イベントカレンダー - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

イベントカレンダー

10月
7
2023
古代アメリカ学会から記念講演会のお知らせ:日本・ペルー外交関係樹立150周年記念:天理ギャラリー第180回展「アンデスのツボ ― 器で旅する北ペルー 」10月7日(土)、14日(土)
10月 7 @ 13:30 – 15:00

① イベント名:日本・ペルー外交関係樹立150周年記念:天理ギャラリー第180回展「アンデスのツボ ― 器で旅する北ペルー 」記念講演会
② 日時:10月7日(土)・10月14日(土)13:30~15:00 ※13:00受付開始
    10月7日(土) 坂井正人氏(山形大学教授)
          「ナスカの地上絵の調査と解読:リモートセンシングと人工知能」
    10月14日(土) 關 雄二氏(国立民族学博物館名誉教授)
          「アンデス文明の遺産を活かす―盗掘を回避するための地域社会との共創」
③ 会場:専修大学神田キャンパス 5号棟5階551教室
(5号館入口は、専大通り「西神田」交差点から西に入る枝道に面しています。正門からはアクセスできませんのでご注意ください。)
④ 内容:
日本とペルー両国の学術研究の発展に寄与されている研究者による記念講演会です。日本とペルーが外交関係を樹立して150周年になる記念の年に、最先端の研究手法を用いた調査成果や、現在進行形で実践されている地域社会との共創についてお話しいただきます。
⑤定員:200名/当日先着順。参加費:無料
⑥主催:天理大学附属天理参考館 
 問合せ先:天理大学附属天理参考館 TEL:0743-63-8414
 イベント関連URL:https://www.sankokan.jp/news_and_information/ex_tg/tg180.html

10月
8
2023
「NHKアカデミア」オンライン講座 公開収録 「ナスカの地上絵」研究の世界的権威、坂井正人氏
10月 8 @ 16:30 – 19:00

「NHKアカデミア」オンライン講座 公開収録
「ナスカの地上絵」研究の世界的権威、坂井正人氏

日時:10月8日(日)
受付(接続開始)午後4時30分、開演午後5時、終演予定午後7時
出演:坂井正人氏(文化人類学者)※ラテンアメリカ協会個人会員
申込締切:9月19日(火)午後11時59分
放送予定:11月15日(水)、22日(水)午後10時~10時30分【NHK Eテレ】
※再放送:11月21日(火)、28日(火)午後1時30分~2時【NHK Eテレ】

参加は無料ですが、参加者コードが必要です。
詳細・申込は下記をご覧ください。
https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0361062/index.html
番組ホームページ
https://www.nhk.or.jp/learning/academia/

誰もがあこがれる各界のトップランナーたちが講師となり“今こそ共有したい”をテーマに語りつくす講座番組「NHKアカデミア」。

第25回・坂井正人さん(文化人類学者)のオンライン講座の参加者を募集します。「ナスカの地上絵」研究の世界的権威で、ペルー政府の許可のもと、世界でただ一つの現地調査を行う研究グループを統括しています。衛星画像、ドローン、AIなどのテクノロジーを駆使して、これまでにナスカ台地で確認されている具象的な地上絵(人・動物・道具など)の7割以上を発見してきました。

2千年前の古代人が描いた動物や幾何学模様は、一体、何を意味し、どのような目的で描かれたのか?今回の講義では、認知心理学や環境地理学などの最新の知見を駆使しながら、謎に満ちた「ナスカの地上絵」を徹底解説。坂井さんご自身のキャリアについても語ってもらいます。

10月
13
2023
ファビアーノ・ド・ナシメント 来日ライブ
10月 13 @ 18:00 – 19:00

ファビアーノ・ド・ナシメント 来日ライブ

日時:10月13日(金)18時開場、19時半開始
会場:南青山BAROOM
料金:HALL TICKET(自由席)¥5,000 *1ドリンク別
受付にて1ドリンク代(¥1,000)別途

