イベントカレンダー - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

イベントカレンダー

9月
27
2018
出版記念講演会&パラグアイ・アルパ ミニリサイタル: パラグアイの伝統レース~ ニャンドゥティのアクセサリー
9月 27 @ 19:00 – 20:30


【日時】9/27 (木)19:00 ~ 20:30
【会場】インスティトゥト・セルバンテス東京
https://libro-nanduti.peatix.com/view

ニャンドゥティはパラグアイの伝統刺繍であり文化的遺産でもあります。本講演ではニャンドゥティ 刺繍の普及に努めるアーティスト岩谷みえエレナ氏に、最新著書『ニャンドゥティのアクセサリー』 をご紹介いただきます。本作では色とりどりの糸が織り込まれた伝統刺繍が、髪飾りやネックレス、 ベルトなど作家の独創的なデザインで紹介され、読者に新たな楽しみ方を提案しています。また、 パラグアイ・アルパの生演奏もお楽しみください。

9月
28
2018
ペルー鉱業投資セミナー
9月 28 @ 09:30 – 12:00

銅、亜鉛、鉛の世界有数の産出国であるペルー共和国は、近年も鉱山開発・拡張案件が多数あり、日本にとって同国の鉱業は、今後さらに重要性が増していくものと予想されます。

この機を捉え、JOGMECは、ペルー・エネルギー鉱山省のルイス・ミゲル・インチャウステギ・セバジョス鉱山副大臣を日本に招聘し、同国の鉱業政策等の最新情報を日本の鉱業関係者に提供する場として、掲題セミナーを開催することとしました。

本セミナーでは、ペルーの鉱業分野に進出する日本企業からも、ご講演いただきます。
皆様のご来場をお待ちしております。

【日時】2018年9月28日(金)9:30~12:00
【場所】虎ノ門ツインビルディング 地下1階 大会議室(港区虎ノ門2-10-1)
【言語】日本語・スペイン語(同時通訳有)
【参加費】無料
【定員】150名

詳細とお申し込み:以下URLをご覧下さい。
http://www.jogmec.go.jp/news/event/event_k_10_000078.html

10月
1
2018
メキシコ歴史文化講演会(全4回) 第2回「日本とメキシコ:日墨友好130年の歩み」
10月 1 @ 18:00 – 20:00

【日時】2018年9月6日(木)、10月1日(月)、11月9日(金)、12月4日(火)
    18:00~20:00 (開場17:30) (講演90分+質疑応答30分)
【会場】駐日メキシコ大使館別館5階「エスパシオ・メヒカ-ノ」
    ※東京メトロ「赤坂見附」が近くて便利です

【定員】先着順100名/参加費:無料
【主催】メキシコ・日本アミーゴ会 / 協力:駐日メキシコ大使館
【申込】メキシコ・日本アミーゴ会 info@mex-jpn-amigo.orgへ「講座名・参加者氏名(フリガナ)・メールアドレス・所属or案内入手先(河嶋@山ろく会)」を明記してお申し込み下さい。

なお、詳細は以下参照:http://docs.mex-jpn-amigo.org/mex-jpn-130th.pdf
あるいはアミーゴ会HP:http://www.mex-jpn-amigo.org/

【講演会テ-マと講師】
第2回 10月1日(月)
「日本とメキシコ:日墨友好130年の歩み」
【講師】柳沼 孝一郎 先生(神田外語大教授/副学長)

10月
4
2018
ブラジル法律セミナーのご案内 日本企業が直面する典型的なリーガルリスクについて
10月 4 @ 15:30 – 17:00

 平素は当協会の活動に格別のご支援、ご協力を賜わり感謝申しあげます。
 今般、日本ブラジル中央協会との共催で、長島・大野・常松法律事務所の企画・ご協力によるブラジル法律セミナーを開催いたします。本講演会では、長島・大野・常松法律事務所の笠原康弘弁護士からコンプライアンス、労務、税務、許認可など、ブラジルで日本企業が直面する典型的なリーガルリスクについて分かり易く解説いただきます。引き続いて、サンパウロの大手法律事務所「トッツィーニ・フレィレ法律事務所」(Tozzini Freire Advocados)の4名の弁護士から、大統領選挙の動静、インフラ・プロジェクトの展望と投資機会など、ブラジル最新のトピックスを、主に法務の観点から、お話しいただきます。 
 複雑で知られるブラジルの法規制の概要や政治・ビジネスの最新動向を知る貴重な機会ですので、是非奮ってご参加いただきたく、ご案内申しあげます。

