【日時】 2017年7月15日(土) 14:00~17:00
【講師】:篠田 謙一(国立科学博物館 人類研究部人類史研究グループ)
【テーマ】「自然人類学から見たアンデス先住民 -20年の研究から」
【場所】 東京外国語大学本郷サテライト 5階
地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷三丁目」駅から徒歩3~5分
JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅から徒歩8~10分
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
【受講料】入会案内はメールで、「名前」「住所」「電話番号」
および入会ご希望の旨をお知らせください。
メールのあて先:andes@r5.dion.ne.jp
入会金:1000円
年会費:4000円(毎年4月更新)
定例講座受講料:6000円(3カ月)
【試受講制度】
非会員の方が特別に定例講座を受講されたい場合、1回 3000円で試し受講することができます。
神田外語大学イベロアメリカ言語学科とアジア経済研究所の共催で「学生・市民向けシリーズ講座――ラテンアメリカ政治経済のかんどころ」が開催されます。このシリーズ講座では、ラテンアメリカ8カ国を対象として、ジェトロ・アジア経済研究所ならびに神田外語大学の専門家らが、政治・経済動向をメインテーマに据えつつ、「ラテンアメリカの国々の見方、かんどころ」をお伝えします。また、第3回、第8回では、ラテンアメリカ関連資料が豊富に所蔵されているジェトロ・アジア経済研究所図書館の活用法についてもご説明します。ラテンアメリカに関心のある学生の皆さん、地域住民の皆様のご参加を心よりお待ちしています。
【会場】
神田外語大学 8号館116号室
(千葉県千葉市美浜区若葉1-4-1)
最寄り駅:JR京葉線海浜幕張駅、JR総武線幕張駅
【開催日時】
第1弾 2017年7月7日(金)~2017年7月21日(金)
第2弾 2017年10月6日(金)~2017年11月10日(金)
いずれも金曜日 16:30~18:00 (開場 16:00)
【対象】
ラテンアメリカ諸国に興味のある大学生や高校生、一般の方々
【使用言語】
日本語
【主催】
ジェトロ・アジア経済研究所、神田外語大学
【定員】
各コース30名
※定員になり次第、お申込みを締め切ります。締め切り後、キャンセル待ちをご希望される方は、下記「お問い合わせ先」記載のメールアドレスまで、(1)参加希望コース名、(2)お名前、(3)ご所属、(4)ご連絡先(電話およびE-Mail)を書いたメールをお送りいただくようお願いいたします。ご参加が可能になった場合にのみご連絡差し上げます。
【参加費】
無料
【お申し込み方法】
各コースのページよりお申し込みください。
【お申し込み締切】
各コース開催2日前の17:00 (ただし、定員に達した場合、事前に締め切らせて頂きます。)
※取材・記録のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。
【お問い合わせ先】
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部成果普及課
Tel:043-299-9536
E-mail:seminar@ide.go.jp
【プログラム / 対象国・地域名 / 日時 / 講師】
【第3回】 メキシコ
2017年7月21日(金曜)16:30~18:00
柳沼孝一郎(神田外語大学 外国語学部 国際コミュニケーション学科 国際ビジネス キャリア専攻長)
※ジェトロ・アジア経済研究所図書館活用法について、同館担当者よりご説明します。
さて、ラテンアメリカ協会は、外務省の閣僚級招聘で来日予定のアーウィン・ラロック・カリブ共同体(カリコム)事務局長をお招きし、講演会「カリブ共同体(カリコム)と日本・カリコム関係」を開催いたします。
