【会場】 セルバンテス文化センターオーディトリアム
【日程】 2015年10月6日火曜日 17:00
17:00~ 映画上映
19:00~ 講演会
日本と中米が外交関係を結んで80周年となる2015年に、エルサルバドル文化庁のラモン・リーバス長官をお招きし、講演会を開催します。
講演の前には、映画「ROMERO―エルサルバドルの殉教者」(1989年/ジョン・ダイガン監督)を上映予定です。
聞き手は、名古屋大学の伊藤伸幸助教です。
【詳細&予約】
http://reservas.palabras.jp/ja/
京都ラテンアメリカ研究所では一昨年から中米・カリブ海を対象として研究会を組織してきた。昨年2014年からは「日本私立学校振興・共済事業団」の助成を受けて、ニカラグアにおいて総合学術調査を行っている。中心となるのは、国際文化資料館が実施しているマタガルパ県マティグアスにおける「考古学と博物館を仲介者とした実践的地域研究」であるが、調査の遂行には地域住民の理解と協力が不可欠であり、そのためには遺跡発掘の成果を地域史、地域文化、地域開発の資源として地域に還元していくことである。
中米は、コスタリカとパナマを除いて下位中所得国に分類される貧困地域であり、その課題は、経済成長を優先させる開発とならざるをえない。現在、ニカラグアでは貧困克服の切り札として国際的投資による大型プロジェクトとしてのニカラグア運河構想が進行している。しかし地域での開発は必然的に環境問題や地域住民との摩擦を引き起こす可能性が高く、新たな開発モデルとして住民参加型の開発や持続可能な開発モデルが提案されてきた。環境保全型の地域開発(エコツーリズム)、住民主体型の協同組合方式による農業開発などである。
一方、京都外国語大学は1996年~2000年に、エルサルバドルのチャルチュアパ遺跡で考古学調査と遺跡公園の整備、藍染産業の再生を中心とした地域支援活動を行った実践例がある。この活動は青年海外協力隊に引き継がれ、エルサルバドルにおける草の根援助として評価されている。しかし現在、活動は行われておらず、整備のなった遺跡公園や博物館の更なる活性化への新たな視点と地域に根差した開発への展開が求められているところである。
今年は日本と中米の外交樹立80年に当たる。このワークショップでは中米における地域開発に対して日本のODAや大学、NGOなどのこの地域における役割はいかにあるべきかについて、現地の具体的な事例にもとづいて議論していきたい。
プログラム
10月9日(金)第1部:ニカラグアにおける地域開発に対する日本の役割
会場:7号館4階 742教室
16:40 開会挨拶
16:50~17:50 記念講演「日本の対ニカラグア援助:地域開発に関連して」
加賀美充洋(元駐ニカラグア日本国大使/帝京大学客員教授)
18:00~18:50 2015年夏期ニカラグア総合学術調査報告
発表1「プロジェクト・マティグアス2015年調査概報」
南博史(国際文化資料館館長/京都ラテンアメリカ研究所研究員)
発表2「ニカラグアにおける地域開発モデルとしての協同組合」
辻豊治(京都ラテンアメリカ研究所副所長)
発表3「ニカラグアにおける地域開発とアフロ・アメリカ文化」
住田育法(京都ラテンアメリカ研究所研究員)
19:00~20:00 発表者全員によるフォーラム
司会:辻豊治(京都ラテンアメリカ研究所副所長)
10月10日(土)第2部:エルサルバドル共和国チャルチュアパ遺跡で日本が果たした役割と今後~京都外大と青年海外協力隊の活動を振り返って~
会場:1号館7階 小ホール(171教室)
10:50 開会
11:00~12:20 記念講演「エルサルバドルにおける文化政策の現状と課題」
ラモン・リーバス(エルサルバドル共和国文化庁長官)
※発表はスペイン語。逐語訳あり。
12:20 休憩
13:20~14:50 チャルチュアパ遺跡における京都外大と青年海外協力隊の活動
発表1 南博史(国際文化資料館館長/京都ラテンアメリカ研究所研究員)
発表2 市川彰(元青年海外協力隊員/名古屋大学高等研究院特任助教)
発表3 村野正景(元青年海外協力隊員/京都文化博物館学芸員)
発表4 木村聡(元エルサルバドルJICA事務所次長/(独)国際協力機構調達部契約第三課課長)
15:00~16:00 発表者全員によるフォーラム
司会:南博史(国際文化資料館館長/京都ラテンアメリカ研究所研究員)
16:00 閉会挨拶
【詳細Web】こちらをクリック
京都ラテンアメリカ研究所では一昨年から中米・カリブ海を対象として研究会を組織してきた。昨年2014年からは「日本私立学校振興・共済事業団」の助成を受けて、ニカラグアにおいて総合学術調査を行っている。中心となるのは、国際文化資料館が実施しているマタガルパ県マティグアスにおける「考古学と博物館を仲介者とした実践的地域研究」であるが、調査の遂行には地域住民の理解と協力が不可欠であり、そのためには遺跡発掘の成果を地域史、地域文化、地域開発の資源として地域に還元していくことである。
中米は、コスタリカとパナマを除いて下位中所得国に分類される貧困地域であり、その課題は、経済成長を優先させる開発とならざるをえない。現在、ニカラグアでは貧困克服の切り札として国際的投資による大型プロジェクトとしてのニカラグア運河構想が進行している。しかし地域での開発は必然的に環境問題や地域住民との摩擦を引き起こす可能性が高く、新たな開発モデルとして住民参加型の開発や持続可能な開発モデルが提案されてきた。環境保全型の地域開発(エコツーリズム)、住民主体型の協同組合方式による農業開発などである。
一方、京都外国語大学は1996年~2000年に、エルサルバドルのチャルチュアパ遺跡で考古学調査と遺跡公園の整備、藍染産業の再生を中心とした地域支援活動を行った実践例がある。この活動は青年海外協力隊に引き継がれ、エルサルバドルにおける草の根援助として評価されている。しかし現在、活動は行われておらず、整備のなった遺跡公園や博物館の更なる活性化への新たな視点と地域に根差した開発への展開が求められているところである。
今年は日本と中米の外交樹立80年に当たる。このワークショップでは中米における地域開発に対して日本のODAや大学、NGOなどのこの地域における役割はいかにあるべきかについて、現地の具体的な事例にもとづいて議論していきたい。
プログラム
10月10日(土)第2部:エルサルバドル共和国チャルチュアパ遺跡で日本が果たした役割と今後~京都外大と青年海外協力隊の活動を振り返って~
会場:1号館7階 小ホール(171教室)
10:50 開会
11:00~12:20 記念講演「エルサルバドルにおける文化政策の現状と課題」
ラモン・リーバス(エルサルバドル共和国文化庁長官)
※発表はスペイン語。逐語訳あり。
12:20 休憩
13:20~14:50 チャルチュアパ遺跡における京都外大と青年海外協力隊の活動
発表1 南博史(国際文化資料館館長/京都ラテンアメリカ研究所研究員)
発表2 市川彰(元青年海外協力隊員/名古屋大学高等研究院特任助教)
発表3 村野正景(元青年海外協力隊員/京都文化博物館学芸員)
発表4 木村聡(元エルサルバドルJICA事務所次長/(独)国際協力機構調達部契約第三課課長)
15:00~16:00 発表者全員によるフォーラム
司会:南博史(国際文化資料館館長/京都ラテンアメリカ研究所研究員)
16:00 閉会挨拶
【詳細Web】こちらをクリック
【日時】 10月13日(火)午後6時開演
(午後5時30分開場/午後8時終了予定)
【会場】 上智大学四谷キャンパス 10号館講堂
(東京都千代田区紀尾井町7-1)
JR中央線、東京メトロ丸ノ内線・南北線/四ッ谷駅 麹町口・赤坂口から徒歩5分
【定員】 定員200名・参加費無料
(上智大学関係者以外は事前申し込みが必要です。
https://www.mainichi-ks.jp/form/mainichi1510/ からお申し込みください)
※応募者多数の場合は抽選。当選者には聴講券をお送りします
【応募締切】 10月2日(金)23時59分
【プログラム】
〇講演「持続可能な開発と環境保護」
マリナ・シルバ氏(ブラジル元環境相、環境活動家)
〇パネルディスカッション「シルバさんと語ろう地球の未来」
マリナ・シルバ氏
宍戸健一氏(国際協力機構地球環境部審議役兼次長)
山田祐彰氏(東京農工大学大学院准教授)
舛方周一郎氏(神田外語大学専任講師)
コーディネーター=斗ケ沢秀俊・毎日新聞水と緑の地球環境本部長
全体司会=田村梨花氏(上智大学准教授)
【主催】毎日新聞社 【共催】サンパウロ新聞社
【後援】外務省、環境省、国際協力機構、日本ブラジル中央協会
【協賛】イオン環境財団、伊藤忠商事、宇都宮市、JR東日本、上智大学、楽天
【日時】2015年10月15日(木)15:00~16:30
【会場】東京ビッグサイト 会議棟6F 605+606会議室
【テーマ】「海外進出企業を取り巻く危機の現状と現地駐在員の危機管理対策」
【講師】深津 嘉成 氏
東京海上日動リスクコンサルティング(株)
ビジネスリスク本部 主席研究員
【定員】200名(定員になり次第、受付終了となりますので
早めのお申込みをお勧めします。
参加要領等の詳細は、下記をご覧ください。
http://www.joea.or.jp/post-567/latestevent/1048
【日時】10月15日(木)17:00 – 19:00
【会場】上智大学四谷キャンパス・中央図書館8階L-821会議室
【講師】 内村俊太(上智大学外国語学部助教・イベロアメリカ研究所所員)