※詳細は下記をご覧ください。
https://baroom.tokyo/231013-2/

ロサンゼルスを活動拠点とするリオデジャネイロ出身のギタリスト、ファビアーノ・ド・ナシメントが、5年ぶりの来日ソロコンサートを行います。6弦・7弦・10弦・ミニギターなど様々なタイプのギターで、伝統曲のアレンジカバーから未発表の新曲などを演奏予定です。

出演
Fabiano Do Nascimento(ファビアーノ・ド・ナシメント)
リオデジャネイロ出身|ギタリスト、作曲家、プロデューサー。

音楽一家に生まれ、幼少期からピアノ、音楽理論などの教育を受け、10歳でギターを手にする。ブラジルの豊かな音楽環境によって育まれた卓越した演奏技術をベースに、サンバやショーロといったブラジルの伝統と、ジャズ、実験音楽、エレクトロニカなどの要素を取り入れた、独自の清らかで繊細な音楽を常に開拓し続けている。

10月
14
2023
オンライン映画上映会 「1973年9月11日、サルバドール・アジェンデの最後の戦い」
10月 14 @ 03:30 – 10月 16 @ 03:30

オンライン映画上映会
「1973年9月11日、サルバドール・アジェンデの最後の戦い」

日程:10月14日(土)午前3時 (日本時間) から 48 時間
インスティトゥト・セルバンテス Vimeo チャンネルで視聴いただけます。

原題:último combate de Salvador Allende
監督: Patricio Henríquez
制作年: 1998
上映時間: largometraje – 57 min
ジャンル: Documental
制作国: Canadá
原作: español, inglés
字幕付: inglés, francés, portugués (de Brasil), italiano y español
https://cultura.cervantes.es/tokio/ja/11-de-septiembre-de-1973.-El-%C3%BAltimo-combate-de-Salvador-Allende-/164753

パトリシオ・エンリケス監督はチリのクーデター後、カナダに亡命しました。

ドキュメンタリー映画監督として、ラテンアメリカ大陸の社会現実を取り上げた無数の社会的テーマに取り組んでいます。彼の最新作2つは、グアンタナモ刑務所に収容されている囚人に焦点を当てています。チリの政治史の将来を憂慮し、クーデター当日に何が起こったかを描いたこのドキュメンタリーを制作した後、アウグスト・ピノチェトの人物像を分析した『独裁のイメージ』(2004)を監督しています。

あらすじ:
本ドキュメンタリーは、チリのサンティアゴで起きた1973年9月11日同日を分刻みで語ります。その日、モネダ宮殿はピノチェトの命令により軍によって爆撃されましたが、内部ではチリ国民によって民主的に選出されたアジェンデ大統領が抵抗を続けていました。このドキュメンタリーは、クーデター当日に起きたサルバドール・アジェンデ大統領の最後の24時間を再構成したものです。

古代アメリカ学会から記念講演会のお知らせ:日本・ペルー外交関係樹立150周年記念:天理ギャラリー第180回展「アンデスのツボ ― 器で旅する北ペルー 」10月7日(土)、14日(土)
10月 14 @ 13:30 – 15:00

① イベント名:日本・ペルー外交関係樹立150周年記念:天理ギャラリー第180回展「アンデスのツボ ― 器で旅する北ペルー 」記念講演会
② 日時:10月7日(土)・10月14日(土)13:30~15:00 ※13:00受付開始
    10月7日(土) 坂井正人氏(山形大学教授)
          「ナスカの地上絵の調査と解読:リモートセンシングと人工知能」
    10月14日(土) 關 雄二氏(国立民族学博物館名誉教授)
          「アンデス文明の遺産を活かす―盗掘を回避するための地域社会との共創」
③ 会場:専修大学神田キャンパス 5号棟5階551教室
(5号館入口は、専大通り「西神田」交差点から西に入る枝道に面しています。正門からはアクセスできませんのでご注意ください。)
④ 内容:
日本とペルー両国の学術研究の発展に寄与されている研究者による記念講演会です。日本とペルーが外交関係を樹立して150周年になる記念の年に、最先端の研究手法を用いた調査成果や、現在進行形で実践されている地域社会との共創についてお話しいただきます。
⑤定員:200名/当日先着順。参加費:無料
⑥主催:天理大学附属天理参考館 
 問合せ先:天理大学附属天理参考館 TEL:0743-63-8414
 イベント関連URL:https://www.sankokan.jp/news_and_information/ex_tg/tg180.html