カリブ共同体(カリコム)は、ジャマイカなど旧英領カリブ諸国を中心とする14か国・1地域が加盟する地域機構で、域内の経済統合を推進するほか、共通の外交政策を積極的に展開することで国連などの国際場裏でまとまった勢力を形成しています。日本との関係では、島嶼国という共通性から環境・防災分野での協力関係が拡大する一方、国際場裏において日本の立場を支持するなど、友好関係が深まっています。2014年にラテンアメリカ歴訪の安倍首相がトリニダード・トバゴに赴き、同国で開かれた第1回日本・カリコム首脳会議において「日本の対カリコム政策」を表明しています。
今回の講演では、ラロック事務局長から、カリコムとは何か、カリコムが国連などで果たしてきた役割、エネルギー対策などの地域課題、日本への期待などについてお話いただきます。大変貴重な機会ですので、奮ってご参加ください。
【1.日時】 平成29年 7月24日(月)15:00~16:30
【2.会場】 三菱商事株式会社
丸の内パークビルディング会議室(受付2F)⇥
〒100-8086 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号
※三菱商事ビルではございませんのでご注意ください。
【3.講演者】アーウィン・ラロック・カリブ共同体(カリコム)事務局長
【4.言語】 英語・日本語 逐語訳
【5.参加費】会員 2000 円、非会員 3000 円 / 大学院・大学生 無料
申し込み⇥下記Webサイトより平成29年7月21日(金)までに、お一人ずつご登録ください。
URL: https://latin-america.jp/seminar-entry
※先着順 40 名までです。お早めに下記事務局へお申込み下さい。
【6.詳細チラシ】こちらをクリック
【お問合せ】一般社団法人 ラテンアメリカ協会事務局
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル1(120A)
Tel: 03-3591-3831 Fax: 03-3591-3831 E-mail: info@latin-america.jp
平素、当協会の活動に対し格別のご支援とご協力を賜わり厚く御礼申しあげます。
さて、この5年間に日系進出企業が1000社超へ倍増したことに象徴されるように、メキシコの自動車関連産業の集積が急速に進み、この分野を取り巻く事業環境が大きく改善してきました。しかし、米トランプ政権のNAFTA(北米自由貿易協定)再交渉の方針により、米国市場を想定したメキシコでの自動車・部品などの製造業の先行きに不透明感が広がっています。
今般、メキシコを中心にラテンアメリカの自動車産業の動向に詳しいジェトロ海外調査部米州課 中畑 貴雄氏をお招きし、ラテンアメリカでの自動車産業の事業環境の現状と最近の変化について、ご講演をいただきます。講演に引き続き、メキシコでの自動車ビジネスに関係された経験をお持ちで、現在、民間の立場から米墨関係を含むラテンアメリカの政経動向を研究されている(株)国際経済研究所主席研究員 大石 和明 氏からコメントをいただきます。
この分野の専門家のお二人から、ラテンアメリカの自動車産業の現状と課題について総括的なお話しが聴ける絶好の機会ですので、奮ってご参加いただきたく、ご案内申しあげます。
【1.日時】2017年7月28日(金)15:00~17:00
【2.会場】(公財)フォーリン・プレスセンター
東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル 6階
Tel: 03-3501-3401
【3.講師】日本貿易振興機構(ジェトロ)海外調査部米州課 中畑 貴雄 氏
【コメント】(株)国際経済研究所主席研究員 大石 和明 氏
【4.参加費】会員 2000 円、非会員 3000 円 / 大学院・大学生 無料
【5.申込み】 下記Webサイトより2017年7月26日(水)までに、お一人ずつ
ご登録ください。URL: https://latin-america.jp/seminar-entry
※先着順 70 名までです。お早めに下記事務局へお申込み下さい。
【6.詳細チラシ】こちらをクリック
【お問合せ】
一般社団法人 ラテンアメリカ協会事務局
