イベントカレンダー - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

イベントカレンダー

10月
2
2020
ドキュメンタリー『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』
10月 2 終日

監督:田部井一真
出演:ホセ・ムヒカ/ルシア・トポランスキー
製作国:日本
配給会社:KADOKAWA
上映時間:98分

10月2日(金)より シネスイッチ銀座ほか全国公開
https://jose-mujica.com/
 2012年、リオデジャネイロで開かれた国連会議にて、現代の消費社会を痛烈に批判し、人類にとっての幸せとは何かを問うたウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ。その感動的なスピーチ動画が瞬く間に世界中で話題になったことで、田部井監督は当時ディレクターを務めていたテレビ番組で彼を取り上げることに。

 ウルグアイへ渡った田部井監督は一度も日本に訪れたことのないムヒカが、日本の歴史や文化にとても詳しく、尊敬していることに驚かされる。なぜ、ムヒカは日本のことをよく知っているのか? その後、田部井監督はその疑問の答えを突き止める為に何度もウルグアイへと渡り、大統領退任後のムヒカへの取材を重ねる。

 そして、ムヒカの言葉に心を動かされた田部井監督は多くの日本人にムヒカの言葉を聞いてほしいと願うようになり、 ムヒカも訪日を熱望。絵本の出版社の協力を得て、彼の来日が実現する…。

10月
7
2020
【再放送】桐谷健太 天空の秘境 ギアナ高地に挑む
10月 7 @ 15:00 – 16:30

【再放送】桐谷健太 天空の秘境 ギアナ高地に挑む
NHK BSプレミアム 10月7日(水) 午後3:00~午後4:30(90分)

地球上に残された最後の秘境といわれる南米「ギアナ高地」。高さ1000メートルを超える台地・テーブルマウンテンに俳優・桐谷健太さんが挑む。空から迫るのは世界最大落差を誇る滝・エンジェルフォール。黄金色に輝く川はギアナ高地の歴史を語る。そして、今回テレビカメラが初めて入った謎の洞窟。生物学者・長沼毅さんと共に漆黒の闇の中を探索、未知なる生物を発見する。桐谷健太さんがその壮大さを全身で体感する紀行番組。

https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-10-07&ch=10&eid=10507&f=etc

10月
8
2020
ベネズエラ映画祭(オンライン)
10月 8 終日

ベネズエラの映画をオンラインで視聴できる映画祭が10月に開催されます。

日時:10月8日~16日
料金:1映画 + 1 短編映画のみ視聴 300円  全作品視聴 500円

詳細は下記をご覧ください。
https://venfilmfestjapan.com/

10月
10
2020
世界ふしぎ発見! いつかは行きたい世界遺産 マチュピチュ徹底解剖
10月 10 @ 21:00 – 22:00

TBS  10月10日(土) 夜9時
https://www.tbs.co.jp/f-hakken/

10月
11
2020
美しき世界の山々「ギアナ高地(ベネズエラ)、パタゴニア(チリ)」
10月 11 @ 03:00 – 04:00

美しき世界の山々「ギアナ高地(ベネズエラ)、パタゴニア(チリ)」
NHK BS プレミアム 10月11日(日)午前3時~4時

地球最後の秘境、南米ギアナ高地には周囲から断崖絶壁で隔絶されたテーブルマウンテンが100以上点在する。その中で最大級のアウヤンテプイを横断する。固有の生き物や世界最大落差の滝エンジェルフォールなど貴重映像満載。また、氷河に覆われたパタゴニアのパイネ山群も紹介する。厳しい大地で暮らす野生動物や美しい高山植物の花々。巨大なグレイ氷河では青く輝く氷の絶景を堪能。毛刈りのシーズンを迎えた羊牧場も紹介する。

https://www4.nhk.or.jp/P4596/

生きものたちの地球「南アメリカ 水辺広がる大草原」
10月 11 @ 04:00 – 04:30

生きものたちの地球「南アメリカ 水辺広がる大草原」
NHK BS1 10月11日(日) 午前4:00~午前4:30(30分)
南アメリカ大陸のほぼ中央部に位置するパンタナール。雨季には世界最大級の湿原が広がり、乾季には見渡す限りの草原に姿を変える。草原や湿原など多様な環境は、生きものの宝庫である。雄大な自然景観と、そこに暮らす生きものたちの躍動する姿を、音楽と共にゆったりと紹介する。登場する主な動物はアメリカバク、オオアリクイ、アルマジロ、アカハナグマ、カピバラ、メガネカイマン、オオカワウソ、レアなど。
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-10-10&ch=11&eid=14058&f=etc