先住民国家としてのインカは1533年に解体し、アンデスにはスペインによる植民地国家が築かれました。しかし、スペイン王権は現実の支配機構を整えるだけでなく、「アメリカ史」編纂をつうじてインカ史の意義を否定し、スペイン帝国の正統性を構築することにも力を注ぎました。それは、勝者が一方的に「敗者の視点」を踏みにじる行為と言っていいでしょう。しかし、スペイン帝国の歴史書のなかでインカがどのように描かれたかを分析することは、ヨーロッパ近世国家が他地域の歴史をどのような語彙と論理で解釈し、歪曲していったかという、植民地支配を支えた理論的な柱のひとつを歴史学として明らかにする作業になるでしょう。
【参加費】無料/予約不要
【問い合わせ先】上智大学イベロアメリカ研究所 ibero@sophia.ac.jp
当協会理事飯塚久夫氏の名解説とトークで毎回大好評を博しております「タンゴ音楽の集い」を下記のとおり、開催いたします。
今年のテーマは、「タンゴが訴えかけるもの~その表現と変遷を楽しむ~」で、今回はその第3回目になります。
詳細は別添をご参照のうえ、奮ってご参加賜ります様、ご案内申しあげます。
【日時】2015年10月16日(金)18:30~20:45
【場所】東京都港区新橋1-17-2 光和ビル
新橋フォーラム 地下2F 大会議室
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一般社団法人 日本アルゼンチン協会 阿部和子
〒108-0073
東京都港区三田2-7-16 協和三田ビル3階
TEL:03-6809-3681 FAX:03-6809-3682
E-mail: nippon@argentina.jp http://www.argentina.jp
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「アンデスの聖人崇拝 ― モノに映し出された信仰の世界を読む」
http://www.h6.dion.ne.jp/~andes/
【講師】八木百合子(国立民族学博物館・機関研究員)
【場所】東京外国語大学本郷サテライト5F
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷三丁目」駅から徒歩3~5分
JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅から徒歩8~10分
【受講料・入会案内】
http://www.h6.dion.ne.jp/~andes/member/
【日時】2015年10月19日(月)10:00~12:00
【会場】 独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)本部
虎ノ門ツインビルディング 中会議室B 地下1階
東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビル西棟 B1F
【主催】駐日アルゼンチン共和国大使館、アルゼンチン鉱業庁
【お問い合わせ】
一般社団法人 日本アルゼンチン協会 阿部 和子
〒108-0073 東京都港区三田2-7-16 協和三田ビル3F
Tel:03-6809-3681 Fax:6809-3682
E-mail: nippon@argentina.jp http://www.argentina.jp/
国際商業会議所(ICC:本部・パリ)は、企業法務、仲裁に関心のある実務家を対象に、国際仲裁セミナー「仲裁の効果的管理:企業法務・仲裁代理人向けガイド」を下記の通り開催いたします。
本セミナーでは2014年6月に出版された“ The Guide for In-House Counsel and Other Party Representatives on Effective Management of Arbitration (仲裁の効果的管理:社内弁護士や当事者代理人用のガイドライン)” を紹介するとともに、仲裁の効果的な利用法、国際仲裁や調停の最新動向等を参加者へ提供いたします。また、パネル討論では、国際ビジネスにおける紛争解決に関与している、企業法務の専門家や実務担当者が紛争解決の経験を説明し議論します。
この機会になるべく多くの関係者の方々にICC国際仲裁についてご理解いただきたく、多数の方々のご参加をお待ち致しております。(日英同時通訳付)
【1.日時】2015年10月19日(月)13:30~16:20 (受付は13:00から)
【2.場所】アークヒルズクラブ・クラブルーム
東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビルイーストウィング37階