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル120A
Tel: 03-3591-3831、FAX : 03-6205-4262、E-mail: info@latin-america.jp
このたび外務省主催「安全対策セミナー」(2017年7月31日開催)を後援することになりましたので、ご案内いたします。関係部署にご回覧ください。
【開催日】2017年7月31日(月)
【開催時間】
講演1 13:35~14:30(受付13:00~13:30)
講演2 14:40~16:00
個別相談会 16:15~17:15
【場所】TKP 新橋カンファレンスセンター 2階ホール 2A
東京都港区西新橋15-1 大手町建物田村町ビル
【対象者】海外進出企業・団体で危機管理に携わる方
【参加費】 無料
【開催内容】
○講演1「海外における安全確保について~
日本人と日本企業に対する脅威と政府の対応~(仮題)」
講師: 外務省領事局長 能化 正樹氏
○講演2「海外でのリスク管理~テロ・誘拐等への具体的対応策~」
講師:(株)オオコシセキュリティコンサルタンツ 代表取締役 大越 修氏
※講演2は参加者の方の間でご討議頂く演習が含まれます。
○個別相談会
【定員】 200 名
【詳細・お申込み】下記URLをご覧ください。
https://joea.or.jp/event/48038
どうぞ奮ってご参加くださいますようお待ち申し上げます。
【日程】 8月4日 (金) 13:30 ~17:00
【お申し込み締切】 7月28日(金) 17:00
【テーマ】 コース6 「ラテンアメリカの治安問題」
【会場】ジェトロ本部 5階 ABCD会議室
東京都港区赤坂1丁目12-32アーク森ビル(アークヒルズ内)
https://www.jetro.go.jp/jetro/profile/map.html
【使用言語】 日本語
【主催】 ジェトロ・アジア経済研究所
【定員】 100名 ※定員に達したコースについては、随時締め切らせていただきます。
【受講料】
1.一般:4000円/人
2.アジ研賛助会正会員、ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員:
それぞれ1口につき先着2名まで無料、3人目より 4000円 /人。
※3人目のお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、出欠の確認をいたします。
3.アジ研賛助会個人利用会員:2000円 /人
4.学生:2000円 /人(学生料金をご希望の場合、必ず申込時に学生証コピーの送付をお願いします。送付がない場合、一般料金となります。)
【お申し込み/ 詳細】下記URLをご参照ください。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Event/Seminar/2017summer/index.html
【本メールの発信元・お問い合わせ先】
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部 成果普及課
Tel:043-299-9536
E-mail: kakikoza@ide.go.jp
平素、当協会の諸活動に格別のご支援とご協力を賜わり厚く御礼申しあげます。
さて、時事通信社サンパウロ支局長としての4年半の勤務を終え、6月末に帰国された辻 修平記者をお招きし、ラテンアメリカ各国の最新状況をご講演いただきます。
辻記者は、現地滞在中、W杯やオリンピックの開催、大統領弾劾に至る激動に直面したブラジル国民の底力に焦点を当てて取材されました。キューバに何度も足を運び、米国との国交回復を通じて歴史的な変化を遂げる共産主義国の実情も目の当たりにされました。アルゼンチンの政権交代、コロンビア内戦の和平などを直接現地で取材された経験もお持ちです。そのいずれも、長年培った社会部記者としての経験を生かし、国民視線に立った記事を書いて来られました。