10月
21
2020
キューバ文化の日 映画上映『イノセンシア』
10月 21 @ 18:00 – 19:00

キューバ文化の日 映画上映『イノセンシア』
Día de la Cultura Cubana: Inocencia
キューバ文化の日を記念し、キューバ大使館のご提供により映画上映会を開催します。
日時:2020/10/21 (水)18:00
会場:インスティトゥト・セルバンテス東京

映画『イノセンシア』
アレハンドロ・ヒル監督、2018年制作、121分、キューバ、日本語字幕付
1871年11月、キューバ。
医学部の1年生たちが不当な嫌疑で収監されるが、そのうち8人だけが予期せぬ結末の犠牲者となる。
16年後、犠牲者らの友人で刑務所仲間のフェルミン・バルデスは彼らの無実を証明するため闘う。
新しい手がかりが 彼を隠された真実に導く。
実話に基づくこのストーリーは19世紀ハバナを揺るがせた事件のひとつである。

詳細・予約は下記をご覧ください。
https://dia-de-la-cultura-cubana.peatix.com/view

10月
30
2020
[再放送]プレミアムカフェ 世界で踊る アルゼンチンタンゴ
10月 30 @ 09:00 – 10:20

NHK BSプレミアム 午前9時~10時20分
「神業」と賞されるタンゴ界の巨匠カルロス・コペス。踏歴50年を越えた今も、娘のジョアンナと組んで見せる華麗で官能的なステップは、世界的なタンゴブームを巻き起こしている。タンゴ界きっての巨匠カルロス・コぺスの人生、コンテストに集う若者たちの夢を描き、男女が織りなす魅惑の世界に迫る。

https://www4.nhk.or.jp/pcafe/x/2020-10-30/10/31142/2325506/

11月
10
2020
世界ふれあい街歩き「南米の首都 チリ・サンティアゴ、ウルグアイ・モンテビデオ」
11月 10 @ 20:00 – 21:00

世界ふれあい街歩き「南米の首都 チリ・サンティアゴ、ウルグアイ・モンテビデオ」

NHK BSプレミアム 11月10日(火) 午後8時00分

南米のスイスとも呼ばれるウルグアイのモンテビオ。大河ラプラタ川沿いの街で自由にのびのびと暮らす人たちと出会う。街では、脇に魔法瓶を抱えて手にカップを持って歩く人をよく見かける。いったい何?そして、アンデスの麓に広がる大都会、チリのサンティアゴ。年間300日以上が晴れという青空いっぱいの街。笑顔も晴れやか!自分の好きなことを見つけて人生を満喫する人たちとふれあう。番組の最後に出会った人たちの近況も。

https://www4.nhk.or.jp/sekaimachi/x/2020-11-10/10/2144/2204393/

11月
11
2020
【再放送】BS世界のドキュメンタリー 選「チョリータ 女たちの南米最高峰」
11月 11 @ 23:00 – 23:50

【再放送】BS世界のドキュメンタリー 選「チョリータ 女たちの南米最高峰」

NHK BS1 11月11日(水) 午後11:00~午後11:50(50分)

ボリビア先住民の間では、アンデスの高峰は「女人禁制」とされてきた。55歳のドラは、山小屋の料理人で、夫は山岳ガイド。20代のエレナは、山への荷運びを手伝い、30代のリータは、教師としてアイマラ族の誇りを教えている。最高峰からはどんな景色が見えるのか? 氷河を超え、雪と強風が舞う標高6960メートルへ…5人の旅路に4K山岳撮影で密着。
国際共同制作:原題 Cholitas(スペイン 2018年)。

https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-11-11&ch=11&eid=02724&f=253