【3.内容】別紙をご参照ください
【4.参加費】無料
【5.定員】150名 (定員になり次第、締切らせていただきます)
【6.申込】別添の申込書に和英併記で記入し、切り取らずにFAXまたは
Eメールにて、国際商業会議所(ICC)日本委員会事務局宛にお送りください。
【7.問合せ】国際商業会議所(ICC)日本委員会事務局 ICC Japan
Tel. 03-3213-8585 Fax. 03-3213-8589 E-mail:icc3@iccjapan.org
【セミナー概要】こちらをクリック
【お申込み書】こちらをクリック
※なお、国際商業会議所本部主催、同日本委員会共催、日本・東京商工会議所後援にて開催される、本セミナーへの参加(お申込み)に際しいただきました個人情報につきましては、本セミナーの管理運営、および国際商業会議所日本委員会または日本・東京商工会議所の各種事業(講演会、セミナー、交流会)のご案内に利用させていただきますのでご了承願います。
当協会は、予てより活動のグローバル化を志向して参りましたが、さる9月17日米国の首都ワシントンDCにて、ラテンアメリカ・カリブ地域を守備範囲とする米国のシンクタンクInter-American Dialogue(IAD)との共催で、Japan –Latin America Relations: Then and Nowと題する国際セミナーを実施しました。当協会としては初の国外での海外団体との共催イベントで、外務省の多大なるご協力を得て成功裏に終えることができました。セミナー前日には、IADと当協会が推薦する日米ラテンアメリカの専門家によるラウンドテーブルを開催し、中国経済の台頭やTPP交渉の進展などの国際情勢を踏まえ、日本とラテンアメリカ(および米国を含めた)関係の現状および今後について活発な意見交換を行いました。
本講演会は、2日間にわたったイベントでの討議内容をご報告とするとともに、今後の日本とラテンアメリカ関係の取り組みについて広く意見交換をする場としたく、皆様のご参加をお願いするしだいです。ワシントン・セミナーでメインスピーカーをつとめていただきました外務省の高瀬寧中南米局長にお話しいただくほか、当協会の佐々木幹夫会長も出席いたします。
参加ご希望の方は、メール又はファックスにて事前に協会事務局へご連絡頂きたくお願い申し上げます。尚、当協会のサービスの一環として会員の皆様の参加費は無料とし、大学院・大学生については3人分の無料特典枠(先着順)を設けます。
【1.日時】 2015年10月22日(木)15:00~16:30
【2.会場】 フォーリンプレスセンター会見室(日本プレスセンタービル6階)
東京都千代田区内幸町2丁目2-1
【3.講演者】
高瀬 寧 外務省中南米局長
細野昭雄 協会副会長
桑山幹夫 協会常務理事
(報告) 工藤章 協会専務理事 (司会)堀坂浩太郎 協会常務理事・研究所長
【4.参加費】 会員 無料 非会員 2000円 / 大学院・大学生 500円(先着順3人まで無料)
【5.備考】
①申込み受付:先着順90名までです。お早めに事務局へお申込み下さい。
②申込み締切:2015年10月19日(月)
【6.申込先】⇥ラテンアメリカ協会 事務局
E-mail:info@latin-america.jp ファックス03-3591-3831
WEB:https://latin-america.jp/seminar-entry
(当協会ホームページからもお申込みが出来るようになりました)
【7.詳細チラシ】こちらをクリック
【日時】10月22日(木)17:00 – 19:00 上智大学四谷キャンパス・中央図書館8階L-821会議室
【会場】上智大学四谷キャンパス・中央図書館8階L-821会議室
【講師】 矢澤達宏(上智大学外国語学部教授・イベロアメリカ研究所所員)
ブラジルは植民地開発にともない大量のアフリカ人を奴隷として導入し、独立以後も国民の半数以上が混血を含むアフリカ系の人々で占められてきました。それゆえ「ブラジル(人)とは何か」を問うとき、黒人の存在を抜きには考えられません。実際、植民地期よりブラジルは「人種の天国」、すなわち人種偏見など存在せず、異人種間の融和が実現している地であるとしばしば語られてきました。しかし実際には、奴隷制が廃止された後も、黒人は白人とのあいだに明白な経済的格差を抱え、人種偏見・差別にもさらされてきたのです。ブラジルについて流布していたイメージと、黒人が現実に日々体験していた実態とのギャップを前に、黒人運動家はどのようにとらえ、どう発信したのでしょうか。
20世紀前半に発行された黒人新聞の紙面から、この問いについて考えてみたいと思います。
【参加費】無料/予約不要
【問い合わせ先】上智大学イベロアメリカ研究所 ibero@sophia.ac.jp