ボリビア映画上映会「最後の庭の息子たち」
10月 14 @ 14:15 – 16:30

ボリビア映画上映会「最後の庭の息子たち」

日時:2023年10月14日(土) 14時15分~16時30分
場所:千代田区スポーツセンター 8階 映写室
 (JR神田駅・地下鉄大手町駅より徒歩5分)
参加費:500円(会員)/1000円(非会員)
 
原題:Los hijos del último jardín
監督;ホルヘ・サンヒネス
製作:ウカマウ集団
2003年・97分・ボリビア
アンデス先住民の文化と世界を描き続けてきたボリビアの映画製作グループ、ウカマウ集団が、ボリビアの都市に暮らす若者たちに着目。混沌とした社会の中で正義感に駆り立てられる青年、展望を持てずに快楽主義に走る青年など、それぞれの苦悩と葛藤を描き出す。さまざまな青春像を真正面から見つめた社会派ドラマ。

座談会:ウカマウ集団の映画を日本に紹介しているシネマテーク・インディアスの太田昌国氏を迎え、映画にまつわる座談会をする予定です。

ご参加をご希望される方は、参加される方のお名前(フルネーム)をご記入のうえ、admin@nipponbolivia.org (担当:大川)までご連絡ください。

※詳細は下記当協会HPまたは添付チラシをご覧ください。
https://nipponbolivia.org/tapa/%e3%83%9c%e3%83%aa%e3%83%93%e3%82%a2%e6%98%a0%e7%94%bb%e4%b8%8a%e6%98%a0%e4%bc%9a%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b#more-4482
最後の庭の息子たち[PDF]

10月
15
2023
パラグアイ・フェスティバル
10月 15 @ 10:00 – 16:00

パラグアイ・フェスティバル

開催日:2023年10月15日(日)10:00-16:00
場所:東京都立光が丘公園けやき広場
入場料:無料
主催:パラグアイ・フェスティバル実行委員会
共催:在日パラグアイ共和国大使館
http://paraguayfestival.com/

10月
16
2023
海外日系人協会よりのお知らせ:第63回海外日系人大会10月16日(月)- 18日(水)@JICA市ヶ谷ビル、海運クラブ等
10月 16 @ 12:00 – 19:30

大会は4カ国語の同時通訳にて開催いたします。ぜひとも、以下をご周知・拡散していただき、たくさんのみなさまにご参加いただけますと幸いです。

第63回海外日系人大会テーマ:「飛躍するニッケイ社会へ-期待される新世代のイニシアティブ」
本大会は、世界各地に在住する日系人が日本で一堂に会し、相互の親睦を深め、日系社会の課題や日系社会間あるいは日系社会と日本との協力の方途について考えることを目的とし、2023年10月16日(月)・17日(火)・18日(水)の3日間、東京(JICA市ヶ谷ほか)にて開催します。

国際的な人の往来が再開したことに伴い、対面式(一部ハイブリッド)で開催します。
国内外の各地より、みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
海外日系人協会ホームページ:第63回海外日系人大会サイト:https://jadesas.or.jp/jp/taikai01/