【日時】 2018年 10月4日(木)15:30~17:00 
【会場】 長島・大野・常松法律事務所 会議室
     東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー(受付36階)
【主催】 一般社団法人ラテンアメリカ協会、一般社団法人日本ブラジル中央協会
【講演題】「ブラジルにおいて日本企業が直面する典型的なリーガルリスク」⇥
【講演者】 
①長島・大野・常松法律事務所 笠原康弘弁護士
②TozziniFreire 法律事務所 フェルナンド・セレク(Fernando Serec)弁護士
③同 アントニオ・フェリックス・デ・アラウジョ・チントラ(Antonio Felix de Araujo Cintra)弁護士
④同 シン・ジェ・キム(Shin Jae Kim)弁護士
⑤同 ジュン・マクタ(Jun Makuta)弁護士

【言語】 ブラジルの弁護士は英語で講演。但し、随時、日本語で補足説明を入れる。
【参加費】 会員 2000 円、非会員 3000 円 / 大学院・大学生 無料
【備考】
①申込み受付:先着順 100名までです。お早めに以下からお申込み下さい。
②申込締め切り:平成2018年10月1日(月)

以下WEBサイトからお申し込みください。
URL: https://latin-america.jp/seminar-entry

【詳細チラシ】(PDF) こちらをクリック

<ラテンアメリカ協会>
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル120A
Tel: 03-3591-3831 Fax: 03-6205-4262 E-mail: info@latin-america.jp

セファルディ文化の日
10月 4 @ 18:00 – 20:00


【日時】10月4日(木)
18:00~ パコ・ディエスによるセファルディ音楽コンサート
19:00~ 写真展「セファルディ発見」、セファルディのお菓子試食
【会場】インスティトゥト・セルバンテス東京
【入場】無料、要予約
https://congreso-sefardi.peatix.com/view

 本年度の日本スペイン語・スペイン語圏文化国際会議は、スペインユダヤ人協会の協力によりセファルディ文化の紹介で幕を開けます。セファルディは中世後期にイベリア半島から追放されたユダヤ人の子孫を指し、彼らは欧州や中東、北アフリカに移住するも独自の文化を保ち続けました。イベリア半島の伝統音楽の演奏家パコ・ディエスによるコンサート、展覧会、お菓子の試食などをお楽しみ下さい。

10月
5
2018
第3回日本スペイン語・スペイン語圏文化国際会議
10月 5 @ 09:00 – 10月 6 @ 17:00


【日時】10月5日(金)6日(土)
【会場】インスティトゥト・セルバンテス東京
【入場】無料、要予約
https://congresohispanismotokio.peatix.com/

9:00- 参加者受付
9:30- 開会の挨拶
歓迎の挨拶
インスティトゥト・セルバンテス東京館長 ビクトル・ウガルテ公式開会挨拶
駐日スペイン大使 ゴンサロ・デ・ベニト閣下

9:45 – セファラド-イスラエル センター
セファラド-イスラエル センター 代表 ミゲル・デ・ルカス講演
      
10:00 – ディアスポラ セファルディとの出会い
インスティトゥト・セルバンテス クラクフ館長フェルナンド・ヴァラ・デ・レイ講演

10:20 -今日のスペイン及びヨーロッパのユダヤ
作家 アドルフォ・ガルシア・オルテガ講演

10:40-コーヒータイム

11:00- ラウンドテーブル1
ユダヤ文化とスペイン文化

【司会者】木下登教授(南山大学)
【参加者】本田 誠二教授(神田外語大学)、鴨志田聡子教授(東京大学)、関哲行教授(流通経済大学)

■本田 誠二教授:ファン・ゴイティソーロの作品におけるアメリコ・カストロの大きな影響:セルバンテスの解釈に関して
■鴨志田聡子教授:ラディーノ(ユダヤ系スペイン)なぜスペインから来たのか:スペイン語のなかのユダヤ人の記憶と文化
■関哲行教授:スペインでのコンベルソ(ユダヤ教からキリスト教への改宗者)の問題

13:00- 午前の部終了

14:30 –
ニュー・スパニッシュ・ブックス2018
金関あさ(スペイン大使館経済商務部スペシャリスト)ニュー・スパニッシュ・ブックスの紹介

14:40 -ラウンドテーブル2
【編集について】 いかに翻訳とスペイン語文学の拡散を推進してゆくのか
【司会者】 稲本 健二 教授(同志社大学)
【参加者】 太田昌国氏(現代企画室編集者)、野谷文昭教授(ニュー・スパニッシュ・ブックス選考委員長)、アドルフォ・ガルシア・オルテガ(作家)