今回、辻記者からは4年半のラテンアメリカ特派員経験の総括という趣旨でご講演をいただきます。日頃聞けないお話が聞ける絶好の機会ですので、是非奮ってご参加いただきたく、ご案内申しあげます。
【1.日時】2017年 8月 9日(水)15:00~16:30
【2.会場】日比谷国際ビルB1 会議室(日比谷国際クリニック検診センター右隣)
東京都千代田区内幸町2-2-3 Tel.: 03-3591-3831
【3.講演題】「変貌する情熱大陸 =社会部記者が見たラテンアメリカ=」
【4.講演者】時事通信社前サンパウロ支局長 辻 修平 記者
【5.参加費】会員 2000 円、非会員 3000 円 / 大学院・大学生 無料
【6.申し込み】下記Webサイトより平成29年8月7日(月)までに、お一人ずつご登録ください。
URL: https://latin-america.jp/seminar-entry
※先着順 50 名までです。お早めに下記事務局へお申込み下さい。
【7.詳細チラシ】こちらをクリック
【お問合せ】
一般社団法人 ラテンアメリカ協会事務局
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル1(120A)
Tel:03-3591-3831 Fax: 03-6205-4262 E-mail: info@latin-america.jp
【日時】 2017年8月19日(土)
【講師】 加藤 泰建(埼玉大学名誉教授)
【テーマ】「南米アンデスの都市(古代都市)の話」
【場所】 東京外国語大学本郷サテライト 5階
地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷三丁目」駅から徒歩3~5分
JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅から徒歩8~10分
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
【受講料】入会案内はメールで、「名前」「住所」「電話番号」
および入会ご希望の旨をお知らせください。
メールのあて先:andes@r5.dion.ne.jp
入会金:1000円
年会費:4000円(毎年4月更新)
定例講座受講料:6000円(3カ月)
【試受講制度】
非会員の方が特別に定例講座を受講されたい場合、1回 3000円で試し受講することができます。
メキシコ・日本アミ-ゴ会は日墨の友好親善の促進とメキシコの理解を深める目的で例年、「メキシコ歴史文化講演会」を開催しています。
2017年は、メキシコ日本移民120周年記念行事の一つとして、「メキシコ日系移民の歴史とその活躍」を主テ-マに、4回シリ-ズの講演会を下記の通り開催します。皆さまお誘い合わせのうえお出かけください。
☆開催概要(各回共通) ☆
【日時】2017年8月24日、10月24日、11月22日、12月7日
18:00~20:00 (開場17:30) (講演90分+質疑応答30分)
【会場】メキシコ大使館別館5階「エスパシオ・メヒカ-ノ」
☆アクセス:https://embamex.sre.gob.mx/japon/index.php/ja/2016-04-12-08-30-47
【定員】先着順100名 / 参加費:無料
【主催】メキシコ・日本アミーゴ会 / 協力:メキシコ大使館
【申込】メキシコ・日本アミーゴ会 ( info@mex-jpn-amigo.org ) 宛てメールで「講座名(第○回)・参加者氏名(フリガナ)・メールアドレス・所属(アミーゴ会員or講演会案内の入手先)」を明記して直接お申し込み下さい。複数参加の場合には全員のお名前を明記してください。定員超過の場合のみ、その旨をお知らせします。
【演題】「私がメキシコから学んだこと」
【講師】黒沼 ユリ子(くろぬま ゆりこ)
【略歴】ヴァイオリニスト。高校1年で日本音楽コンクール第1位特賞。18歳でヨーロッパへ留学し1962年プラハ音楽芸術アカデミーを首席卒業。以来、国際的なソリストとして世界各地で活躍。と同時に1980年にはメキシコ市南部のコヨアカンに弦楽器のための「アカデミア・ユリコ・クロヌマ」を開設し、「日本・メキシコ友好コンサート」などを通じて、両国の友好の絆を音楽によって一層強いものにする。現在は千葉県御宿町に帰国して、そこに「黒沼ユリ子のヴァイオリンの家・日本メキシコ友好の家」を創設し活動中。
メキシコからトラテロルコの鷲賞、アステカの鷲勲章、日本からは外務大臣表彰、国際交流基金奨励賞、大同生命文化財団・地域研究特別賞、ソロプチミスト日本財団・千嘉代子賞、旭日小綬章などを受賞。著書に、『メキシコからの手紙』、『メキシコの輝き』(共に岩波新書)、『アジタート・マ・ノン・トロッポ』(未来社)、『ドヴォルジャーク』(リブリオ出版)、『ヴァイオリン・愛はひるまない:プラハからメキシコへ』(海竜社)などがある。
【要旨】拙書『メキシコからの手紙』に表したように、私は1972年から2年弱の間、イダルゴ州のワステカ地方で暮らした。シエラ・マードレ(山脈)の奥地での生活から、これまで自分がこの丸い地球をいかに「西洋文化」というメガネを通してのみの、ほんの一部分しか知らなかったかということを認識させられた。殊に16世紀に武力征服された折に山間部に住んでいたメキシコ人たちの末裔が、今日の現代文明社会からはとり残され、それとはほど遠い生活を続けているのを目のあたりにし、大きなショックを受けた。それは人類が作り上げた悪しき「植民地主義」という名のもとでの、言語道断の差別による搾取の正当化から生まれた不平等社会を目の前にした驚き、とも言えよう。そしてこの構図が、今日の世界地図全体の中にも広大な部分を占めており、パワーバランスの不均衡が「あたり前」として存在することにより、「富める側」にある日本という国も存在していることを私たちは自覚せねばならないと思う。
120年前から始まった日本人のメキシコ移民の歴史は、彼らがいかにこの構図の中から這い上がるために刻苦勉励に勤めたかの歴史であって、その結果において、今日の立派な日系人社会が築かれたかを認めなくてはならないだろう。現代メキシコ社会における日本人への一般的なイメージについて語り、小石を1個ずつ積み重ねるような地道な努力で「日系移民」の方々が築かれたように、私たちもまた今日、両国の相互理解を深め、友好関係の絆をさらに強くする努力をしなければならないと思う。
メキシコ・日本アミ-ゴ会は日墨の友好親善の促進とメキシコの理解を深める目的で例年、「メキシコ歴史文化講演会」を開催しています。
2017年は、メキシコ日本移民120周年記念行事の一つとして、「メキシコ日系移民の歴史とその活躍」を主テ-マに、4回シリ-ズの講演会を下記の通り開催します。皆さまお誘い合わせのうえお出かけください。
☆開催概要(各回共通) ☆
【日時】2017年8月24日、10月24日、11月22日、12月7日
18:00~20:00 (開場17:30) (講演90分+質疑応答30分)
【会場】メキシコ大使館別館5階「エスパシオ・メヒカ-ノ」
☆アクセス:https://embamex.sre.gob.mx/japon/index.php/ja/2016-04-12-08-30-47
【定員】先着順100名 / 参加費:無料
【主催】メキシコ・日本アミーゴ会 / 協力:メキシコ大使館
【申込】メキシコ・日本アミーゴ会 ( info@mex-jpn-amigo.org ) 宛てメールで「講座名(第○回)・参加者氏名(フリガナ)・メールアドレス・所属(アミーゴ会員or講演会案内の入手先)」を明記して直接お申し込み下さい。複数参加の場合には全員のお名前を明記してください。定員超過の場合のみ、その旨をお知らせします。
☆第3回:11月22日(水) 18:00~20:00 ☆
【演題】「戦後メキシコ日系社会の動向と変容
~日本のパートナーとしてのメキシコ~」
【講師】浅香 幸枝(あさか さちえ)
【略歴】南山大学外国語学部准教授、同ラテンアメリカ研究センター研究員。博士(学術:名古屋大学大学院国際開発研究科)。現在、日本移民学会理事(四役:事務局長)、(公財)海外日系人協会理事。外務省「中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会」委員。