期間:令和5年(2023年)10月16日(月)~18日(水)
会場:JICA市ヶ谷ビル、海運クラブ 等
参加資格・申し込み方法:オンライン参加の場合は、大会の主旨やテーマにご関心のある方であれば、どなたでも参加いただけます。
参加費:オンライン視聴のみの方は参加費無料です(オンラインでの配信は一部のみとなります。どなたでもご視聴いただけます)。
大会リーフレット(添付 PDF)
プログラム:
1日目(10月16日)
【受付】12:00 
 会場:JICA市ヶ谷
【開会式】14:00
 挨拶 基調講演 田中明彦(JICA理事長) 発表/スピーチ

2日目(10月17日)
会場:JICA市ヶ谷
10:00~18:00
国際シンポジウム
 パネルディスカッション1:「期待される新世代のイニシアティブ ニッケイ社会の新たな挑戦」
 パネルディスカッション2:「共生社会実現に向けての努力と貢献」
 パネルディスカッション3:「コラボレーションの促進」

3日目(10月18日)
会場:JICA市ヶ谷
 10:00 日系人の主張
 10:40 在日日系人スピーチ
 11:20 大会宣言発表

※プログラムは変更となることがあります。
▼「第63回海外日系人大会」オンライン参加登録は↓
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_PZ9p_6fcSv2g2HX9A0EENA#/registration

10月
20
2023
キューバ文化の日 映画『ジュリ』上映
10月 20 @ 18:00 – 19:00

キューバ文化の日 映画『ジュリ』上映
日時:10月20日(金)18:00-
会場:インスティトゥト・セルバンテス東京
入場無料、要予約
https://dia-cultura-cubana2023.peatix.com/view

10月20日はキューバ文化の日。今年は音楽とダンスが重要な役割を果たす映画『ジュリ』を上映します。イシアル・ボジャイン監督、国際的バレエダンサー、カルロス・アコスタの自伝的映画です。アルベルト・イグレシアスによるサウンドトラックにのって、主人公ジュリのキューバでの子供時代、青年期、アートとの出会い、そしてその後の成熟と国際的な成功の物語が語られます。

『ジュリ』
イシアル・ボジャイン監督, 2018年, スペイン制作, 109 min, スペイン語(日本語字幕付)

キューバのダンサー、カルロス・アコスタについての映画。彼の人生を巡る時間の旅、ダンス界の伝説であり、バレエ界で最も重要な役を演じた初の黒人系ダンサーである。ヒューストン・バレエ団やロンドンのロイヤル・バレエ団などのバレエ団で、15年以上プリンシパルダンサーを務めた後、現在は英国バーミンガムロイヤルバレエ団の芸術監督を務めている。

苦難の子供時代から成熟に至るまでを物語る本作では、成功と世界的知名度にもかかわらず、決して自分の原点を忘れなかったジュリをアコスタ自身が演じる。

国際交流基金からのお知らせ:「ペルーにおける日系社会の歴史」ペルー日系人協会会長 フアン・カルロス・ナカソネ・オオシロ氏2023年10月20日(金) 18時30分~20時@国際交流基金本部
10月 20 @ 18:00 – 20:00

 令和5(2023)年度の国際交流基金賞受賞を記念して、受賞団体ペルー日系人協会 会長 フアン・カルロス・ナカソネ・オオシロ氏による記念講演会を開催します。

本年で、日秘国交樹立から150周年を迎えます。1899年、移民船第1船の佐倉丸で790人の最初の移民者がペルーのカヤオ港に降り立ちました。それから124年、ペルーの日系人は今や10万人を超え、世界で3番目の規模を誇っています。その日系社会の存在は、今では日本とペルーとの交流においても重要な役割を果たしています。

今日に至るまで、日系移民とその子孫は如何にしてペルー社会に溶け込んでこられたのか。また、様々な苦難をどのように乗り越えられてきたのか、そして現代において日系社会が果たしている役割は何か。ペルーにおける日系社会の歴史を振り返ります。
【広報】APJ記念講演会[PDF]