■マリア・ルイサ・フィッシャー教授(CUNYハンターカレッジ)
■松本 健二教授(ネルーダ『すべての歌』翻訳者)
■太田昌国氏:スペイン語文学の編集者としての経験
■野谷文昭教授によるプレゼンテーション
■アドルフォ・ガルシア・オルテガ氏:翻訳することは反逆することではない。編集することは書くことではない。

マリア・ルイサ・フィッシャー教授と松本 健二教授対談:パブロ・ネルーダの『大いなる歌』について

16:45 – 終了

10月
7
2018
第7回 パラグアイ・フェスティバル
10月 7 @ 10:00 – 16:00

【日時】2018年10月7日(日)10:00~16:00
【場所】東京都練馬区光が丘公園 けやき広場
【詳細Web】http://paraguayfestival.org

10月
9
2018
チェロ・アルバレス=ステイリ トーク&映画上映 『沈黙の砂: 勇気の波』
10月 9 @ 19:00 – 21:00


チェロ・アルバレス=ステイリ監督/アメリカ・スペイン/2016年/86分

【日時】10月9日(火)19:00~
【会場】インスティトゥト・セルバンテス東京
【予約】要予約
https://arenas-de-silencio.peatix.com/view

人身売買、売春の犠牲となったメキシコ人女性、バージニア・アイザイアスの勇気に啓発され、ドキュメンタリー作家、ジャーナリストのチェロ・アルバレス=ステイリは内なる自分を探す 旅をはじめました。自分自身の人生を掘り下げることになるその旅で、スペインに戻り、彼女と家族の過去の秘密に光を当てます。今回ご紹介するドキュメンタリー『沈黙の砂: 勇気の波』 は、女性の人生を支配する沈黙を破り声を上げる世界の女性達を後押しします。

10月
11
2018
2018 日中南米有識者対話のご案内
10月 11 @ 13:30 – 17:00

 この度、外務省と国際協力機構の共催で、日・中南米有識者対話、「開かれた地域主義(Open Regionalism)」―「質の高い成長」に向けた日本と中南米の相互協力―を開催いたします。
 21世紀に入り、アジア太平洋および中南米地域の国々は域内の地域連携を拡大・深化することで大きな発展を遂げてきました。 しかし、近年、その基盤となる国際経済・安全保障体系が中国の台頭、英国のEU離脱(Brexit)、米国トランプ政権下における前政権からの大幅な政策転換など変化が見られます。 この環境の下、日本と中南米の有識者が一堂に会し、それぞれの地域の発展の歴史を振り返り、「発展を共に」に向けた強固で深化した協力と連携の可能性を議論する意義は大きいと考えます。
今回の日・中南米有識者対話では、日本と中南米諸国が、アジア太平洋と中南米地域の発展のために、どのように公正・透明で開かれた関係を構築できるかについて、TPP11(CPTPP)や 日EU経済連携協定(EPA)の進展等、日本のイニシアチブを踏まえ議論いたします。日本・ラテンアメリカ関係の発展を考える機会です。是非、積極的にご参加ください。心よりお待ちしております。

【日時】2018年10月11日(木)13:30~17:00(13:00受付開始)
【会場】国際協力機構(JICA) 市ヶ谷ビル2F 国際会議場
    新宿区市谷本村町10-5 TEL: 03-3269-2911
【主催】外務省・国際協力機構(JICA)
【スピーカー】
■日本側
細野昭雄  国際協力機構(JICA)研究所 シニア・リサーチ・アドバイザー
堀坂浩太郎 上智大学名誉教授
桑山幹夫 神戸大学経済経営研究所フェロー
安部憲明 外務省経済局政策課企画官ー
前田 秀 国際協力機構(JICA)理事

■中南米側
アルベルト・アウグスト・ロハス・モスコソ
フィニス・テラ大学(チリ)教授、広報・人文学科国際問題研究所長
エドゥアルド・アルベルト・サドゥス
アルゼンチン国際関係評議会(CARI)アジア委員会委員長
ソランジ・マルケス・エスピノサ
メキシコ国際問題評議会(COMEXI)評議員・研究員
オリバー・ストゥンケル
ジェトゥリオ・ヴァルガス財団・歴史・社会科学スクール(サンパウロ校) 国際関係センター准教授