11月
19
2020
第17回ラテンビート映画祭(劇場&オンライン開催)
11月 19 終日

日時:11/19(木):オープニング特別上映@新宿バルト9(1回のみ)
11/20(金)〜12/13(日):オンライン上映(順次配信)

第17回目を迎えたラテンビート映画祭、今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、劇場+オンラインでの開催が決定しました。

日本全国好きな場所、好きなタイミングでラテンビート映画祭の作品をご覧いただけます。オンライン上映ではメキシコやキューバ、ベネズエラなどの社会派ドキュメンタリーのほか、東京国際映画祭との共催で良質な作品を自宅でご覧いただけます。

※支援金により一部の作品が無料で見られるクラウドファンディング実施中(10月末まで)
https://motion-gallery.net/projects/lbff2020

料金・視聴方法・作品詳細は下記をご覧ください。
http://www.lbff.jp/

【主なラテンアメリカ関連作品】

Forgotten We’ll Be  El Olvido Que Seremos
監督:フェルナンド・トルエバ/出演:ハビエル・カマラ、フアン・パブロ・ウレゴ、ニコラス・レジェス/2020年/ドラマ/コロンビア/136分
 1970年代のコロンビア・メデジン市。医師として多くの人々を分け隔てなく見守ってきたエクトルは、ある出来事をきっかけに、メデジンを牛耳る組織から執拗な嫌がらせを受けるようになる。
 コロンビアの著名な作家エクトル・アバド・ファシオリンセが、父親である医師エクトル・アバド・ゴメスの波乱の人生を綴った同名小説の映画化。
 監督は『チコとリタ』(LBFF2011)、『ふたりのアトリエ ~ある彫刻家とモデル』(LBFF2013)などで知られるスペインの巨匠フェルナンド・トルエバ。 『しあわせな人生の選択』、『「僕の戦争」を探して』(LBFF2014)、『アイム・ソー・エキサイテッド!』(LBFF2013で来日)や、Netflixの人気シリーズ『ナルコス シーズン3』に出演するなど、世界的に活躍するハビエル・カマラが、医師エクトルを演じている。[注:オープニングでの劇場上映のみ]

息子の面影 Sin Señas Particulares
監督:フェルナンダ・バラデス/出演:メルセデス・エルナンデス、ダビ・イジェスカス、フアン・ヘスス・バレラ/2020年/ドラマ/メキシコ・スペイン/95分
 辺境の地から仕事を求めて旅立った息子の安否が分からず、母親が懸命に足跡を追う。一方で、米国から強制退国となった青年は故郷を目指し、ふたりの歩みが交差する…。
 国を出る者と戻る者。それぞれの思いが交錯する「道」を舞台にした巡礼の物語。
 バラデス監督によれば本作の構想開始は2012年に遡る。国に蔓延する恐怖と矛盾を描くと同時に、荒涼とした景観を背景に詩情も盛り込まれている。一方で本作は抵抗の物語であり、人間存在に意味を見出す物語でもある。「たとえ存在すること自体がその意味であったとしても」と監督は希望を残す。長編監督1作目にして見事サン・セバスティアン映画祭オリソンテス賞を受賞した。

老人スパイ El Agente Topo
監督:マイテ・アルベルディ/2020年/ドキュメンタリー/チリ・アメリカ・ドイツ・オランダ・スペイン/84分
 探偵事務所が80歳を超えた男性の求人を出すと、妻を亡くし、新たな生きがいを探していたセルヒオが採用される。業務内容はなんと老人ホームの内偵。セルヒオはスパイとなって老人ホームに「入居」するが…。アルベルディ監督は、探偵業の取材を進めるうちに、依頼の多くがコミュニケーション不足と不信によるものだと知り、不信がはびこる社会に疑問を抱くようになったという。入居者の親族が老人ホーム内の扱いを知ろうとする依頼は多く、監督はその不毛さに失望する一方、入所者の人間関係に興味を持ち本作が生まれた。スパイとは明かさずにホームから許可を得て3か月間撮影。「鑑賞後に、親や祖父母に連絡したいと思ってもらえたら」と監督は語っている。サン・セバスティアン映画祭観客賞・最優秀ヨーロッパ賞受賞。