広報サイト:https://www.jpf.go.jp/j/about/award/archive/2023/lecture.html
日時 :2023年10月20日(金曜日) 18時30分~20時(18時開場)
会場 :独立行政法人国際交流基金(新宿区四谷1-6-4 四谷クルーセ1階)(※定員30名)
     <アクセス:https://www.jpf.go.jp/j/access/map.html
登壇者:ペルー日系人協会 会長 フアン・カルロス・ナカソネ・オオシロ氏
言語 :日本語・スペイン語(逐次通訳つき)
参加費:無料
申込み:https://ez-entry.jp/jpf/entry
申込締切:2023年10月19日(木曜日)17時
お申し込みは先着順とさせていただきます。定員に達し次第受付を終了します。
問合せ:国際交流基金賞記念講演イベント事務局(株式会社サンケイ会館内)
電話: 03-3516-7813 ファックス: 03-3516-7812

10月
21
2023
アンデス文明研究会 定例講座のご案内:古代文明シリーズ(第94期 2023年 7月~12月)
10月 21 @ 13:30 – 15:00

【日 時】 2023年10月21日(土)13:30~15:00 
【講 師】 海部陽介(東京大学総合研究博物館教授)
【テ-マ】 「アジア人類史:原人から現代人までの200万年」
【場 所】 Zoom オンライン形式 又は条件が整えば対面 -ホームページでご確認ください) 
【ご注意】レコ-ディング(録音)、写真撮影・引用等は不可 
【受講料】 以下のアンデス文明研究会 HP ご参照
     https://andesken.jimdofree.com/
【オンライン講座ご参加の方法】
上記の年会費・受講料の支払いの方へは(受領確認後)、受講日の2日前までに講座参加のための Invitation のURL及びID・パスワ-ドをお知らせするので、振込次第、メ-ルで下記宛てにご連絡をお願いします。 
【参加申込メール送付先】
To: andesken55@gmail.com
Cc: kazum.mori@nifty.com

舞台「マリアーノ・ペンソッティ / Grupo Marea LOS AÑOS(歳月)」
10月 21 @ 14:00 – 15:00

舞台「マリアーノ・ペンソッティ / Grupo Marea LOS AÑOS(歳月)」
フライヤー[PDF]

日時:2023年10月21日(土) 14:00 ★ 22日(日) 13:00 〇
★ポスト・パフォーマンス・トーク 〇託児あり
※開場は開演の30分前 ※上演時間 約105分
会場:京都芸術劇場 春秋座
前売:一般 5,000円、ユース(25歳以下)・学生 3,000円、高校生以下 1,000円、ペア 9,500円
*当日券は+500円(高校生以下は同額)
※言語:スペイン語(日本語・英語字幕あり)

公演詳細:
https://k-pac.org/events/9881/
https://kyoto-ex.jp/shows/2023_mariano-pensotti/

後援:アルゼンチン共和国大使館
主催:KYOTO EXPERIMENT、京都芸術大学 舞台芸術研究センター

2020年と2050年。2つの時間軸がひとつの舞台の上で映画の画面割りのように現れ、同時に進行していく。
一方は2020年。主人公のマヌエルは、貧困地区の少年をとらえたドキュメンタリー映画で脚光を浴び、そのキャリアを飛躍させていく。

もう一方は2050年。長く暮らした海外からブエノスアイレスへと戻ってきたマヌエル。そこで、過去にうまくいかなかった人々や場所との関係を再構築しようと試みるのだが……。

本作に描かれるのは、おかしく、そして悲しいひとりの男の人生だ。あるいは、観客席に座る私たちの世界に引き寄せるとしたら、私(たち)が「こうなりたい」と思う自分と、実際に私(たち)がどうなったかの間にある“致命的な違い”を描いたとも言えるだろう。

大掛かりなセットや緻密な会話構成で、演劇の構造を幻想的なフィクションへと昇華するマリアーノ・ペンソッティ。世界30都市以上で公演を行ってきた屈指の劇作家・演出家が、日本で初の劇場公演を行う。その作品世界をじっくりと堪能したい。