ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート 「歴史から見るラテンアメリカのかたちーその3:多様性に富んだラテンアメリカの世界」渡邉利夫
【要旨】
この稿では、ラテンアメリカがイスパノアメリカの他にカリブ海とブラジルからなる多様性に富んだ世界であることを説明する。ブラジルの文化はイベリア半島のポルトガルをルーツとしているが、自然環境、人種、歴史の違いからイスパノアメリカとは別の世界になった。スペイン語圏との類似性について筆者の体験を交えて語る。またカリブ海については、ヨーロッパの国際政治の影響を受け、その争いの中でイギリス、フランス、オランダなどの植民地になり、当時貴重であった砂糖の生産地になったことで、労働力としてアフリカ系黒人が連れて来られ、この地域特有のクレオール文化が生まれた。
キーワード:ブラジルの植民地史とその文化、植民地となったカリブ海の島、砂糖と黒人奴隷、クレオール文化。
| ファイル名(File Name) | ILAC2023_7v2.pdf |
|---|---|
| ファイル容量(File Capacity) | 816 KB |
| バージョン(Version) | 1 Previous versions |
| 作成日(Published) | 2023年6月19日 |
| ダウンロード回数(Downloaded Numbers) | 309 回 |
| カテゴリ(Category) | ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート |
