イベントカレンダー | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

イベントカレンダー

5月
27
2022
メキシコ映画『息子の面影』5/27(金)公開
5月 27 終日

メキシコ映画『息子の面影』5/27(金)公開

原題:Sin senas particulares
監督:フェルナンダ・バラデス
キャスト:メルセデス・エルナンデス、ダビッド・イジェスカス、フアン・ヘスス・バレラ
https://musuko-no-omokage.jp/
ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで5月27日(金)より日本公開

 2020年、ある1本の映画が世界を席巻した。メキシコ人監督が無名のキャストを起用して撮影したその作品が世界の目に触れると、2020年サンダンス国際映画祭で観客賞と審査員特別賞、さらにゴッサム・インディペンデント映画祭外国語映画賞、ロカルノ国際映画祭観客賞、サン・セバスチャン国際映画祭ホリゾンテス・ラティーノ部⾨最優秀作品など世界中の映画祭りで人々を魅了してきた。

 メキシコ国境近くを舞台に出稼ぎのため家を出た息子が行方不明になり、その息子を探すため旅立った母、マグダレーナの旅路を描いた本作は荒涼としたメキシコの大地を美しく切り取りつつ、今なおメキシコに残る貧困問題をはじめとした問題を鋭く描き出している。メガホンを取ったフェルナンダ・バラデス監督をはじめ、ほぼ無名のキャストで作られた本作だったが、大手レビューサイトのロッテントマトでは99%フレッシュを記録、アメリカの大手映画メディアのスクリーンデイリーから“あらゆるレベルにおいて感動的に完成された映画”と評されるなど世界中の映画ファンから支持を集めている。世界中から称賛を浴びた本作がいよいよ日本でも公開される。

6月
1
2022
アテネ・フランセシネマテーク 映画の授業  ブラジル映画『大地の時代』『監獄の記憶』上映
6月 1 終日

アテネ・フランセシネマテーク 映画の授業 
ブラジル映画『大地の時代』『監獄の記憶』上映

6月1日(水)
15:00 『大地の時代』(151分)
18:00 『監獄の記憶』(188分)
会場:アテネ・フランセ文化センター
■全作品日本語字幕
■先着順/各回入替制
■料金
1回券:一般=1200円、学生/シニア=1000円、アテネ・フランセ文化センター会員=800円
2回券:一般/シニア/学生/会員共通=1500円

詳細は下記をご覧ください。
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/lc/lc2022.html

大地の時代
A Idade da Terra
1980年/151分/DVD
監督:グラウベル・ローシャ
出演:マウリシオ・ド・バッレ ジェス・バラダン アントニオ・ビタンガ
 ブラジルの過去と現在を往還する映像と音によるシンフォニー。夜明けの山並み、バイーアの祭りと海岸での歴史劇、リオのカーニヴァル・ダンス、政治状況の総括、ブラジリアの工事現場。人々のエネルギーが画面にみなぎる映像のパワー。「ブラジルの肖像の脇に置かれた私の肖像画」という言葉を遺したローシャの遺作。

監獄の記憶
Memórias do Cárcere
1984年/188分/35mm
監督:ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス
出演:カルロス・ヴェレーザ グロリア・ピレス ジョフレ・ソアレス
 ヴァルガス独裁政権による共産主義者弾圧の最中、政治犯として監獄に送られた作家ラモス(ハーモス)。彼がそこで見たものは、植民地主義の残滓と支配者による暴力、そして脆弱なエリートというブラジルの現実そのものだった。近代という時代の苦難と矛盾を背負って生きる作家の姿を大きなスケールで描いた映画による知識人論の最高峰。

6月
4
2022
メキシコ映画『ニュー・オーダー』6/4(土)日本公開
6月 4 終日

原題:NUEVO ORDEN
監督:ミシェル・フランコ
出演:ネイアン・ゴンサレス・ノルビンド、ディエゴ・ボネータ、モニカ・デル・カルメン
6月4日(土)より東京シアター・イメージフォーラムほかで公開
https://klockworx-v.com/neworder/

 夢に見た結婚パーティー。マリアンにとって、その日は人生最良の一日になるはずだった。裕福な家庭に生まれ育った彼女を祝うため豪邸に集うのは、着飾った政財界の名士たち。一方、マリアン宅からほど近い通りでは、広がり続ける貧富の格差に対する抗議運動が、今まさに暴動と化していた。その勢いは爆発的に広がり、遂にはマリアンの家にも暴徒が押し寄せてくる。華やかな宴は一転、殺戮と略奪の地獄絵図が繰り広げられる…。
 第77回ヴェネチア国際映画祭で審査員大賞など2冠を受賞しながらも、各国の映画祭で激しい賛否両論を巻き起こした本作。監督を務めたのは長編デビュー作から4作品連続でカンヌ国際映画祭に正式出品され、コンペティション部門での脚本賞を含む3冠に輝いてきたメキシコの俊英ミシェル・フランコ。ごく普通の人間の人生がふとしたきっかけで崩壊の危機に瀕していく様を冷徹な視線で描いてきた彼は言う。「我々の暮らすメキシコに限らず、世界は極限状態に追い込まれている。まるで日々ディストピアに近づいているようにね。そしてパンデミックによって事態が更に悪化したことで、期せずしてこの作品は時代に即したものになってしまったんだ」と。これは広がり続ける経済格差とそれがもたらす社会秩序の崩壊、今まさに我々が直面している危機的状況を描くディストピア・スリラーだ。