【言語】
 日本語・スペイン語・ポルトガル語同時通訳
【参加費】無料
【定員】100名 ※先着順。定員に達し次第締め切ります。

【申し込み】
以下サイトからお申し込みください。
2018日中南米有識者対話 申し込みサイト

【お問い合わせ】
■外務省中南米局南米課
東京都千代田区霞が関2-2-1、Tel: (03) 5501-8286
■一般社団法人ラテンアメリカ協会
東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル 120A
Tel : (03) 3591-3831 Fax: (03) 6205-4262 E-Mail: info@latin-america

【2018日中南米有識者対話のご案内】(PDF) こちらをクリック

10月
12
2018
講演会「岐路に立つラテンアメリカ:ポピュリズムとグローバル・インテグレーション」アルゼンチン国際関係評議会(CARI)アジア委員会 エドゥアルド・アルベルト・サドゥス委員長
10月 12 @ 15:00 – 16:30

 今年7月のメキシコ大統領選挙で左派ロペスオブラドール候補が勝利し、10月7日のブラジル大統領選挙では右派・左派の有力候補が激しく鎬を削るなど、ラテンアメリカ主要国の政権動向が話題を呼んでいます。また、ペソ急落が相次ぐアルゼンチンでは、今年になって中銀総裁の辞任が続くなど、マクリ大統領の対応力が注目され、2019年の大領領選挙への影響からも目が離せません。
 今般、外務省の招聘で10月11日の日・中南米有識者対話に出席するため来日される元外交官で、ラテンアメリカ情勢分析で定評のあるシンクタンク、アルゼンチン国際関係評議会(CARI)のサドゥス・アジア委員会委員長をお招きし、アルゼンチンを含むラテンアメリカ主要国の政権動向ついてご講演いただきます。ラテンアメリカの最新情勢を考える上で有用な知見を得る貴重な機会となりますので、奮ってご参加ください。

【1.日時】2018年10月12日(金)15:00~16:30 
【2.会場】田中田村町ビル5F 5A会議室:港区新橋2-12-15 Tel: 03-6206-1787
【3.主催】一般社団法人ラテンアメリカ協会
【4.後援】日亜経済委員会、一般社団法人日本アルゼンチン協会(予定)
【5.講演題】「岐路に立つラテンアメリカ:ポピュリズムとグローバル・インテグレーション」
【6.言語】日スペイン語 逐次通訳
【7.講師】アルゼンチン国際関係評議会(CARI)アジア委員会
エドゥアルド・アルベルト・サドゥス委員長
【8.参加費】会員 2000 円、非会員 3000 円、大学院・大学生 無料
【9.申込み】下記Webサイトより2018年10月11日(木)までに、お一人ずつご登録ください。
URL: https://latin-america.jp/seminar-entry
※先着順 60名までです。お早めに下記事務局へお申込み下さい。
【詳細チラシ】(PDF) こちらをクリック

【お問合せ】
一般社団法人 ラテンアメリカ協会事務局
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル120A
Tel: 03-3591-3831、E-mail: info@latin-america.jp

以上

ペレイラ駐日キューバ大使講演「キューバ:継続と変革」
10月 12 @ 18:30 – 20:30

キューバの現実と目指す未来について日本キューバ友好協会では、駐日キューバ共和国特命全権大使のペレイラ氏をお迎えし、講演会を開催します。
キューバについて直に知ることのできるまたとない機会ですので、お誘いあわせのうえ是非、ご来聴ください。
講演会のチラシはこちら(PDF:3.52MB)から閲覧・ダウンロードできます。

【日時】2018年10月12日(金)18:30~
【講師】カルロス・ミゲル・ペレイラ・エルナンデス駐日キューバ共和国特命全権大使
【資料代】1000円(日本キューバ友好協会会員 800円)
【定員】(9月29日追記)先着80名
 
【場所】文京シビックセンター 区民会議室5階C
【最寄り駅】
 東京メトロ 後楽園駅、丸ノ内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分
 都営地下鉄 春日駅、三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分
 JR総武線 水道橋駅(東口)徒歩9分
 〒112-8555 東京都文京区春日1-16-21 TEL 03-3812-7111(文京区役所代表)
 
【お申し込み】 日本キューバ友好協会
 E-mail:japan-cuba@nifty.com FAX:03-5689-5403
【詳細チラシ】(PDF) こちらをクリック 
【主催】日本キューバ友好協会

