【松井章写真展「レンソイス -水と風の星へ-」/後援:駐日ブラジル大使館】
ブラジル大西洋岸にあるレンソイス砂漠は、石英でできた白い砂漠です。
ここでは年に2ヵ月だけ約2万個もの湖が地中から湧き出し、砂漠を水で満たします。
地平線まで連なる白い砂丘と無数のエメラルド色の湖が織りなす途方もない風景です。
この異世界のような砂漠には、数百年前から自給自足で暮らす人々の営みもあります。彼らの目にレンソイスがどのように映っているのでしょうか。
同じ地球上とは思えない異世界の風景から、私たちを育む地球の姿をご覧ください。
・日付:4月18日(金)~24日(木)
・時間:(平日)10:30~19:00、(土日)11:00~17:00 (*最終日の木曜日は14:00まで)
・会場:富士フォトギャラリー銀座
(〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目2-4F)
・ホームページ→ https://www.andina-travel.com/blog/lencois250418/
・松井氏在廊日:全日
※「作品解説」として、19日(土)・20日(日)・23日(水)の午後2時から各作品を約30分ほどでご案内しますので、ご都合がよければご参加ください。
アルゼンチンのラウラ・シタレラ監督特集 響きあう秘密(4/26公開)
日時:4月26日(土)~
会場:ユーロスペース、下高井戸シネマほか
http://trenquelauquen.eurospace.co.jp/laura-citarellas-retro/
『トレンケ・ラウケン』公開を記念してラウラ・シタレラ監督の全長編作品が特集上映されます。協働的かつインディペンデントな映画制作を20年以上続けてきたアルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」の常連役者やスタッフとシタレラ監督が作り上げたこのサーガでは、個々の作品の謎めいた魅力がきらめきつつ、すべての物語が奇跡的に連動していきます。
監督:ラウラ・シタレラ Laura Citarella
1981 年、ブエノスアイレス州ラプラタに生まれる。ブエノスアイレス映画大学の監督コースを卒業。2005
年より、マリアノ・ジナス、アレホ・モギシャンスキー、アグスティン・メンディラルスとともに映画製作会社エル・パンペロ・シネの一員となる。監督作として『オステンデ』(2011)、『ドッグ・レディ』(2015)、『詩人たちはフアナ・ビニョッシに会いに行く』(2019)などがある。『トレンケ・ラウケン』はシタレラの4本目の長編作品。アルゼンチンにおける最も有力なインディペンデント映画プロデューサーの一人であり、プロデュース作品としてマリアノ・ジナス監督『並外れた物語』(2008)、『ラ・フロール
花』(2018)、アレホ・モギジャンスキー監督『カストロ』(2009)、『オウムと白鳥』(2013)、『黄金虫』(2014)、『金のために』(2019)などがある。
『オステンデ』
原題:Ostende
監督:ラウラ・シタレラ
出演:ラウラ・パレーデス、フリアン・テジョ、サンティアゴ・ゴベルノリ
アルゼンチン/ 2011 年 / 85 分 / スペイン語
『ドッグ・レディ』
原題:La Mujer de los Perros
監督:ラウラ・シタレラ、ベロニカ・ジナス
出演:ベロニカ・ジナス、フリアナ・ムラス、ヘルマン・デ・シルバ、フアナ・サラ
アルゼンチン/ 2015 年 / 98 分 / スペイン語
『詩人たちはフアナ・ビニョッシに会いに行く』
原題:Las Poetas Visitan a Juana Bignozzi
監督:ラウラ・シタレラ、メルセデス・ハルフォン
出演:マルティン・ロドリゲス、 マルセリーナ・ハルマ、マルティン・ガンバロータ
アルゼンチン/ 2019 年/ 98 分 / スペイン語
アルゼンチンの超大作映画『トレンケ・ラウケン』4/26(土)公開
原題:Trenque Lauquen
監督:ラウラ・シタレラ
製作:エル・パンペロ・シネ
出演:ラウラ・パレーデス、エセキエル・ピエリ、ラファエル・スプレゲルブルド、セシリア・ライネロ
アルゼンチン、ドイツ / 2022年/スペイン語/Part1 (128分)、Part2 (132分)
2025年4月26日(土)よりユーロスペースほかで全国公開
http://trenquelauquen.eurospace.co.jp/
アルゼンチンの片田舎トレンケ・ラウケンで、ひとりの植物学者の女性ラウラが姿を消す。取り残された二人の男たち(恋人のラファエル、同僚のエセキエル)は、彼女を追って町や平原をさまよう。彼女はなぜいなくなったのか。この土地には何が眠っているのか。映画が進むにつれ物語は予想のつかない多方向へひろがり、謎はさらなる謎を呼び、秘密は秘密として輝きはじめる―。
14時間を超える大作『ラ・フロール』のマリアノ・ジナスを筆頭に、協働的かつインディペンデントな映画制作を20年以上続けてきたアルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」。今、世界中の映画祭から注目されるこの集団の集大成的作品がラウラ・シタレラ監督『トレンケ・ラウケン』だ。今作は4時間超のボルヘス&ボラーニョ的迷宮ミステリーでありながら誰もが楽しめる娯楽作であり、探偵もの、メロドラマ、クィア、フェミニズム、SFなど様々なジャンルや要素を越境しながら吸収して、誰も見たことのない境地へ観客を連れていく。