ビボス ―奪われた未来―  Vivos
監督:アイ・ウェイウェイ/2020年/ドキュメンタリー/ドイツ/112分
 2014年9月26日、メキシコのゲレロ州イグアラ市で起こったアヨツィナパ教員養成大学の学生43人集団失踪事件は世界に衝撃を与えた。
 中国出身のアーテイストであり社会活動家としても知られるアイ・ウェイウェイは、世界を震撼させた事件の犠牲者家族や生き残ったクラスメート、人権団体へインタビューを敢行。犠牲者家族の悼みに寄り添いながら、汚職と暴力が蔓延するメキシコ社会の闇の深さに迫っていく。

エピセントロ ~ヴォイス・フロム・ハバナ~  Epicentro
監督・ナレーション:フーベルト・ザウパー/2020年/ドキュメンタリー/オーストリア・フランス/109分
 南北アメリカの中心に位置する島国キューバは、政治的には社会主義と資本主義の争いに翻弄されてきた歴史がある。カメラは、時が止まったような古い街ハバナで暮らす人々のリアルな日常を追いながら、彼らの本音に迫っていく。巨大な国アメリカへの思いを語る子供たちの言葉や、彼らの誇りの高さが印象に残る。
 2020年のサンダンス映画祭ワールドシネマ・ドキュメンタリー部門で最優秀賞受賞。監督は米国アカデミー賞のドキュメンタリー部門ノミネートなど、数々の映画祭で高く評価された『ダーウィンの悪夢』のフーベルト・ザウパー。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ベネズエラ Once Upon a Time in Venezuela
監督:アナベル・ロドリゲス・リオス/2020年/ドキュメンタリー/ベネズエラ・イギリス・ブラジル・オーストリア/99分
 ベネズエラの北西に位置するマラカイボ湖にある小さな集落コンゴ・ミラドールは、以前は、漁業を営む村人たちでにぎわっていた。しかし近年、石油によって湖が汚染されたことで、漁業で生計を立てることが難しくなり、人々の生活は荒んでいる。村の存続のために声を上げたのは左派政権を支持する村の有力者タマラ。一方、小学校教師のナタリは、学校運営に悩みタマラと対立する。また村の美少女コンテストに出場していた少女ジョアイニも、未来への希望を持てない日々を送っていた。立場の違う女性たちの目を通して、環境破壊や国政不安により村の生活が脅かされていく過程を追った社会派ドキュメンタリー。

11月
20
2020
アメリカ・ブラジル合作映画『エイブのキッチンストーリー』
11月 20 終日

原題:ABE
監督:フェルナンド・グロスタイン・アンドラーヂ
出演:出演:ノア・シュナップ | セウ・ジョルジ
2019年/アメリカ・ブラジル
11月20日(金)より新宿シネマカリテほか日本公開
https://abe-movie.jp/ 
 ブルックリン生まれのエイブは、イスラエル系の母とパレスチナ系の父を持つ。文化や宗教の違いから対立する家族に悩まされるなか、料理を作ることが唯一の心の拠りどころだった。誰からも理解されないと感じていたある日、世界各地の味を掛け合わせて「フュージョン料理」を作るブラジル人シェフのチコと出会う。フュージョン料理を自身の複雑な背景と重ね合わせたエイブは、自分にしか作れない料理で家族を一つにしようと決意する。
 監督はブラジル人のフェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ。映画監督であり、YouTuberであり、新聞や雑誌の記者でもある彼が、自身の半生をベースに独自の視点で物語を紡ぐ。少年が料理を通じてアイデンティティーを探し出すという成長ストーリーは、多様性の時代でありながらも人々が分断されつつある世の中に向けた<希望のメッセージ>となる。