10月
13
2018
シンポジウム「アルゼンチン 正義を求める闘いとその記録 性暴力を人道に対する犯罪として裁く!」
10月 13 @ 13:00 – 17:00


【日時】 2018年10月13日(土)13:00~17:00(開場:12:30)
【場所】 上智大学 四谷キャンパス 2号館401教室
【対象者】上智学院学生・教職員・一般   [定員]250名
【参加費】資料代:1000円 (上智学院学生・教職員 無料) ※スペイン語同時通訳あり
【共催】 上智大学グローバル・コンサーン研究所/アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)/イベロアメリカ研究所/カトリックセンター
【お申し込み】下記フォームよりお申込みください。
https://bit.ly/2LJeC6I
【お問合わせ】
i-glocon@sophia.ac.jp
http://dept.sophia.ac.jp/is/igc/
アルゼンチンでは、1976年にクーデターにより軍事独裁政権が成立、1983年まで左翼イデオロギー撲滅のために誘拐、拷問、殺人が行われ、3万人が犠牲になったと言われています。息子や娘が突然に連れ去られた母たちで構成される「5月広場の母たち」はブエノスアイレスの大統領官邸前の5月広場で、今も抗議行動を続けています。

【登壇者プロフィール】
■ノラ・コルティーニャス(Nora Cortiñas)
1977年4月15日、息子のカルロス・グスタボ(24歳)が失踪。ノラは息子を探すなかでこれは個人的なことではないと気づき、1977年に「5月広場の母たち」を共同創設、1986年からは「5月広場の母たち(創設者路線)」の共同創設者。記憶、真実、正義を守るためのゆるぎない活動、闘いの軌跡は米州人権委員会や国連などで広く知られ、88歳のいまも社会心理学者として大学や市民団体などで教えている。「闘いが継続し、私たちがすべての真実を知り、ジェノサイドに関する永続的かつ効果的な裁きと刑があり、私たちが忘れなければ、3万人の失踪者は安らかに眠れるのです」。

■グラシエラ・ガルシア・ロメロ(Graciela García Romero)
1976年10月15日、ブエノスアイレスで拉致され、国内最大の秘密拘禁施設、ESMA(海軍技術学校)に連行される。1977年、海軍少佐だったEduardo “El Tigre” Acostaのアパートに数回にわたって連行され「移送する」(死)と脅迫され、強かんされる。1982年に釈放されるまで、拷問、奴隷労働といった非人道的な状況に置かれた。公開証言できるようになったのは2005年で、CELS(法と社会研究センター)の支援を得て裁判の原告となった。軍事政権下、ほとんどすべての拘禁施設で行われた性暴力が組織的な犯罪だったことが、様々な裁判を通して明らかになってきている。グラシエラは日本軍の性奴隷にされた女性たちの闘いから影響を受けたという。

■ベロニカ・トラス(Verónica Torras)
「メモリア・アビエルタ」代表。公的機関での記憶に関わるキャリアが豊富で、2011-15年には政府のMemoria en Movimiento(運動の記憶)プログラムのディレクターを務めた。人権問題のNGOでも活動し、加害者訴追などにも大きな役割を果たしたCELS(法と社会研究センター)の広報部長等を歴任。人権の博士号やスピーチ分析の修士号を持ち、数多くのメディアにアルゼンチンの記憶、真実、正義に関する論文を発表している。
*「メモリア・アビエルタ」(「開かれた記憶」の意)は、アルゼンチンの人権団体の連合体で、記憶の保存、伝達、促進に関する市民アーカイブズとして国・地域レベルで活動。2007年に人権侵害の記録をユネスコ記憶遺産に登録申請した市民団体のひとつでもある。

■石田智恵(いしだ・ちえ)
早稲田大学 法学学術院 専任講師、早稲田ラテンアメリカ研究所所属。アルゼンチン日系移民コミュニティの調査中に日系失踪者家族会に出会ったことをきっかけに、「失踪者」の文化人類学的記述に取り組む。アルゼンチンの人権問題に現れる様々な「少数者の抑圧とその抵抗」のあり様を調査研究している。論文に「個人の登録・消去・回復――アルゼンチンと同一性の問題」『異貌の同時代――人類・学・の外へ』(以文社、2017年5月)、「軍政下アルゼンチンの移民コミュニティと「日系失踪者」の政治参加」『コンタクト・ゾーン』7(2015年3月)など。