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ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート 「歴史から見るラテンアメリカのかたちーその1:新旧二つの世界が出会って」渡邉利夫

【要旨】
この稿は、『歴史から見たラテンアメリカのかたち』というシリーズものの第一稿である。

このシリーズで筆者は、ラテンアメリカが 500 年余の歴史の中で、どのようなかたちになったかを域外(と言っても主にヨーロッパとアメリカ合衆国)の国際政治との脈絡も考慮して、俯瞰する形で、描写的というよりも歴史の筋を大切にして語ろうと思っている。書くに際しては現地に長く滞在したことのある外国人の目を大切にしたい。

その始まりであるこの稿では、「大航海時代」にポルトガルとスペインが海洋に乗り出す様を説明し、コロンブスが 1492 年に「新大陸」に到達したことの意味を考える。その後に先住民とその文化のことを書き、この大陸が世界にもたらした贈り物へと続く。そしてこの広大な大陸が人種的、文化的にみて 4 つの地域で構成されていることを説明する。それぞれの地域の特色はあっても、ラテンアメリカは共通の文化的アイデンティティを持った一つの世界であることを述べて締めくくりとする。

キーワード : 「大航海時代」、コロンブスの「新大陸」との出会い、先住民文化、アメリカ大陸からの贈り物、4 つの地域。

ファイル名(File Name) ILAC2023_1v2.pdf
ファイル容量(File Capacity) 781 KB
バージョン(Version) 1 Previous versions
作成日(Published) 2023年1月10日
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カテゴリ(Category) ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート
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