2023年カイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第1位。マルデルプラタ国際映画祭ラテンアメリカ最優秀作品賞。
ボリビア独立200周年/日本との協働50周年記念
「ウカマウ集団60年の全軌跡」全14作特集上映
上映期間:4/26(土)~5/23(金)
会場:新宿 K’s cinema
当日券:一般 1600円、学生 1300円、シニア 1200円、障がい者 1000円
特別鑑賞券3回券 3300円(数量限定)
https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau/
南米ボリビアの映画製作集団ウカマウ。世界に新しい映画の波をもたらしたヌーヴェルヴァーグと時を同じく、白人層に力が集中していたボリビアで、住民の半数以上を占める先住民(アイマラ人やケチュア人ら)に無関係な映画を作ることはできないと考えたホルヘ・サンヒネスらを中心に、1962年に活動を開始。今もなお世界に訴えかける映画製作を続けている。その影響力は、中南米、欧米にとどまらずアジアの映画作家に及んでいる。
今回の特集では、初上映となる新作2本(『女性ゲリラ、フアナの闘い-ボリビア独立秘史- Guerrillera de la Patria Grande, Juana Azurduy』『30年後-ふたりのボリビア兵 Los Viejos Soldados-』)を含む全14作品を一挙上映。
第6回 ラテンアメリカへの道フェスティバル 祝「ブラジル友好交流年」
日程 : 2025年5月3日(土祝)~5日(月祝)
時間 : 11:00~19:00
場所: お台場デッキ(ウエストプロムナード公園内)
ゆりかもめ 台場駅下車すぐ
入場無料
主催 CAL実行委員会
https://www.cal-odaiba.com/
「ペルー映画祭 in 広島 2025」開催
会期:5月23日~6月22日(会期中の金・土・日に上映)
会場:広島市映像文化ライブラリー
ペルー映画祭が広島で初開催されます。ペルーの魅力を伝える多彩な14作品を上映予定。
https://buenawayka.jimdosite.com/
「ペルー映画祭 in 広島 2025」PDF
※上映作品、スケジュールは下記をご覧ください。
http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/prg/cal_202505.html?id=peru_8
ウルグアイ映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』5/23より再上映
原題:El Pepe, Una Vida Suprema
監督:エミール・クストリッツア
2018年製作/74分/アルゼンチン・ウルグアイ・セルビア合作
新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか
https://www.albatros-film.com/movie/pepe-movie/
https://qualite.musashino-k.jp/
亡くなられたウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカ氏を悼み、『世界でいちばん貧しい大統領愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』が1週間限定で再上映されます。ムヒカ氏を尊敬する世界的な映画監督エミール・クストリッツァがその功績と意外すぎる過去を掘り起こしたドキュメンタリーです。
米国・メキシコ合作映画『La Cocina 厨房』6月13日公開
原題:La Cocina
監督:アロンソ・ルイスパラシオス
出演:ラウル・ブリオネス、ルーニー・マーラ、アンナ・ディアス
2024年製作/139分/アメリカ・メキシコ合作
6月13日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開。
https://sundae-films.com/la-cocina/
ニューヨークの大型レストラン「ザ・グリル」の厨房は、いつも目の回るような忙しさ。ある朝、店のスタッフ全員に売上金盗難の疑いがかけられる。加えて次々に新しいトラブルが勃発し、料理人やウェイトレスたちのストレスはピークに。カオスと化した厨房での一日は、無事に終わるのだろうか…。
ハリウッド女優ルーニー・マーラを迎え気鋭のメキシコ人監督アロンソ・ルイスパラシオス(『Museo』『グエロス』)が描いたのは「厨房=世界の縮図」。約70年前の戯曲「調理場」を原作に、今も昔も変わらない国同士の格差と埋まらない溝を盛り込んだ痛烈かつユーモラスなエンターテインメントに仕上げた。監督が第64回ベルリン国際映画祭で最優秀新人賞を受賞してから一貫して用いてきたドキュメント手法が本作にも盛り込まれ、圧巻の14分間ノーカットシーンは必見だ。
トークイベント レオナルド・パドゥーラと語る『風に舞う塵のように』