【主要著書】『地球時代の日本の多文化共生政策―南北アメリカ日系社会との連携を目指して』明石書店2013年初版(2017年第2刷)。『地球時代の「ソフトパワー」―内発力と平和のための知恵』(単編)行路社 2012年。『地球時代の多文化共生の諸相―人が繋ぐ国際関係』(単編)行路社 2009年。
【要旨】2017年はメキシコへの日本人移住120周年である。メキシコは日本と最初の平等条約を締結しただけでなく、2005年に経済連携強化のための協定を締結発効した。このような良好な外交関係を背景に、北部のマキラドーラには日系の工場群があり、メキシコの中央高原にも日系自動車産業が集まっている。こうした環境下で現地に根付いている日系社会が日系企業の進出によりどのような影響を受け、どのような協力関係にあるのかを明らかにする。
先行研究により現状を把握した後、外務省領事移住部の作成した『海外における邦人及び日系人団体の一覧表』および日系社会のリーダーへのインタビュー調査によって、日系企業進出に伴う日系社会の変容を人の移動と異文化理解の視点から考察する。
親日のメキシコ社会を支える日系社会の役割と日本との関係、またメキシコと係わる日本人のメキシコとの付き合い方を日系社会の経験から学びたい。不透明な国際社会において、信頼できる人のネットワークは、世界に平和と安寧をもたらす基盤だと考える。
メキシコ・日本アミ-ゴ会は日墨の友好親善の促進とメキシコの理解を深める目的で例年、「メキシコ歴史文化講演会」を開催しています。
2017年は、メキシコ日本移民120周年記念行事の一つとして、「メキシコ日系移民の歴史とその活躍」を主テ-マに、4回シリ-ズの講演会を下記の通り開催します。皆さまお誘い合わせのうえお出かけください。
☆開催概要(各回共通) ☆
【日時】2017年8月24日、10月24日、11月22日、12月7日
18:00~20:00 (開場17:30) (講演90分+質疑応答30分)
【会場】メキシコ大使館別館5階「エスパシオ・メヒカ-ノ」
☆アクセス:https://embamex.sre.gob.mx/japon/index.php/ja/2016-04-12-08-30-47
【定員】先着順100名 / 参加費:無料
【主催】メキシコ・日本アミーゴ会 / 協力:メキシコ大使館
【申込】メキシコ・日本アミーゴ会 ( info@mex-jpn-amigo.org ) 宛てメールで「講座名(第○回)・参加者氏名(フリガナ)・メールアドレス・所属(アミーゴ会員or講演会案内の入手先)」を明記して直接お申し込み下さい。複数参加の場合には全員のお名前を明記してください。定員超過の場合のみ、その旨をお知らせします。
☆第2回:10月24日(火)18:00~20:00 ☆
【演題】「チアパスに入殖した榎本移民と榎本武揚について」
【講師】山本 厚子(やまもと あつこ)⇥
【略歴】慶応義塾大学文学部史学科卒。スペイン国立マドリッド大学(現コンプルテンセ大)
留学。ノンフィクション作家。元東京農業大学・早稲田大学講師。日本ジェンダー学会理
事。著書に、『榎本武揚』、『野口英世は眠らない』、『パナマ運河百年の攻防』ほか多数。
新聞・雑誌などにラ米地域の女性関係の記事多数あり。
【要旨】ラテンアメリカ地域に最初に移住した日本人は、メキシコの南端・チアパスに渡った36名の若者であった。広大な官有地を払い下げ契約し、15年年賦で土地を購入し、自由渡航者6名、契約移民29名がエスクイントラのアカコヤグアに入殖した。ここに、ラ米地域への日系移民の歴史の第1ページがはじまったのである。
このグループを派遣したのは、榎本武揚であった。幕臣の彼は若い時から「殖民・移住」という考えを芽生えさせていた。オランダ留学、ロシア公使として赴任していた機会に、列強の殖民政策を目にして、日本の将来の「国利民福」の思いを強くしていった。
松方内閣の下で外務大臣に就任した榎本武揚は、大臣官房に移民課を設置し、海外への移住可能な場所を調べさせ、メキシコのチアパスが候補として挙げられた。大臣就任期は短かったので、自ら殖民協会を作り、さらに移民会社を設立し、資金難を押して、私財を投入して「エノモト移民」をメキシコに送ったのである。
