・レディ』(2015)、『詩人たちはフアナ・ビニョッシに会いに行く』(2019)などがある。『トレンケ・ラウケン』はシタレラの4本目の長編作品。アルゼンチンにおける最も有力なインディペンデント映画プロデューサーの一人であり、プロデュース作品としてマリアノ・ジナス監督『並外れた物語』(2008)、『ラ・フロール
花』(2018)、アレホ・モギジャンスキー監督『カストロ』(2009)、『オウムと白鳥』(2013)、『黄金虫』(2014)、『金のために』(2019)などがある。
『オステンデ』
原題:Ostende
監督:ラウラ・シタレラ
出演:ラウラ・パレーデス、フリアン・テジョ、サンティアゴ・ゴベルノリ
アルゼンチン/ 2011 年 / 85 分 / スペイン語
『ドッグ・レディ』
原題:La Mujer de los Perros
監督:ラウラ・シタレラ、ベロニカ・ジナス
出演:ベロニカ・ジナス、フリアナ・ムラス、ヘルマン・デ・シルバ、フアナ・サラ
アルゼンチン/ 2015 年 / 98 分 / スペイン語
『詩人たちはフアナ・ビニョッシに会いに行く』
原題:Las Poetas Visitan a Juana Bignozzi
監督:ラウラ・シタレラ、メルセデス・ハルフォン
出演:マルティン・ロドリゲス、 マルセリーナ・ハルマ、マルティン・ガンバロータ
アルゼンチン/ 2019 年/ 98 分 / スペイン語
アルゼンチンの超大作映画『トレンケ・ラウケン』4/26(土)公開
原題:Trenque Lauquen
監督:ラウラ・シタレラ
製作:エル・パンペロ・シネ
出演:ラウラ・パレーデス、エセキエル・ピエリ、ラファエル・スプレゲルブルド、セシリア・ライネロ
アルゼンチン、ドイツ / 2022年/スペイン語/Part1 (128分)、Part2 (132分)
2025年4月26日(土)よりユーロスペースほかで全国公開
http://trenquelauquen.eurospace.co.jp/
アルゼンチンの片田舎トレンケ・ラウケンで、ひとりの植物学者の女性ラウラが姿を消す。取り残された二人の男たち(恋人のラファエル、同僚のエセキエル)は、彼女を追って町や平原をさまよう。彼女はなぜいなくなったのか。この土地には何が眠っているのか。映画が進むにつれ物語は予想のつかない多方向へひろがり、謎はさらなる謎を呼び、秘密は秘密として輝きはじめる―。
14時間を超える大作『ラ・フロール』のマリアノ・ジナスを筆頭に、協働的かつインディペンデントな映画制作を20年以上続けてきたアルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」。今、世界中の映画祭から注目されるこの集団の集大成的作品がラウラ・シタレラ監督『トレンケ・ラウケン』だ。今作は4時間超のボルヘス&ボラーニョ的迷宮ミステリーでありながら誰もが楽しめる娯楽作であり、探偵もの、メロドラマ、クィア、フェミニズム、SFなど様々なジャンルや要素を越境しながら吸収して、誰も見たことのない境地へ観客を連れていく。
2023年カイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第1位。マルデルプラタ国際映画祭ラテンアメリカ最優秀作品賞。
ボリビア独立200周年/日本との協働50周年記念
「ウカマウ集団60年の全軌跡」全14作特集上映
上映期間:4/26(土)~5/23(金)
会場:新宿 K’s cinema
当日券:一般 1600円、学生 1300円、シニア 1200円、障がい者 1000円
特別鑑賞券3回券 3300円(数量限定)
https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau/
南米ボリビアの映画製作集団ウカマウ。世界に新しい映画の波をもたらしたヌーヴェルヴァーグと時を同じく、白人層に力が集中していたボリビアで、住民の半数以上を占める先住民(アイマラ人やケチュア人ら)に無関係な映画を作ることはできないと考えたホルヘ・サンヒネスらを中心に、1962年に活動を開始。今もなお世界に訴えかける映画製作を続けている。その影響力は、中南米、欧米にとどまらずアジアの映画作家に及んでいる。
今回の特集では、初上映となる新作2本(『女性ゲリラ、フアナの闘い-ボリビア独立秘史- Guerrillera de la Patria Grande, Juana Azurduy』『30年後-ふたりのボリビア兵 Los Viejos Soldados-』)を含む全14作品を一挙上映。
第6回 ラテンアメリカへの道フェスティバル 祝「ブラジル友好交流年」
日程 : 2025年5月3日(土祝)~5日(月祝)
時間 : 11:00~19:00
場所: お台場デッキ(ウエストプロムナード公園内)
ゆりかもめ 台場駅下車すぐ
入場無料
主催 CAL実行委員会
https://www.cal-odaiba.com/
「ペルー映画祭 in 広島 2025」開催
会期:5月23日~6月22日(会期中の金・土・日に上映)
会場:広島市映像文化ライブラリー
ペルー映画祭が広島で初開催されます。ペルーの魅力を伝える多彩な14作品を上映予定。
https://buenawayka.jimdosite.com/