日時:7/9 (水) 18:30 – 20:30
会場:インスティトゥト・セルバンテス東京
言語:日本語・スペイン語(同時通訳あり)
入場無料、要予約
https://padura2025.peatix.com/view
キューバ出身の作家レオナルド・パドゥーラ氏をオンラインでお迎えし、訳者の寺尾隆吉氏をインタビュアーに迎えてトークイベントが開催されます。アストゥリアス皇太子賞(文学部門)を受賞したパドゥーラ氏は、現代スペイン語文学を代表する作家のひとりです。彼の小説『風に舞う塵のように』(トゥスケッツ社、2020年)の日本語訳出版(訳:寺尾隆吉)を記念し、作品にまつわるお話を伺います。本作は「記憶」「亡命」「信念」と「失望」をテーマに、キューバの歴史に翻弄された世代を描いた物語です。かつて深い絆で結ばれた友人たちが、時代や国境を越えて再び交差します。パドゥーラ作品の中でも、作家の本質に迫る作品として高く評価されています。
ペルーコンテンポラリー映画祭2025 / FESTIVAL DE CINE PERUANO EN JAPÓN 2025 (VOL4)
日時:7/18(金)-7/19(土)
会場: インスティトゥト・セルバンテス東京
全作日本語字幕付、入場料無料、要予約。各回入替制、映画毎にご予約ください。
https://festival-cine-peruano2025.peatix.com/view
7月18日 (金)
17:45 開場
18:00 開会のご挨拶
『ラ・エレンシア・デ・フローラ』上映
20:30 終了予定
7月19日 (土)
開場9:50 / 上映10:10〜『Reinas』
開場12:40 / 上映13:10〜
『勇気と聖性 ― アナ・デ・ロス・アンヘレス修道女の物語』
開場14:45 / 15:15〜『Yana-Wara』(2023年)
[上映作品]
7月18日(金)18:00〜
『フローラの遺産』(2024年)
監督:アウグスト・タマヨ・サン・ロマン
上映時間:1時間53分
(あらすじ) 勇敢な女性フローラ・トリスタンは、フランスでの虐待から逃れ、ペルーで自らの遺産を求める旅に出る。帰国後は作家となり、労働者や女性の権利擁護に尽力する活動家として活躍する。
7月19日(土)10:10〜
『Reinas』(2024年)
監督:クラウディア・レイニッケ
上映時間:1時間44分
(あらすじ) 1990年代のペルー。政治的混乱が続く中、軍が街を巡回し、人々の暮らしは不安と恐怖に包まれている。この状況下、10代の姉妹とその母親はペルーを離れる決意をする。しかし、出国に必要な父親の同意を得るため、長く音信不通だった父と再会することに。この再会が心の傷を呼び起こし、揺れる感情とともに、彼女たちは迫る変化に向き合うことになる。
7月19日(土)13:10〜
『勇気と聖性 ― アナ・デ・ロス・アンヘレス修道女の物語』(2023年)
監督:ルベン・エンシアン
上映時間:1時間30分
(あらすじ) 17世紀に生きたアナ・デ・ロス・アンヘレスは、並外れた霊的な才能に恵まれながら、家族の期待に逆らい、アレキーパのサンタ・カタリナ修道院に入る決意をする。彼女は神への深い愛と隣人への奉仕にその生涯を捧げ、多くの奇跡や恩寵によって、今なお多くの人々に影響を与え続けている。
7月19日(土)15:15〜
『Yana-Wara』(2023年)
監督:オスカル・カタコラ/ティト・カタコラ
上映時間:1時間44分
(あらすじ) 13歳の孫娘ヤナ=ワラの殺害容疑で、80歳のドン・エバリストが共同体の裁きにかけられる。裁判の中で、彼女の数奇な人生と深い悲劇が明かされていく。
ブラジル&ラテンフェスティバル2025
日時:7月19日(土)、20日 (日)、11時から20時
会場:東京·代々木公園
入場無料
https://festivalbrasil.jp/ja/
ベネズエラ出身監督の新作映画『入国審査』8月1日(金)公開
原題:UPON ENTRY
監督・脚本:アレハンドロ・ロハス、フアン・セバスチャン・バスケス
出演:アルベルト・アンマン、ブルーナ・クッシ
東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほかで8月1日公開
https://movies.shochiku.co.jp/uponentry/
NYの空港で入国審査を待つ幸せなカップル。移住のビザも取得し、新天地で暮らす準備は万全だったはずが、説明もなく別室に連行され、密室での不可解な尋問が始まる。なぜ二人は止められたのか?審査官は何かを知っているのか?予想外の質問が次々と浴びせられる中、やがてある疑念が二人の間に沸き起こり…。
監督・脚本を手掛け、まさに一夜で無名のクリエイターから、今最も注目される映像作家へと転身を遂げたのは、ベネズエラ出身のアレハンドロ・ロハスとフアン・セバスチャン・バスケス。ロハス監督自身が故郷のベネズエラからスペインに移住した際に、実際に体験したことからインスピレーションを受けて本作を生み出した。第二次トランプ政権下のアメリカで、移民の強制送還や不当な逮捕が日々報道されている昨今。似たような事件が世界各国を揺るがしていて、日本人にとっても決して遠い国の話ではない。これは、“あなた”にいつでも起こりうる話。まさに危機感を持って観るべき、リアリティMAXの話題作!