入殖民たちは、紆余曲折を経て、歯を食いしばって土地に根づいていった。メキシコ革命と太平洋戦争がなければ、違った歴史が展開されたにちがいない。
今年で120年を迎える日系移民史の原点を、改めて思い起こし、将来の日本とメキシコ、ラ米地域との関係を、今一度考える機会になればと思う。
メキシコ・日本アミ-ゴ会は日墨の友好親善の促進とメキシコの理解を深める目的で例年、「メキシコ歴史文化講演会」を開催しています。
2017年は、メキシコ日本移民120周年記念行事の一つとして、「メキシコ日系移民の歴史とその活躍」を主テ-マに、4回シリ-ズの講演会を下記の通り開催します。皆さまお誘い合わせのうえお出かけください。
☆開催概要(各回共通) ☆
【日時】2017年8月24日、10月24日、11月22日、12月7日
18:00~20:00 (開場17:30) (講演90分+質疑応答30分)
【会場】メキシコ大使館別館5階「エスパシオ・メヒカ-ノ」
☆アクセス:https://embamex.sre.gob.mx/japon/index.php/ja/2016-04-12-08-30-47
【定員】先着順100名 / 参加費:無料
【主催】メキシコ・日本アミーゴ会 / 協力:メキシコ大使館
【申込】メキシコ・日本アミーゴ会 ( info@mex-jpn-amigo.org ) 宛てメールで「講座名(第○回)・参加者氏名(フリガナ)・メールアドレス・所属(アミーゴ会員or講演会案内の入手先)」を明記して直接お申し込み下さい。複数参加の場合には全員のお名前を明記してください。定員超過の場合のみ、その旨をお知らせします。
☆第1回:8月24日(木) 18:00~20:00 ☆
【演題】「メキシコの日系移民の変遷と史的意義」
【講師】柳沼 孝一郎(やぎぬま こういちろう)
【略歴】メキシコ国立自治大学哲文学学部大学院修士課程修了-メキシコ近現代史専攻。
専門はメキシコ近現代史・ラテンアメリカ地域文化研究。現在、神田外語大学国際コミュニケーション学科教授(副学長)。放送大学千葉学習センター客員教授。
著書に、『インディアスの迷宮 1492-1992』(共著、勁草書房)、『グローカリゼーション 国際社会の新潮流』(共著、神田外語大学出版局)、『現代メキシコを知るための60章』(分担執筆、明石書店)、『季刊iichiko特集:メキシコの文化学』(共著、文化科学高等研究院出版局)、『スペイン語がびっくりするほど身につく本』(単著、あさ出版)、『環太平洋の言語と文化』(共著、神田外語大学出版局)、訳書に、『ユネスコ世界遺産(全13巻)』(共訳、講談社)、『ガルシア=マルケス ジャーナリズム作品集』(共訳、現代企画室)、『ホセ・マルティ選集 共生する革命』および『ホセ・マルティ選集 飛翔する思想』(共訳、ともに日本経済評論社)など多数。
【要旨】大航海時代にヌエバ・エスパーニャ(現メキシコ)のガレオン船「サン・フランシスコ号」が御宿の海岸に漂着、フィリピン総督ロドリゴ・デ・ビベロ以下317名は地元民から手厚い救援を受け、これを機に日本とメキシコの交流が開始され、支倉常長慶長遣欧使節のメキシコ派遣とつづき、明治期の「日墨友好通商航海条約」の締結、その後に国家事業として実施された「榎本武揚メキシコ殖民団」は日本人の中南米移住の先駆けとなった歴史的な移住でした。戦後期では、メキシコ国連大使の尽力による対日講和条約の締結および日本の国際社会への復帰、日墨両国の友好関係の促進を目的とした「日墨協会」の設立、両国の文化交流の場「日墨文化会館」の建設、ノーベル文学賞詩人オクタビオ・パス(当時は二等書記官)の東京着任、「日墨文化協定」の調印、64年の東京オリンピックに次ぐ、68年のメキシコ・オリンピックを機に発足された「メキシコ日本商工会議所」、「日本メキシコ通商協定」の締結、両政府の交換留学制度「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」そして「日墨経済連携協定」(EPA)を経て現在にいたっています。
すべてが日本とメキシコの友好の証です。日墨友好400年の「二つの文化を一つの心で」の歴史の記憶をたどります。